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    暖かくて温かい、美味しくて、美しい
    アイスランド

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    特別企画「tripro VOICE アイスランドWEEK」
    アイスランド総合研究所の企画「アイスランドに関する記事募集」でご応募いただいた記事のうち、「特別賞」「優秀賞」に輝いた記事を掲載しています。
    今回の記事は「優秀賞」に輝いた、dpcaさんによる「暖かくて温かい、美味しくて、美しい」です。


    「暖かくて温かい、美味しくて、美しい」


    皆さまは日本の47都道府県のキャッチコピーをご存知でしょうか。
    「試される大地 北海道」、「風景さえ美味しいおいの新潟」、「佐賀を探そう」、
    そして私の住む宮崎県では「太陽と緑の国」などそれぞれの県を象徴するキャッチコピーとなっています。
    では、「暖かくて温かい、美味しくて、美しい」とはある国のキャッチコピーですが、それはどこしょうか?

    このキャッチコピーからはイメージしづらいかもしれませんが、これは「アイスランド」という国のキャッチコピーです。
    このアイスランドという国は日本人にはあまり馴染みのない国かもしれませんが、実は多くの共通点を持っている国です。
    そんなアイスランドの魅力についてこれから私が紹介していきたいと思います。

    Icelandってどんな国?

    アイスランドはイギリスの北西、グリーンランドの東に位置する島国です。
    地図から見ても分かる通り、同じ緯度にある国はロシアやカナダ、ノルウェーなどそうそうたる顔ぶれです。

    地図1

    地図2

    人口は32万人で新宿区と同程度で、面積は韓国と同じくらいしかありません。
    首都はレイキャビク、言語はアイスランド語ですが、英語やデンマーク語も通じます。
    日本との時差は9時間(サマータイムは8時間)、通貨であるアイスランド・クローナは日本円より少し安い程度です。
    他の北欧諸国と同様にカード社会が発達しているため、現金はあまり必要ありません。
    そして日本を含め世界で13カ国しかない水道水が飲める国の一つで、お湯用の蛇口からはなんと温泉が出てきます。
    そんな美味しい水を使っているため食事は非常に美味しく、島国らしく特にニシンなどの魚料理がおすすめです。

    Icelandの気候

    このような北の島に初めて移住しようとしたノルウェー人フロキはあまりの寒さに移住を断念し、去りゆく間際にフィヨルドに詰まった氷を見ながら恨めしそうこの島を「アイスランド」と名づけたといいます。

    余談ですがその100年後、殺人事件によりアイスランドを追放されたヴァイキングの赤毛のエリックは新天地を発見します。
    その島はアイスランドよりも更に過酷な条件にある島ですが、入植者に対するイメージアップのために、その島を「グリーンランド」と名づけました。
    そのおかげで入植者も増えたそうです。

    そんなアイスランドですが、実は意外と暖かいのです!
    首都レイキャビクでの8月の平均気温は10度を少し上回る程度ですが、2月の平均気温は-1.3℃と札幌よりも暖かいのです!
    その理由は、南西部から流れてくる暖流の影響や、アイスランド自体がここ1000年で150回近く噴火している火山地帯にあるということです。
    2010年にエイヤフィヤトラヨークトルという氷河付近で大噴火が起き、ヨーロッパの飛行機がほとんど飛べなくなるといった混乱があったのも記憶に新しいですね。
    そして最近はバルダルブンガ火山が活発な活動を始めたということで、現地では警戒が続いています。

    Icelandの観光

    アイスランドは治安のいい国ランキングで3年連続1位、また幸福度指数や平均寿命などでも
    第4位となっており、人も気さく、親切で安心して観光できる国となっています。
    そんなアイスランドを観光するときには手軽に楽しめる現地ツアー、エクスカーションが魅力的です。
    首都レイキャビク発着の日帰りツアーだけでも100種類以上あり、
    そのほとんどが参加者一人でも催行され、現地、ネット、ホテルなどで各所で予約でき、
    またホテルまでの送迎付きと利便性のよいものになっています。

