スペインというと太陽の海岸リゾート、フラメンコ、闘牛、白壁の街……などのイメージがあると思いますが、これは全て南スペインのイメージ。
実は北スペインは全く違う景色と歴史を持ち、同じ国とは思えないほど!
「グリーンスペイン」と呼ばれ、緑が多く、山と海の景色、そしてキリスト教文化が根強く残り、その代表とされるのが聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラに続く巡礼の道です!
今回は巡礼の道の一区間を歩いてみました!
今回、紹介するのは約4kmの一区間
今回ご紹介するのはMelideからArzuaまでの一区間。約4kmです。
早い方だと1時間もあれば歩けてしまう区間で一番歩きやすい区間でもあります。ちょっと体験するにはベストな区間といえます。
森林浴を楽しみながら歩こう
道はこのような土の道なので足にも優しい。
そして何よりもこの緑!! 森林浴を楽しみながら歩くことができます。
時にはこのような小川を渡り……
のどかな牧草地帯を横目で見ながら……
喉が渇いたら水飲み場もちゃんとありますよ!
こちらはガリシア地方独特の穀物などを保管しておく倉庫。
迷子の心配はいりません
基本的に一本道で迷いません。さらに木に黄色い矢印もあり安心です。
もしくはこのような道しるべとなる石碑もあります。
1992年に巡礼の道は世界遺産に登録されているので、巡礼の道の整備はきちんとされています。
いろんな楽しみ方があります
時々、このように果物やチーズの販売もあります。
無人の場合が多いのですが、お金を横にある籠に入れてスタミナ補給をしていきましょう!
様々な国籍の人が巡礼の道を歩いています。
この方は靴下を干しながら歩いています! 頭いい!!
巡礼者の人との会話も楽しいですよ。
すれ違ったりしたら笑顔で挨拶! これが基本です。
ホタテ貝をつけて歩こう
巡礼者の3種の神器は水を入れるひょうたん(水筒)、杖、そして聖ヤコブのシンボルマークでもあるホタテ貝。
この方もリュックサックにつけていますね。
巡礼の街のいたるところで売られているので歩く前にぜひ1つ買っておきましょう!
こんな素敵なホタテ貝もあります!
区間を決めて巡礼しよう!
巡礼の道は総距離1,000km以上あるので、全部を走破するのはなかなか難しいですよね。最低でも1カ月はかかります。
中には木もない炎天下を歩かないといけなかったり、勾配のある坂道が続いたりと状況も様々。
今回ご紹介した区間は、木立もあり比較的平坦なのでウォーキング感覚で楽しむことができます。
旅の途中で楽しむのであれば区間を決めて少しづつ歩いていくというやり方がお薦めです!