気温50℃の世界に住む人達の、とっておきの納涼方法を伝授しよう
ボリビア

こんにちは! 南米大陸の真ん中の国ボリビア在住のZICです。

アマゾンが育んだジャングルを擁するこの国は、熱帯地方の美しい大自然が印象的な国です。そんなアマゾンにほど近い場所、ボリビア第二の都市サンタクルスからさらに東の地域は灼熱の熱帯として知られます。ボリビアとブラジルとの国境沿いは、一番暑い季節には気温が50℃にまで達します。

そんなサンタクルス郊外の熱帯地方にロボレという町があり、そこには町に川が流れ豊かな水源があります。そんな川を利用した天然のプールリゾートをご紹介します。

熱帯の田舎町ロボレにそのプールリゾートはある!


ボリビアのサンタクルス県の郊外にロボレという小さな田舎町があります。この町には3本の川が流れています。ブラジルとの国境より車で3時間ほど手前にある街です。国境沿いは気温が50度にまで達しますが、このロボレはそこよりは少し気温は低め。それでも40℃を超える気温ですので灼熱の地であることに変わりはありません。

川でできたプールリゾート、バルネアリオ!


小さな田舎町ロボレの北端には町に流れる一番大きな川の上流があります。その川をせき止めて作ったプールがバルネアリオと呼ばれています。

バルネアリオとはスペイン語で温泉、もしくは保養地という意味があります。思いっきり水ですので温泉ではなく、保養地というのが正しいのかもしれません。

バルネアリオと書かれた看板から山道を下ること500m。真夏の熱い太陽の中、木陰の道を通ることができるのはありがたいです。このロボレは真夏は本当に熱いです。そんな灼熱の熱帯の中で水源があるのは助かります。川のせせらぎを聞きながら山道を下ってゆくと、そのプールリゾートがあります。

500m下った先に入場ゲートの様なものが見えてきます。ここで入場料を支払います。

入場料は3Bs(50円ほど)、ロボレに住んでいる人なら無料だという説もありますが、たぶん全員支払うはずです。さて、いよいよアマゾンの熱帯で、川を利用した天然のプールリゾートを体験しましょう。

熱帯生活に疲れたら涼みに来たい場所


入場門からかかっている木の橋を渡っているとさっそくバルネアリオが姿を現します。本当に川をコンクリートでせき止めて造られた天然のプールです。川の水を利用しているので、水温も低く心地よいです。

木の橋を渡った向こう側からの景色です。滑り台や飛び込み台なども用意されていて、まさにロボレ市民にとってのプールリゾートの様な光景を見せてくれます。

ここロボレのうだるような暑さに疲れた人々が集まり涼んでいる様子がわかります。特に雨が降る前は太陽がカッと町を照り付けて、土の道もあいまって砂漠にいるような感覚になります。そんな体の芯まで熱しきった生活をしていると、どうしても体を冷やしたくなります。

そんな灼熱の熱帯ロボレで市民の憩いの為に造られたのがこの天然のプールリゾート、バルネアリオです。

上流から流れてくる冷ややかな川の水をせきとめて造られた川のプール。水温が低いのがありがたく、本当に水に浸かった瞬間から熱さにバテた体を癒すことができます。豊かな水源を擁するからこそできるこのプールリゾート。市民にとってみれば、強烈な熱さの太陽から逃れられる憩いの場です。

バルネアリオの奥を見てみると、本当に川の中にいることを改めて実感します。肩まで浸かることのできる川の中でゆっくりと熱さに疲れた体を癒します。そういった意味ではスペイン語のバルネアリオの意味である温泉地と行ってもいいのかもしれません。もちろん水ですけど、疲れを癒せるという意味では。

ボリビアのサンタクルス県東部に位置するこの田舎町ロボレは、アマゾンの大自然が色濃く残る美しい場所です。熱帯ならではの景色をここでは楽しむことができます。しかし、ものすごく暑い場所です。もし、ロボレに旅行に来られた際、少しその熱さにバテたなら、この天然のプールリゾート、バルネアリオに行ってください。ロボレ市民の憩いの場であるこの場所での時間もまた思い出の一つになるでしょう。

この記事を書いた人

ZIC

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南米ボリビア在住。ウユニ塩湖以外にも見どころはたくさんあり、現地から見つめた旅の情報を楽しくお伝えできればと思います。また南米各地の魅力あふれる情報もお伝えしたいと思います。

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