Photo:Beach Rock Village
「俺たちが自然の中にお邪魔しているんだ。」隣にいた仲間がそう言った。
ここは沖縄の森の奥の奥、大人の秘密基地「Beach Rock Village(ビーチ・ロック・ビレッジ)」。
朝日と共に目覚め、壮大な自然の中動物たちに挨拶をし、会って間もない仲間と笑顔で挨拶を交わし、夜はまるで旧友かのように、その仲間と酒を共に飲み笑い合う。
確かな「特別な時間」を作り上げたい人に、都会から離れたい人に、心からの笑いと感動と笑顔を手に入れたい人に、夢を現実にしたいという、野望を持ち抱いた君に…。
感じてほしい「時間」があるんだ。
車のナビすら探せない。知る人ぞ知るネイチャービレッジ
那覇から車で北に向かい名護市に入る。車のない私は高速バスでそこまで行き、市バスに乗り換え、「今帰仁村役場前」というバス停でおり、事前に予約していた送迎をまった。
(今では空港から直接今帰仁村役場までいくバスもあり→こちら)
「こんにちは~」と気さくに笑顔でお姉さんが車で迎えに来てくれた。
公道から私道に入り、整備されていない山道を通る。気分は某テーマパークのインディー・○ョーンズにのっているかのような気分だった。
車のナビにその場所はでないらしく、ホームページにも詳しく説明が書かれている程だった。(アクセス地図はこちら。)
芝生が見えたと思うと、下り坂へ。実はそこはもうビーチロックビレッジの中だった。
他では味わえない自然・出会い・探検へようこそ
Photo:Beach Rock Village
目の前にしたものは、私にとって、すべてが非日常の場所だった。
モンゴルかのようなテント、手作りの建物、ツリーハウス、話したこともないのに「こんにちは!」と笑顔で挨拶してくれる人々、小鳥のさえずりに夜の暗闇、満天の星空…
Photo:Beach Rock Village
アスレチックのようなツリーテラスで、皆が笑いながらピザに食らいつき、一番大きなテントからは笑い声が聞こえた。ここでは、カフェがオープンしていて、名物は手作り窯でやいたピザ。
夜はバーに変身し、沖縄県内の全48酒造所の泡盛が堪能できる。
朝になるまで、今日出会った仲間と話し合い、初めて会ったとは思えないぐらい、深い話までしてしまう。それぐらい親しみやすい、まるでここにずっといたかのような気分にしてくれた。
(メニューはこちら)
私が宿泊場所に選んだのは、白く細長いテントがこじんまりとして可愛らしいティピ。
夜は寒いかと思いきや、柔らかな寝具が体を温めてくれた。入口が小さめなので、まるで小人になったよう。
しかし中は意外と広く、柔らかな光の電球が、テントの中を神秘的に見せた。
他にも遊牧民スタイルの大きめテント「ティパ」や、ドミトリータイプのネイチャーコテージがあり、人数や希望のスタイルに合わせて選べるようだ。
(宿泊スタイル・料金等のご案内はこちら)
もう一つの顔、「劇団ビーチロック」
Photo:劇団ビーチロック
実はここ、劇の公演を定期的に行っている。近日も新たなストーリーが行われるという噂だ。
劇団ビーチロック 第5回本公演「2045年、夏、沖縄。」
★あらすじ
2015年、初夏。主人公のミキは、沖縄県立N高校の2年生。演劇部に所属している。
稽古中、大道具のタイムマシーンに乗ったら、まさか! 本当に、未来にタイムスリップしてしまった!
気がつくと、そこは、2045年、初夏。ちょうど30年後の未来にタイムスリップしてしまったのだ。なぜか、転校生として扱われることになったミキ。
謎の科学者から、情報を得る。「元の時代に戻るための【タイムホール(時空の裂け目)】はこの夏の高校演劇コンクールの優勝表彰台にのみ、発生する。」
つまり、ミキは、2045年の演劇部メンバーとともにコンクールの優勝を狙わなくてはならない。
そして、未来の演劇部が挑む演目とは『1945年、沖縄』。つまり沖縄戦をテーマにした演劇なのだが・・・
無事、ミキは2015年に帰れるのだろうか!?そして・・・「時代を超えて、私たちは何をつなげるのだろうか?」
(文章抜粋:劇団ビーチロック)
会場:ビーチロックビレッジ
2015年7月4日(土)、7月7日(火)、7月8日(水)
7月11日(土)、7月12日(日)
また、自給自足体験キャンプなど、年間を通し、他では味わえない経験ができるビーチロックビレッジ。
「大人の基地がここにあったんだ。しがらみから抜け出せる方法があったんだ。夢を叶える場所があったんだ。」いってみなければ始まらない。森の中の秘密基地へようこそ。