各地には、色々と思考を凝らした公園やテーマパークなどがありますが、静岡県の浜松市には「妖精でも住んでいるのでは?」と思うような魅力的な場所があります。
そんな魅力的な場所と、併せて訪れていただきたい、浜松のお勧め観光スポットを紹介します。
ぬくもりの森
妖精が住んでいそうな場所は『ぬくもりの森』といいます。
まるで童話の絵本の中に迷い込んだような錯覚に陥るその森は、建築家の佐々木茂良さんが「こんな場所があったら」という思いで造られた場所です。森の中には可愛らしい建物が点在していて、それらはカフェやレストラン、ケーキ屋さん、雑貨を売っているお店、ミニギャラリー等になっています。
ごくごく普通の静かな場所の中に突然現れる『ぬくもりの森』は、山の斜面の小さな集落の一角にある為、そんなに広くはありませんが、満足度は大きいと思います。
建物それぞれがとても魅力的なたたずまいで、そんな場所で過ごしていると日常を忘れてしまいそうになります。異国のようでもあるし、更には、人間界ではないようにも感じてしまいます。
アクセス方法は、JR浜松駅北口バスターミナルの「遠鉄バス」1番乗り場から「舘山寺温泉行き」で約40分、 「すじかいばし」バス停で下車します。そこから「すじかい橋交差点」の方へ歩き、交差点を超えて数歩行くと左に細い上り坂があり、そこをのぼると到着です。バス停からの所要時間は約5分です。
浜松城
浜松といえばやはり『浜松城』もはずせません。
『浜松城』は1570年、徳川家康によって築かれ、彼が29歳から45歳までの17年間を過ごした場所です。現在、お城の中は家康の武具が展示されていたり、当時の浜松の様子が紹介されていたりなど、ちょっとした博物館のようになっています。また、展望室からは浜松の街をぐるりと見渡せるようになっていますので、是非城内も見学されることをお勧めします。この城は、家康の天下統一の足がかりとなったことを始め、その後の城主も幕府の要職に登用された人が多かったことから「出世城」と呼ばれていますので、仕事運がアップしそうな、何かパワーをもらえるような気分になります。
アクセス方法は、JR浜松駅北口バスターミナルの「遠鉄バス」1番乗り場または13番乗り場発のすべてのバスで「市役所前停」で下車して徒歩 約6分です。
蜆塚遺跡
更に浜松には、約3,000~4,000年前頃(縄文時代)の集落遺跡『蜆塚遺跡』があります。
ここにあった貝塚に蜆の殻がたくさんあったことから、この名前が付いたようです。現在は史跡公園となっていて、当時の住居が復元されていますので、ちょっとしたタイムスリップ感をあじわえます。住居の内部を見ることもでき、当時の生活を想像してみるのも楽しいです。また、発掘調査当時の貝塚を見学できるようにそのまま残してあるので、貴重なものを見ることも出来ます。縄文時代というと教科書の中の世界で、あまり現実に感じられませんが、ここに来ることで「実際に生活があった時代なんだな」と、なんとなくワクワクしてしまいます。ちなみに、1959年に国の史跡に指定されています。
アクセス方法は、JR浜松駅北口バスターミナルの「遠鉄バス」2番乗り場から「蜆塚・佐鳴台行き」で約15分、「博物館」で下車して徒歩1分です。
まとめ
「ゆるキャラグランプリ2015」で浜松市の「出世大名 家康くん」がグランプリを獲得したということや、2017年の大河ドラマの主人公がかつて浜松城主だった「井伊直虎」ということ等で、これから注目されることも多そうな静岡県浜松市です。
浜松には、全く別の顔をもった観光ポイントがあり、行く先々で色んな感覚が味わえます。江戸時代、縄文時代、そして童話の世界、きっと充実した旅になると思います。