オーロラ、温泉、そして雄大な大自然。もう一度訪れたい国アイスランド
アイスランド

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特別企画「tripro VOICE アイスランドWEEK」
アイスランド総合研究所の企画「アイスランドに関する記事募集」でご応募いただいた記事のうち、「特別賞」「優秀賞」に輝いた記事を掲載しています。
今回の記事は「優秀賞」に輝いた、ユカさんによる「オーロラ、温泉、そして雄大な大自然。もう一度訪れたい国アイスランド」です。


私がアイスランドを好きになったのは今年の冬、友人と行った旅行がきっかけです。
死ぬまでに一度はオーロラを見てみたい!と、ツアーに申し込み、アイスランドに飛び立ちました。
成田からヒースロー空港まで12時間、そこから更に3時間。決して近くはないけれど、近づくにつれ、ドキドキで胸が高鳴ります。時差と長時間のエコノミー席で眠い筈なのに興奮で全く眠れません。疲れも苦にならないほどの期待と高揚感でいっぱいの飛行機の中、深夜のアイスランド航空の飛行機内で歓声が湧きました。なんと窓の外にオーロラが現れたのです!

緑色のカーテンがふよふよ漂っており、なんとも幻想的。これを見るためにはるばるやって来たと思うと感動で胸がいっぱいになりました。初日にして見られるなんて幸先の良いスタート!しかし、今にして思うとこの時が一番はっきり見えたオーロラだったのかも…。

※写真1

翌日はブルーラグーンへ。朝10時頃だったにもかかわらず、辺りはまだ薄ぼんやりとしていて日が登りきっておらず、深い葵がかかった空、スカイブルーの温泉、白い湯気。幻想的な色に染まった光景が目の前いっぱいに広がった様は、なんとも神秘的で、きっと一生忘れることが出来ません。
そして、何よりも印象的だったのは、ブルーラグーンではどこの国の方たちも、皆笑顔だったこと。老若男女、誰もがにこにこ楽しそうに泥を顔に塗っている光景はとても楽しくておかしくて、言葉は通じなくてもこの魅力は世界共通であり、こんなに素敵な時間を様々な国の方達と共有出来たことはかけがえのない思い出です。

夜はもちろんオーロラハンティング。が、なかなか思うようにオーロラは現れてくれません…。オーロラなのか雲なのか?その違いが非常に難しく、目を凝らして空を見つめますが小さいのが現れたり雲に隠れたり。
アイスランドの天気は変わりやすいから絶対に見られるはず!と希望を持ち、場所を変えバスで移動し、でも諦めきれなくて粘りに粘り。諦めかけたバスでの帰り道、待ち焦がれたオーロラ出現。一生懸命カメラに収めようとするもの全くと言っていいほど写りません。もうこれはアイスランドに行った人だけの特権だと、この目にしっかり焼き付けてきました。

※写真2

ゴールデンサークルツアー。
まずは間欠泉へ。ガイドさんから話を聞きながら吹き出てくるのを今か今かと待ち続けます。ぼこぼこ湧いているけれどいつ噴出すか全く分かりません。カメラをスタンバイしたり降ろしたり…。すると、いきなりぶしゃー!!写真で見た通り、けれど想像以上の勢いに、ビックリして思わず友人と叫んでしまいました。
地球の割れ目ギャウ。このプレートの反対側が日本に繋がっているなんてとても不思議です。ここもまた自然が素晴らしく美しく、360度どこを見回しても素敵で絵になります。そして、風にたなびくアイスランド国旗。改めて異国の地に来ているんだと実感。素敵な経験でした。

※写真3

グトルフォスの滝へ。滝へ続く道は凍っていて少し怖くて。でも滝を目の当たりにしてあまりの絶景に言葉を失いました。飲み込まれそうなほど大きな滝が凍り、けたたましい轟音。初めて見る光景に圧巻されてしまいました。

※写真4

レイキャビク市内観光。
可愛らしいレイキャビクの街では、アイスランドの方たちの優しさに触れることができました。親切に案内をしてくれたタクシー運転手さん。話しかけるとちょっと照れながらもニコニコ笑顔の子供たち。道を尋ねると親切に教えてくれたお兄さんに、気さくな店員さん。
ガイドさんに大きな犯罪は3年に一度あるかないか、と言う話を聞いて納得しました。人々が本当に暖かく親切です。
レイキャビクの街で一番好きなのはハットルグリムス教会。外観は派手ではないけれど、快晴の空の青さにそびえ立つ教会はどこか近代的で、厳かな雰囲気。今までに見たどの教会とも違う出で立ちです。
何より好きなのが、展望台から見たレイキャビクの街並みです。おもちゃ箱をひっくり返したような、可愛らしい色合いと規則正しく並んだ家々。その奥に見える海に山々。街を一望すると、日本からは遥か遠いレイキャビクの方たちの日常をなんだか垣間見たような気がして不思議な気持ちになりました。

自然も素敵なアイスランドですが、食事も魅力的です。ラムに、サーモンに、塩っけのあるスープ。特に私が気に入ったのが乳製品。中でもバターは逸品です。バターをパンにつけただけなのにこんなに美味しいの?と思うくらいの絶妙な塩加減。同じツアーの方たちにスーパーに売ってたよ!と教えてもらい、お土産に沢山買って帰りました。渡したバターは両親も大変喜んでくれました。

一回で魅了されたアイスランド。
何よりも大好きなのは、空の色です。時に深く重く、時に軽やかで暖かく、澄んでいたり濁っていたり、ころころ変わる空はなんとも幻想的。
アイスランドを訪れたことは一生の思い出であり、この上もなく美しい風景を自分の目で見ることが出来、空気を感じることが出来た事、幸せに思います。
大好きなアイスランドをもっともっと沢山の人に知ってもらいたい。そのためにも是非ガイドブックを出版していただけたら…。遠いけれど、もっと気軽に身近に感じてもらえたら、本当に素晴らしいと思います。
もし、また機会があれば、今度は夏のアイスランドを訪れてみたいです。きっと冬とはまた違う顔を見せてくれるであろう、白夜の国を体験してみたいです。
優しく雄大で美しいアイスランド、大好きです。

※写真5

2014.9月 ユカ

アイスランドのことが気になってしまったあなたへ!
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