万博ペルーパビリオンで行われている試飲や試食のおもてなし。ここでペルーのグルメやペルーコーヒーを試して、その美味しさに驚かれた人も多いのではないでしょうか。「食」はその土地に興味を抱かせる入口でもあります。日本人にとってはまだまだ未知の国、ペルー。パビリオンとあわせて、先日観光PRイベントで紹介されたペルー北部の魅力もご紹介します。
万博・ペルーパビリオン
よっぽどの旅好きでない限り、ペルーのイメージといえば「マチュピチュ」「ナスカの地上絵」くらいではないでしょうか。日本からはとても遠く、それゆえ「いつか行ってみたい」と憧れる歴史好きの人も多いはずです。

ペルーパビリオンの展示内容は、日本人が「ペルー」と聞いて親しみを持てるこの「マチュピチュ」と「ナスカの地上絵」の映像を、導入部分として使っています。

あと、「コンドルは飛んでいく」も有名ですよね。子どものころはマチュピチュやナスカの地上絵なんて知らなかったので、ペルーといえばこの歌のイメージでした。
ペルー北部観光の魅力
9月6日にパビリオンで行われたペルー北部観光のイベントに参加する機会をいただき、ペルー北部の州知事や市長らから、その魅力的な観光資源について解説いただきました。

標高3,000mに位置するプレ・インカ時代の城塞で “北のマチュピチュ” と称される「クエラップ遺跡」や、チャチャポヤス文化における擬人化された棺(ひつぎ)「カラヒアの棺」、人間が生贄として捧げられていたといわわる「月のワカの神殿」など、歴史ロマンを感じる遺跡の宝庫はかなりの魅力。遺跡や古代史などが好きな人にとっては、「遠い国だけど旅先の候補としてじゅうぶんアリ」と感じるでしょう。

もちろんランバイェケにある「シパン王墓博物館」も興味深いスポット。ほぼ完全な形で残った「シパン王」の墓は、「ツタンカーメン王の墓の発掘と並ぶ、今世紀最大の発見」といわれるほどだったとか。

※現在はシパン王の展示は変更になっています
ペルーパビリオンの試食と試飲
この日ペルーパビリオンで開催された2回のイベントでは、試食や試飲のほか記念品なども配布され、いつも以上に賑わい、多くの人がペルーの味と文化を楽しんだようでした。試食や試飲は特別なイベント時だけでなく通常から行われているので、万博へ行かれた際にはぜひペルーパビリオンに足を運んでみてください。

パビリオンで提供された試飲用のコーヒーは、香り高く酸味はマイルド。甘みやコクが感じられて、とっても美味しい!

ペルーにはショップがないので残念に思っていたのですが、パビリオン外のフードトラックで販売されているのを発見。見逃している人もいると思いますので、コーヒー(粉・1,000円)を買いたい人は再度ペルーパビリオンへ!
気軽に試せるペルーのグルメ
7月末から営業が始まったペルーパビリオンのフードトラック。ドリンクで試してみたかったのが、インカの黄金をイメージしたような黄色い飲み物「インカ・コーラ」。

コーラというものの黄色で甘みが強く、コーラのようなスパイスを感じないのが特徴。ペルーでは本家コーラより人気があるらしい。

フードは全く聞いたことのないメニューだらけですが、写真付きなのと説明書きがあるので助かります。

ペルーは “旅行業界のアカデミー賞” とも称される ワールド・トラベル・アワードで「世界で最も美食を楽しめる国」の称号を獲得し続けています。遠いペルーの美食を手軽に食べられるのは万博の醍醐味ですね。
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