フィレンツェの薬局と言えば、1612年創業サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局が世界的に有名ですね。しかし、フィレンツェの歴史は古く、古い薬局は他にもあります。今回紹介するサンティッシマアンヌンツィアータ薬局は1561年創業! 宗教と医療は古くから密接な役割を持っていました。お値段も手頃でオススメな物がいっぱいあります。
(注:記載価格は2017年1月のものです)
意外と狭いシンプルなお店
フィレンツェ大聖堂の裏手から伸びるセルヴィ通りにある薬局は、あまり目立たないものの、なんと500年近い歴史があります。1400年代の建物の中にあり、お店自体もそんなに大きくなく、なんとなく入りにくい雰囲気かもしれません。
ウィンドウには色々な商品が飾られているので、入る前に見ておきましょう。
商品は決して派手なものではありませんが、上品なものばかり。販売する台や棚などの調度品も芸術的で歴史を感じさせます。
基本は白黒デザインがトレードマーク
お手頃価格の女性向けのお土産品をチョイスしてみました。軽くてお土産になりそうなものばかりです。
左から時計回りに、綺麗な色の袋が選べるメダル陶器(12€)良い香りがして引き出しやタンスに入れて使います。メダルの表面にはロゴの浮き彫りが施されていて、フィレンツェっぽいです。
女性男性どちらでも喜ばれそうなリップバーム(6€)。箱入りプロポリスのUVリップバーム(12€)は、チューブ状になっており、先からクリームが出る仕組みです。
ローズ、ラベンダー、マルシリアなど綺麗な色と種類が沢山揃っているソープ(各6€)。
使っているうちに甘い色に変わりそうな薬局のロゴ入り皮製のキーホルダー(9€)。
ワキガ対策に奇妙な石?
男性向けのお土産もチョイスしてみました。
奥から時計回りに、アルーメディロッカ(ミョウバン)ケース入り、ケースなし(各8€)。
イタリアの男性は、髭が濃い人が多いので、電気シェーバーではなく、シェービングフォームやジェルを使ってお手入れします。カミソリで思わず切ってしまったときなどに使うのが、こちらのミョウバン。あっという間に止血します。
ケースなしは一見水晶の塊みたいですね。円筒状プラスチックケースに入っているものと、ケースなしが同じ値段です。
アルーメディロッカは、他にも体臭予防として使われていて、脇などに塗ります。半永久的になくならないので、コスパが凄そう。黒いソープ(12.5€)、丸いアラガンソープ(9.5€)
スキンケア類も豊富です
今回は、お土産になりそうなものを紹介しましたが、こちらの薬局のメインは主にスキンケア類です。
お店の方に人気の商品を紹介してもらいました。
奥から時計回りに、拭き取りや保湿に使うアルコールフリーのローズ化粧水(16€)。ハンドクリーム(19€)。スーパーモイスチャークリーム(大42€、小32€)は特に売れてる商品だそうです!
スキンケア系以外にも
シンプルで上品なグッズ。ショッピングバッグとしても、サブバッグとしても使えそうなロゴ入りキャンパス地オリジナルバッグ(9.5€)、キャンパス地ポーチ(各8.5€)。
日本語カタログあります!
店内には、以前はなかった各国語のカタログと価格表がありました。参考にしながらお買い物できます。
いかがでしたか? ちょっと変わったお土産を探したい方は、のぞいてみると良いかもしれません。実際に行ってみると、なにを買ったら良いのか戸惑ってしまうお店なので、貰って嬉しい、お財布にも優しいものをチョイスしました。こうした古い歴史に触れるお土産が買えるのは、イタリアならではかもしれませんね。大聖堂に近いので行きやすいです。お昼休み時間(13:00~15:30)がありますので注意して下さいね。