長崎県の五島列島では、島間は船で移動することになり、さまざまな航路が提供されています。五島列島の南部に位置し空の玄関口でもある福江島と、上五島を結ぶフェリーに乗車し、移動しながら島々の様子を楽しむ旅をご紹介します。移動中気になる島やスポットがあれば、港に着いてからレンタカーで訪れるのもいいですよ。
福江港（福江島）を出港
余裕を持って、出港時間の30分ほど前に福江港のフェリーターミナルへ。ターミナルの中にはチケット販売窓口がいくつかあるので、自分が乗船する会社の窓口に向かいましょう。
港で乗船券を買っても良かったのですが、当日焦りたくなかったので事前に「ベルトラ」で乗船券を購入。当日はバウチャーを提示するだけでOK！ ものすごく便利でした。
フェリー「太古」の内部は？
福江港と青方港を結ぶフェリー「太古」は、最短で1時間40分の船旅。船内は意外にもキレイで、なんならプチゴージャス。
自動販売機やゲームコーナーもあります。「なぜゲームコーナー？」と不思議に思ったのですが、フェリー「太古」は福江と博多を結んでいて、長い船旅になる人もいるからなんですね。
一番リーズナブルなチケットで利用できるのは、個室ではなく共有の雑魚寝スペース。でも女性専用スペースがあるので、オーバーナイトの船旅でも安心です。
フェリー「太古」での船旅の景色
私は雑魚寝スペースを利用せず、福江港から青方港までデッキのベンチで島々を眺めていました。
2階のデッキは風を防げる構造なのでタバコを吸う人が多いですが、写真の3階のデッキは吹きさらしのためタバコ族はおらず快適です。
出航してしばらくすると、フェリーの航路からは少し距離がありますが、左手の海の上に白い砂浜が伸びているのがわかります。ここは「前島のトンボロ」と呼ばれる場所で、前島と末津島の間に出現する砂浜です。フェリー「太古」での船旅は、Google Mapと照らし合わせながら景色を探すと楽しいですよ。
青空が少な目でそんなにお天気は良くなかったのですが、それでも素晴らしい色の海が楽しめました！ 特に左手に野島、右手に桐古里郷がある辺りは「これぞ五島！」という海と出会えますよ！
若松大橋あたりで、青方港まであと30分くらいでしょうか。お天気が良ければ、青方付近でレンタカーを借りて、この辺りまでドライブするのもおすすめです。
青方港（中通島）到着
約1時間40分で青方港に到着。フェリーの到着に合わせて路線バスが接続しています。フェリー到着予定時刻とバス出発時刻がタイトだったのでバスに間に合うか心配だったのですが、ターミナルに到着してみると迷う心配のない小さなターミナルだったので、バスもすぐに乗れました。青方港に到着してからバスで移動する予定の人は、あらかじめバスの時刻を調べておくと安心ですよ。
