2017年2月2日~2月5日に開催される、サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)2017@東京。
ショコラアドバイザーの筆者も早速参戦!
今年も大興奮だったサロショ。ハァハァ。だって、17か国約100ブランドですよ。記事が短くできないです……虹色のラインのテーマの気になる所だけ読んで下さい。少しでも参考になったら嬉しいです。はい、皆さん、勝負の4日間の幕開けですよ~!!
▲鎧塚シェフ
まずは、今回から会場が変更になります!
東京国際フォーラムホールEです。有楽町駅すぐ、東京駅・二重橋前駅・日比谷駅・銀座駅からも徒歩圏内と便利です。私は確認し忘れてしまいましたが、館内放送によると伊勢丹や三越からのシャトルバスもあるそうです。
話は戻って、なぜフォーラムなのか? やはりサイズ感の問題が大きいようです。
「ゆっくり、広いスペースで楽しんでもらいたい」という想いから、昨年の1.5倍のこちらへ移動になったそうです。
さらに、ここはイベントインターナショナルの方が会場として初めて使用した、思い出の場所なんだそうです。
「最初に愛が生まれた場所に戻って来られて嬉しい」とお話しされる通り、どんな原点回帰となるのでしょうか?
15回目のテーマは「LaLaLa ChocoLat! あなたと、ショコラと、人生と。」です!
15回目の今回、アニバーサリーの思い出が欲しくて、1時間位並んだでしょうか?
私……初めてセレクションボックスを購入しちゃいました。その名も「ショコラな人々」。15回目の記念イヤーとして、今年のテーマともぴったりな、サロン・デュ・ショコラの「顔」が描かれたスペシャルBOXだったんです!
日本人だと、パティシエ エス コヤマが入っていました。日本のファンが多いジャン=ポール・エヴァン、アンリ・ルルーなど、さすが誰もが知る15人のお顔です。
カタログを見た時点で「ラララ~」と歌ってしまいましたが、本物を見た途端、更に1オクターブ高い「ラララ~」が出てしまいました! この「顔」、結構似てるんですよ! も~これはこれは大興奮です!
奮発して買ってはみたものの、食べられるか不安です。本当は、今、食べて詳細を書くべきなんでしょうけれど、もう少し眺めさせて下さい!
しかも筆者の愛しのフィリップ・ベル様……似てるレベルもトップ3に入るかと!! 食べられないです!! 永久保存になる事を恐れ、缶バッチも購入しました。
ちなみに、セレクションボックスは、4種類あるようです。専用ブースでの販売となるのでご注意下さいね。また、毎年、かなり早い段階で売り切れているイメージです。私の個人的見解ですが今年は更に早いと思います!
日にち毎でなく、一気に出して完売→販売終了なので、時間との勝負です。フルールの可愛さは、男性から女性への逆バレンタインにおすすめです。
混み具合は、サロン・デュ・ショコラ公式Twitterアカウントでチェック!
公式Twitterが、混雑状況について結構細かくつぶやいてくれている模様。とても便利です。会場入りまでの時間なので、入ってからの待ち時間はそれぞれになりますが、それがわかるだけでも予定は立てやすいのではないでしょうか?
実際、この日はフィリップ・ベルやオリヴィエ・ヴィダル、パスカル・ル・ガックが去年同様の大行列で、最後尾のスタッフさんの予想だと1~2時間待ちとのことでした。ただ、行くタイミングによっても異なるでしょう。公式サイトの出店ブランド一覧を読んでいれば、待ち時間なんてあっという間です!
初出展のブランドをチェック!
15回目の今回は、約20ブランドが新登場!
中でも、フランソワ・ジメネーズが断トツ人気に見えました。たまたま現地で会った菓子研究家の子が「お手頃なBOXはすぐに完売したよ」と教えてくれて、聞きに行ったところ午前には完売した模様。確かにコスパに驚愕です! 16個2,916円って、聞いたことのない安さです!
また、「川の流れのように」というショコラが話題の、フランスのニコラ・ベルナルデにも注目が集まっていました。彼は2004年にM.O.F.を取得しています。
私の注目は、メルセデス ショコラトリー!
こちらのショコラは、フィンランドの食材とベネズエラのカカオという異文化の掛け合わせなんです。シーバックソンという珍しい果物のプラリネ!
ベロ&アンジェリもご覧あれ
私が特に気になったのは、ベロ&アンジェリの方が手に持ってくださったボンボンの上段の真ん中。綺麗じゃないですか? こういう細工って意外と見ないな~と見とれちゃいました。
ここでしか出会えない食べ歩きも醍醐味!
