バングラデシュ・ダッカに、10円で入れる動物園がある
バングラデシュ

今回は、私が友人に会いにバングラデシュのダッカに行った際に立ち寄った、ダッカ動物園について紹介します!
ダッカ動物園でまず驚くべきはその入場料の安さです。
動物園だけの入場料でたったの10タカ(10円ちょっと)! 隣の植物園とセットでも20タカ(25円ぐらい)!

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コメが1キロ155タカなのに動物園は10タカです!
ありえない安さです。地元民、外国人共通価格です。
ちなみに園内に、動物や魚などの骨や、ホルマリン漬けを展示している博物館のような小さい建物があり、そこは別料金で5タカかかります。
こちらは写真がなくて紹介できないのが残念ですが、あまり訪れる価値はありません(笑)。館内はじめっとした空気と異臭が漂っています。

全体的にかなりゆるい温度感

その安さも手伝ってか、ダッカ動物園のお客さんはほとんど全てが地元の人のようでした。
全体的にぬるい空気が漂っており、園内にはホームレスらしき方が寝ていたのも衝撃的でした。
おそらくダッカ動物園以外でホームレスが住み着いている動物園はあまり見られないですよね。

フィリピンのマニラやインドのデリーなどでも動物園に行きましたが、珍しい動物を見られたり、動物と触れ合ったりできることもあり、外国人観光客の姿も多く見られたことを考えると、少し特殊というかダッカ動物園のやる気のなさが伝わってきます。
この入場料収入だと投資に回すお金も工面できないんでしょうか。

私が訪れたのは2016年の5月だったので、6月にダッカのレストランでテロが起こる少し前です。テロの後はほとんどの外国人がバングラデシュを離れてしまっているようですが、当時はまだビジネス目的の外国人(日本人含む)も一定程度は住んでいたようなので、在住外国人たちにとっても、あまり気が乗らない場所だったようです。

実際、私が園内を一人でぶらぶらしているとトラの檻の前から子供たちが3人ぐらい駆け寄ってきました。
一瞬お金でも取られるのかと思いましたが、「一緒に写真を撮ってくれ!」と頼んできます。ダッカの子供たちにとっては、動物園の動物よりも動物園にいる日本人のほうが珍しかったようです。

肝心の動物は?

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そろそろ動物の説明もしますね。
園内で一番目を引いたのはベンガルタイガー。バングラデシュという国名は「ベンガル人の国」という意味で、このベンガル地方に元々生息しているトラ、ベンガルタイガーの檻がこの動物園には数多く設置されてます。
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キリンや象、サイなど、動物園にいてほしい動物は一通り見られます。
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サルもやる気なさそうに座っています。
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タカは結構迫力がありました。
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檻の外では、来園者が見学しているエリアをリスがものすごい勢いで走り回っています。
どこまでが檻なのかもはやわかりません。

ダッカ動物園に隣接する国立植物園

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ダッカ動物園の隣にある国立植物園も、動物園同様にゆるい空気が漂っています。
植物の名前などの掲示があるわけでもないので、ただどこまでも植物が生い茂った公園が広がっています。
私は何をやっているかわからなくなって途中で引き返しました。

人ごみに疲れた時の息抜きに

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人口密度がかなり高いダッカの人ごみと渋滞から脱出するには、動物園は一通り動物はいますし、植物園もゆるーい空気の中で一息つけるので、いい場所じゃないかと思います。
是非バングラデシュで人ごみに疲れた時には足を運んでみてください!
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ダッカは常に信じられないぐらい渋滞しているので、時間には余裕をもって移動プランを立ててくださいね!

実は超親日国バングラデシュ

バングラデシュという国は日本人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、バングラデシュがパキスタンから独立した際に日本が初めて国家として承認したという歴史的な背景もあり、すごく親日的な国です。
写真をせがんできた子供もそうですし、家族連れのお父さんも私が日本人だと気付くと歩み寄ってきて「ダッカに来てくれてありがとう」とわざわざ伝えてくれました。
外国人があまりいない場所だったからこそ、そういった言葉をかけてもらえたのかとも思います。
こういった思いがけない出会いもあるので、是非皆さんも旅に出た時には外国人があまり行かない場所にも足を延ばしてみると楽しいですよ。

ダッカ動物園
1216, Zoo Rd, Dhaka, バングラデシュ
営業時間:9:00-18:00

この記事を書いた人

小林将

小林将

86年北海道札幌市生まれ。 学生時代のインド旅行、香港、韓国留学を通して旅の魅力に気付く。 大学卒業後はマクドナルドでマーケティング業務に従事し、Orange株式会社にジョイン。 乗り物が好きなので、旅先でも飛行機はもちろん、電車、バス、船、人力車、観覧車何でも乗ります。ダイビングなどのアクティビティも大好き。

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