大阪・関西万博2025。筆者も体験する予定でいたイギリスパビリオンの伝統のアフタヌーンティーですが、「楽しみにしていたのに、残念な内容だった」という複数の感想がSNSで大規模拡散。日本人のアフタヌーンティー愛と、制限のある中でサービスを提供せざるを得ないパビリオン側の事情の間で起こった出来事ですが、その後どうなったのか、実際に万博・イギリス館を訪れてアフタヌーンティーを体験してきました。
イギリスといえばアフタヌーンティー
万博では各国のグルメを楽しみにしている人も多いはず。そんな中で、フランスのパン、イタリアのジェラートと並んで注目を集めていたイギリスのアフタヌーンティー。

ふむふむ。5,000円でスコーン2個とサンドイッチ4種、ケーキ4種に紅茶か。雰囲気料込みでこの価格だと納得と誰しも思ったはず。ところが実際に体験した人々から、「スコーンが1個だった」「紅茶が紙コップだった」などの声が拡散され、瞬く間に炎上。
百聞は一見に如かずなので行ってみた
筆者も最初は「これは酷い」と思ったのですが、一方の主張だけで判断するのも危険なので、実際の状況を見に現地へ。ちなみに、パビリオンに入らなくてもレストランだけの利用が可能です。

列の入口にはメニューのQRコードが掲載されています。フィッシュアンドチップスやクリームティーなんかはお手頃価格なので、価格を気にする人にも優しい。この日は飛び石GWの真ん中の平日だったため、20分待ちで入店できました。ちなみに、店内にこだわらなければテイクアウトもできます。
店内のこだわりポイント
店内は比較的ゆったりとテーブルが配置されていて、壁際の一部はソファー席になっています。

チェックポイントは入って右手の壁。リバティロンドンの壁紙と、バーレイの食器のディスプレイ。英国好きにはたまりませんね。

バーレイのマグカップはショップでも販売されていましたよ。
5,000円のアフタヌーンティー
そしてこちらが炎上した5,000円のアフタヌーンティー。

私は食べきれずに残してしまったほどのボリュームで、5,000円という金額は高いとは感じませんでした。炎上した時は、2個のはずのスコーンが1個だったことが問題になっていたようですが、写真のスコーン(小)は1個70gで、炎上した時のスコーン(大)は1個140gだったそう。量は同じなのですが、数を楽しみにしていた人にとっては納得のいかない内容だったのだと想像します。

それと、紅茶の提供も炎上時は紙コップだった模様。これには理由があって、予想以上にお客さんが来てしまったためセラミックのカップが間に合わず、急遽3日間だけ臨時的に紙コップを使用していたタイミングだったのだとか。

私が訪れたのは5月2日なのですが、この時にはスコーンのサイズと数も元に戻り、紙コップもセラミックのカップに戻っていました。ただ、ジャムを入れていた器だけが紙の器だったのですが、周りを見渡すと他の方々はセラミックの器でした。おそらく、お客さんがたくさんでセラミックの器の洗浄が間に合わなかったのかな…という印象。別に怒りは感じない。
今後もっとブラッシュアップするとの情報なので、おそらく次に行った時にはスタンドやカップももっと良くなってるんじゃないかなと期待しています。