こんにちは、COOのえいぶです。
Stevenは陽気なイギリス人。
来るや否や、 「足が痛い」 と言っています。
足をひきずりながら大荷物をもってやってきました。確かに、足を見せてもらうと大きく腫れています。
「休んだほうがいいんじゃないか?」
と聞くと…
「いや、だめだ、今日はTOKYOのMandarinにいくんだ!そしてそこに行くための服も買わなきゃならない!俺は忙しいんだ!」
「昨日もHAKONEでcuteなインドネシア人のGalに会ってね、Greatな夜だったよ!」 「これまでもNAGASAKI、HIROSHIMA、MIYAJIMA…(中略)…にnon-stopで行ったよ!とても忙しかったぜ!」
と言います。
うん、せっかくの旅行、気持ちはわかります。
そして彼はひとり、足をひきずりながら出て行きました。
夜12時ごろかえってきた彼に
「どうだった?」
と聞くと、
「Fantasticだったぜ・・・」
と恍惚の表情を浮かべます。
マンダリンホテルのレストランで16品のコースディナーを食べたそう。写真を見せてくれて、自慢げにひとつひとつ解説してくれます。 そして
「聞いてくれ、今日俺は誕生日なんだ」
とニヒルな笑顔を浮かべるSteven。
「本当に?おめでとう!!」
ととりあえずお祝いをした。 でもやっぱり足がいたそうです。
「明日はゆっくり休んだほうがいいよ」
ととりあえずアイスノンを渡しました。
「いや、だめだ。」
「俺は明日、SHIBUYAとHARAJUKUとROPPONGIのUENOに観光にいくんだ。いかなければならない。俺は忙しいんだ!」
「さらに俺はイギリスに明日夜の飛行機で帰国する。帰ったら3日間死ぬ気で仕事をする。中国の上客たちが俺を待っている(彼は銀行員らしい)。そしてその後俺は一週間SPAINに行くんだ!」
「まったくツイてない!Fairじゃないぜ、今日は誕生日だってのに足は痛くなる一方だ!」
そして彼は眠りにつきました。
朝8時、オシャンティーなBGMで目覚め、鼻歌まじりで
「じゃ、いってくるぜ!まずはSHIBUYAだ!」
と意気揚々と重い荷物を背負い、出て行きました。
でもやっぱり足は痛そうでした。
グッドラック!Steven!