場内で食べ歩きできるものが今年は比較的多かったように思います! 今回私が出会えたふたつをご紹介します。
セバスチャン・ブイエのビービービー
トロペジェンヌのショコラ版。中のクルスティアンジャンドゥージャが良いアクセントで食べて良かった。美味しかった!
ジャン=ポール・エヴァン×クリスティーヌ・フェルベールのクッサン ダムール
大行列で迷いましたが、ちょうどカタログを読みたいタイミングだったので並びました。私が並んだ時は35分位だったのですが、その後はもっと列が伸びていましたね。その場で焼くから時間がかかるみたいです。けれど、匂いに負けてしまいます。
その他、フレデリック・カッセルのミルフイユ・フィンガー、エリタージュのカカオフェルメントジュース、ブボ バルセロナのジャンドゥージャ ラビオロなどを狙っていましたが、行列につき、後日に回しました。
エリタージュの、職業訓練学校内にカカオ発酵施設を開設しているというサスティナビリティーを考えた活動や想いも聞きたかったのですが……。また、森のキャビアとも言われるフィンガーライムとパルプの相乗効果が気になっていた、トーキョーチョコレートのカカオパルプスムージーは、純粋に忘れてしまいました。
サロン・デュ・ショコラ東京への参加が10回目のヨシノリ・アサミのショコラは絶対に食べる!と思っていたのですが、列を見て断念。昨年のサロショで改めて惚れ直したんですが、今年は時間との勝負で色々悶々としていました。
列で見えませんでしたが、カタログによるとアップルパイ×ビターや定番のミルクチョコレート×アールグレイがあるみたいです。私のおすすめはクプアスですが、日替わりでカカオ産地の異なるアイスが登場するらしく!! ショコラで世界旅行は今や当たり前ですが、ショコラアイスで世界旅行ができる時代が来た、だなんて、涙ですよ。
逆バレンタインはこれで決まり、胸キュンシリーズ!
逆バレンタインを狙っていらっしゃる方に朗報です! 今年も選び放題です! ただし、当然ながら売り切れ御免です。また、今年のものを口にしたわけではないのですが、どこも私的にど定番で、「見た目」重視、その中でも「可愛さ」に着目したものをご紹介します!
セバスチャン・ブイエのショコラ ア マキエ セットでもっと可愛い私にして!
昨年、私が狙っていた色はすぐに売り切れでしたので、売り切れにご注意下さい。とは言え、たまたまかもしれませんが、今年の列は短め。なんで? ルージュもコンパクトも可愛さは悶絶級ですよ!
ブボ バルセロナのブレイクマイハートで私の心をぶっ壊して!
これを渡されたら、瞬間的に恋します。赤いハートのチョコレートをハンマーで割ると、中から小さなハートのボンボンが飛び出してくる遊び心、一緒に楽しめますよ!
ジャン=シャルル・ロシューのクール デュランゴで私を奪って!
ハートのホワイトチョコは、とっても細やかなバラ。あぁ美しい。サイドのボンボンはキャラメリゼしたヘーゼルナッツって、も~味覚まで奪われちゃう~!
まとめ
事前準備から勝負ですよ!!
①公式サイトで買いたいブランドをチェック。地図を見ておき、売り切れそうなお店から回りましょう。絶対に買いたいものがある方は、「早く」が鍵でしかないです。
②ペタンコ靴で動きやすく。上着もかさばらない様に。筆者は毎年、折りたためるダウンをかばんに潜め、薄手のコートで過ごしています。更に両手をあけるため、リュックで行っています。
③カメラ。大好きなショコラティエさんが一緒に撮ってくださる貴重な機会です。見つけたその時がチャンス! 再び訪れてもいないことが多々あるので、後悔のないように。
④お金だろうがカードだろうが、気づけばすぐに予算を上回るので多めに用意しましょう。
⑤常温の水。テイスティングは無いに等しいですが、お口直しは必須です。
⑥ショコラ以外で買うなら、ワイルドカカオショコラセパレーターがお勧めです。あの「マツコの知らない世界」でも取り上げられた、ショコラを簡単に綺麗に切れるツールが、ル・ショコラ・ドゥ・アッシュにあります。これがあればサロショで買ったショコラを帰宅後により一層堪能できること間違いありません!
⑦保冷バックは持参した方が良いですね。
気になるブランド情報は、カタログや公式サイトをチェックしてください。ラララなショコラに出会えますように。
2017年2月2日(木)~2月5日(日)午前10時~午後8時
東京国際フォーラム ホールE
公式HPはこちら
その他、京都・福岡・大阪・名古屋・仙台・札幌でも開催。