    ただし、時期や曜日によって開催されるツアーが異なるので、事前にチェックしていきましょう。
    それではこれらのツアーで行ける観光地のほんの一部ですが、ご紹介したいと思います。

    Golden Circle

    ゴールデン・サークルは首都レイキャビクから北東に50km程度の場所にある、
    世界遺産を含んだ珍しい観光スポットが集中した地域で、様々なツアーも出ています。

    少女に守られた黄金の滝と呼ばれるグトルフォス。

    写真3

    地表に湧きでた温泉水が、数分に一度吹き上がり巨大な温水柱を作る間欠泉ストロックル。

    写真4

    世界最古の民主議会が開かれたというシンクヴェトリル国立公園。

    写真1

    写真2

    ちなみにこの写真、手前がユーラシアプレート、奥が北アメリカプレートとなっており、その間の湖はプレートの境目となっているのです!

    アイスランドはユーラシアプレートと北アメリカプレートの境目に位置し、そのプレートの境目が地表に現れているという世界でも珍しい場所です。
    出てきたプレートの間近を歩いたり、境目に飛び込んでシュノーケリングや、ダイビングを楽しむことが出来ます。

    写真5

    写真6

    ちなみに、アイスランドから生まれた両プレートは、地球の反対側日本で再びぶつかり、沈んでいきます。
    その場所がフォッサマグナというものですね。

    Blue Lagoon

    写真7

    さて、これは何の写真でしょう。
    湖でも天然のスケート場でもありません。
    これ、実はブルーラグーンと呼ばれる世界最大の温泉なのです。
    首都レイキャビクの南西部、レイキャネス半島にあり、隣にある地熱発電所で利用された温水が溜まって池となったものです。
    競泳用の50mプール4つ分もの広さがあるため、一周するのに十数分もかかってしまいます。
    温度は場所によって差は大きいですが、全般的に日本の温泉よりも低く設定され、サウナもあるので一日中楽しむことができます。
    足元には泥があり、これを顔に塗ることで泥パックをすることができます。
    私も泥パックを試してみましたが、効果は抜群で、生まれて一番お肌がすべすべになりました。
    また、温泉の中には売店もあり、ジュースやお酒、アイスなどを販売しています。アイスランドの露天風呂で食べるアイスもまた乙なものですね。

    Northern Lights

    ノーザンライト、これはオーロラのことで、アイスランドを含む緯度60~70度にあるオーロラベルトと呼ばれるオーロラがよく見られるドーナツ状の地域に位置する場所で観測することができます。
    カナダのイエローナイフやアラスカ、スウェーデンのキルナなどがオーロラの名所として有名ですが、他の場所よりも暖かく、アクセスの良い場所でオーロラが見られるのもアイスランドの魅力です。
    先ほど紹介したブルーラグーンで温泉に浸かりながら見たり、条件さえ揃えば市内からも見ることができます。
    市内からのツアーでは、晴れた条件のよい箇所を探して連れて行ってくれます。

    写真8

    見られるのは3日に1日程度ですが、事前にオーロラ予報などを利用して見る確率が高めましょう。
    もし見られなかった場合には代金は返却されますし、ありえないくらいの星空も楽しめます。

    オーロラを観測しにいく際は、いくら他の場所より暖かいとはいっても氷点下近くの気温となるため、しっかりと防寒対策はしていきましょう。

    ここまでいくつかツアーを紹介しましたが、アイスランドはこのような観光スポットだけではなく、アクティビティも充実しています。
    スノーモービル、氷河トレッキング、アイスクライミング、地底探検など他ではなかなか味わえないアイスランドならではの体験が出来ますし、夏は内陸部の高地地帯で大自然を堪能することもできます。

    暖かくて温かい、美味しくて、美しい
    ということで一見よく分からないアイスランドのキャッチコピーは意外と暖かくて人が温かい、空気や水、食事が美味しくて大自然が美しいというアイスランドを象徴したものでした。
    ぜひ一度行ってみてはいかがでしょう。
    Takk Fyrir!

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