イタリア・フィレンツェの街の中心にそびえるドゥオーモ(大聖堂)。ピンク色の外壁で別名・花の大聖堂とも呼ばれ、誰もがその大きさに圧倒されます。映画「冷静と情熱の間」の舞台ともなったこのドゥオーモは、500年以上も前の建築物とは思えないほどで、その壮大さには言葉も出ません。
こんな体験ができます!
ドゥオーモの建築家ブルネレスキは、ローマの古代建築パンテオンを研究し、そこから得た知識で一生をかけてこの巨大な天井、クーポラを作り上げたそう。後世のミケランジェロも絶賛したとか。
このクーポラには400段以上の階段を上って行くことができる展望台があります(柵がしてあるところに出ることができます)。体力に自信がある方はぜひお試しください。ここは映画「冷静と情熱の間」の舞台にも使われました。夕暮れ時に上るとロマンチックですね。
ドゥオーモの展望台の入口。
おすすめポイント
大聖堂の内部に入り、ぜひ見ていただきたいのはクーポラの天井に描かれている絵です。
ルネサンス時代の画家でもあり建築家だったヴァザーリが描いた「最後の審判」。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの「最後の審判」と比較して見るのも面白いですね。当時足場を組むために開けられた穴も見ることができます。クーポラの展望台に上るとこの絵を間近に見ることができます。砂時計を持っている人物で10mほどの大きさだとか。