アークレイリ発・雪と絶景の日帰りツアー体験記&アイスランド人の素敵な人柄
アイスランド

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特別企画「tripro VOICE アイスランドWEEK」
アイスランド総合研究所の企画「アイスランドに関する記事募集」でご応募いただいた記事のうち、「特別賞」「優秀賞」に輝いた記事を掲載しています。
今回の記事は「優秀賞」に輝いた、tarlsefniさんによる「アークレイリ発・雪と絶景の日帰りツアー体験記&アイスランド人の素敵な人柄」です。


アイスランド観光と言えばゴールデンサークルツアーが定番ですが、今回僕は、2010年3月初頭、まだまだ雪の残る時期に北部の都市アークレイリ発の日帰りツアーに参加した時のことを書きます。
なにぶん4年半前のことなので、記憶と実際の行程、それに現在の行程とも違いはあるかもしれませんがご了承ください。

まず今回参加したツアーは、アークレイリのバス会社、SBA社の主催する”Lake Myvatn Winter Excursion”ツアーです。
http://www.sba.is/en/sightseeing-tours/lake-myvatn-winter-tour

確かSBA社のターミナルに集合だったと思うのですが、一組レイキャヴィクから参加したお客さんもおり、アークレイリの空港で乗り降りしていました。

早速ツアーの体験記に入ります。当日朝早くに指定の場所に集合、こちらの車に乗り込みました。

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この日の参加者は僕を含めて5か国から8名だったのですが、最初に着いたのは僕。
ガイド兼ドライバーのおじさんに、「このツアーに参加した理由は何だい?」と聞かれ、
「今回がアイスランドは二回目、前はレイキャヴィクから出なかったんで今回は違うところを回りたかったから」と答えたら「グッドアイデアだね」と言われました。

アークレイリはエイヤフィヨルズルというフィヨルドの奥にある街です。出発して街を少し回った後、全体を撮影するために対岸で停車してくれました。

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その後は雪に囲まれた道をしばらく進みます。
また、アイスランドではこの様に馬が放されている風景をよく見かけます。

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「神の滝」という名のゴーザフォスの滝。かなり凍っている部分があります。

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ミーヴァトン湖の一部。「蚊の湖」という名前の通り蚊とそれを食べる水鳥、それに大きなマリモで有名です。今回回った場所の大半はこの湖の周辺に位置します。また、湖底から湧き水が出ている箇所があり、そこから水に流れが生じているところは凍りにくいそうです。

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溶岩地帯ディムボルギル。奇妙な形をした岩がたくさん並びます。

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溶岩洞穴の中の温泉グリョータギャウ。残念ながら(?)入るには熱すぎるとのことですが、以前ガイドさんは雪を投げ込んで入ったことがあると話していました。真偽は不明です(笑)。

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ナウマフィヤットルの地熱地帯に立ち寄りました。湯気が多く、硫黄のにおいもかなりします。残念ながら今回食べる機会はありませんでしたが、地熱を利用したパン作りでも有名です。

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クラプラの地熱発電所。手前の建物は冷却塔です。今回は近寄るだけでしたが、奥の建物にあるタービンは三菱電機製との説明がありました。

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楽しみにしていたミーヴァトン・ネイチャーバス。水着はその場で借りることが出来ます。我々しかいなかったこともありとてもリラックス出来ました。

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この後はところどころでガイドさんの解説もありつつ、基本まっすぐ街まで戻りました。アークレイリに戻った後は、一人のお客さんの呼びかけでツアーに参加した者同士でカフェで雑談。なぜか日本語では文字をどんだけ使うんだという話にもなり、拙い英語でどうにか説明した記憶があります。

また、ガイドさん(この道25年)がとても良かったねという話にもなったのですが、道中の(聞き取れた)言葉で印象に残ったものを最後にいくつか挙げます。

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「様々な事柄についての基本知識を押さえ、スパイスを交える。スパイスは毎日変える」ガイドとしてのトークについて。

「アイスランドは治安が良く、このアークレイリも平和。だから警察署の電気が全て付くことは滅多になく、明かりの付いている部屋でも中では皆大抵コーヒーを飲んでいる(笑)」アークレイリの警察署の前を通った時。

「この時期日本人を案内するのは週に一度もない。来る時も一度に一人か二人。ただ夏には団体を連れていくこともある」日本人はどのくらい来るかという僕からの質問に。

「アイスランド人は自分たちの言葉に誇りを持っている」前後の会話は忘れてしまいましたが、言語についての話題だったことは確かです。

「このツアーはもう2,000回以上回ったが、自然は毎日違った表情を見せてくれる」毎日同じところを回って飽きないのかと聞かれて。

以上から、多少なりともガイドさんの人柄がうかがえると思います。個人的な印象ですが、こうした人の良さは彼に限ったことではなく、多くのアイスランド人に共通するところでしょう。こうした人々の人柄、居心地の良さが、人々がアイスランドに惹かれる欠かせない一つの要素なのではとも思います。

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