伊豆半島の中央を南北に延びる、伊豆箱根鉄道駿豆線。中伊豆エリアの観光時に欠かせないこの路線の沿線には、実はたくさんの素敵なカフェがあります。
今回は、この駿豆線沿線エリアで見つけた注目のカフェを3店舗ご紹介! 同沿線での電車旅に便利な乗り放題きっぷ「旅助け」についてもあわせて解説します。
伊豆箱根鉄道駿豆線と「旅助け」
伊豆箱根鉄道駿豆線は、静岡県三島市の三島駅から同県伊豆市の修善寺駅までを結ぶ伊豆箱根鉄道グループの鉄道です。今回の旅で使用した「旅助け」は大人1100円(小児560円)で同区間の鉄道が乗り放題になるお得なきっぷ。始点、終点にあたる三島駅~修善寺駅間の運賃が片道550円なので、単純に同区間を往復するだけで元が取れる計算となります。
写真の「旅助け」は有人各駅でのみ購入できる三嶋駒形デザインのものとなりますが、無人駅の券売機でも時期タイプの切符を購入することが可能。また、「旅助け」の購入特典として、イズーラ伊豆長岡、イズーラ修善寺の2か所でお土産品を購入する際に提示すれば5%引きとなる嬉しい割引サービスもあります。
mallow
まずご紹介するのは、伊豆長岡駅から徒歩3分ほどのところにある「mallow」さん。伊豆エリアでは数少ないトレンドスイーツを提供しているだけでなく、テイクアウト可能な缶ボトルでフォトジェニックなスイーツを楽しめる「ケーキ缶」も販売しています。
フリーWi-Fiを完備した広々としたカフェスペースは、空間全体がフォトスポットといっても過言ではないほどにおしゃれな雰囲気。モノトーンカラーで統一した家具に、ポイントで取り入れた木目のブラウンと観葉植物のグリーンがよく映えます。
看板商品の「ケーキ缶」は、ショートケーキやティラミスなど豊富な種類を展開。時期や仕入れによって提供している商品のラインアップが変わる可能性があるので、詳細はお店で確認してくださいね!
たまご専門店 TAMAGOYA
三島市安久の伊豆・村の駅敷地内にある「たまご専門店 TAMAGOYA」さん。最寄駅は大場駅ですが、徒歩20分程度と距離があるため、車での訪問客が多いお店です。しかし、今回あえてこのお店を紹介したのは、駅からお店へ向かう道中の景色がとても綺麗だったから。郊外地ゆえに低層住宅の多い場所を歩くため、北西方向を見ると富士山の姿がとても綺麗に見えるんです♪ ぜひ駅から散歩がてら、富士山の美しい風景を楽しんでみてください。
バウムクーヘンやエッグタルトなどの焼き菓子や、プリンのような卵を使った焼き菓子を販売している同店。製造、販売している商品に使われているのは、静岡県産のブランド卵「日の出たまご」。広い物販コーナーを構えている同店ですが、今回の目当ては隣接しているカフェ。ショップは9時から営業していますが、カフェの営業開始は9時30分からなので訪問時はご注意を!
日の出たまごを使った絶品卵料理やこだわりのスイーツを提供する同店ですが、ぜひ注目してほしいのはユニークなそのビジュアル。パンケーキにクリームや卵黄ソースでリアルな目玉焼き風デコレーションを施した「メダマヤーキ」は数量限定の人気商品。とにかくユニークで写真映えするメニューが得意なお店なので、SNSユーザーは特に必見ですよ!
hibitano coffee roastery
三島広小路駅の西側にある「hibitano coffee roastery」さんは、可愛らしいご夫婦が切り盛りするナチュラルテイストのカフェ。ご主人がコーヒーの焙煎を担当し、都内のカフェに勤務歴のある奥様がていねいにコーヒーを淹れてくれます。
店内はさほど席が多くはなく、1~2名での利用が推奨されている同店。グループでワイワイとおしゃべりを楽しむというよりは、ひとりでゆったりとコーヒーを楽しむ場所というイメージで考えてもらえればよいかと思います。
この日はたまたま「自家製レモネード」が提供されていたので、さっぱりとしたあじわいのこちらをオーダーしました。レモネードシロップに使用しているレモンは伊東産のもの。甘酸っぱいレモネードシロップにあえてお酢をくわえて酸味の強い味わいに仕上げているので、暑い夏の日もこれ1杯ですっきりとリフレッシュすることができます。
駿豆線に乗ってカフェめぐりに出かけてみよう
ローカル線ならではのレトロな雰囲気にくわえて、企業やアニメ、ゲームなどとコラボレーションした限定ラッピングの車両もお目にかかるチャンスも多い駿豆線。車での移動が便利だという印象の強い伊豆エリアですが、たまにはのんびりと電車旅に出かけて、素敵なカフェを開拓してみてはいかがでしょうか。
伊豆エリアを訪れたあかつきには、ぜひとも今回ご紹介したカフェや駿豆線にも注目してみてくださいね!