パリには、他の国からきたおいしい料理がいくつもあります。その中の1つが中東生まれのサンドイッチ、ファラフェル。
今回、パリのマレ地区にある人気のファラフェル店に行ってきたので、その様子お伝えします。
ファラフェルって何?
ファラフェルとは、そら豆やひよこ豆をつぶしたものに香辛料を混ぜて揚げた、丸い小さなコロッケのようなもの。
パリでファラフェルというと、さらにそれをトマトやきゅうりなどの野菜と一緒にピタパンのようなものに挟んであるサンド状のものを言います。
食材の説明だけ聞くと「野菜たっぷりだけど、肉は入ってないのか。なんだか物足りなさそう……」と思いませんか?
肉食派の私は……、すみません、正直なところちょっと思ってしまいました(ちょっとですよ? 本当にちょっと)。
そんな失礼な印象を持っていた筆者ですが、パリ市内のマレ地区にある人気ファラフェル店L’AS DU FALLAFEL(ラス・ドゥ・ファラフェル)に実際に食べに行ってきました。
気軽に味わえる異国
いつ行っても並んでいるので、多少の行列は覚悟の上です。
お店の前に行くと、「ボンジュール、ファラフェル?」と、通り行く人に謎のあいさつを繰り広げている人がいます。
え?と不審に思っていたのですが、この方、店員さんでした。見ていると、お店の前を通る人のほとんどがみるみる列に並んでいく!
そのぐらい人気なので、店員さんのその行動にも納得です。むしろお店を探してる側にはありがたいですね。
値段はひとつ6.5ユーロ。注文は、列に並んでいるときに店員さんに伝え、支払いもその場で済ませます。
そうすると、何をいくつ買ったかの用紙がもらえます。それを窓口に出して商品を受け取ります(写真の用紙はファラフェル2人分)。
いつ見ても並んでいますが、回転が速いので行列から想像するほど待たないかと思います。実際、この日は12時頃に行って6、7人並んでいましたが、受け取りまでに5分かかりませんでした。
お肉を使ってなくてもボリューミー!
さて実際に食べてみてですが……
「ファラフェルさん、失礼な先入観を抱いていて、申し訳ありませんでした!! 物足りないのかな?などとは、今後はいっさい思いませんので!!」という感じでした。
ファラフェルボールは上に見えるだけでなく下のほうにもゴロゴロと入っていたので、合計で6、7個はあります!
野菜は紫キャベツ、トマト、きゅうり、揚げナスが入っていましたが、私は特にこの揚げナスがとても気に入りました。
さらに香辛料が効いていて、味もしっかりしています。パンも厚く食べ応えがあり、全体的にボリューム満点!
たくさんの食材が入っているので「これも入ってる! あ、これも!」という感じで発見しながら味の違いを楽しみ、飽きずに食べられました。
かけてくれるソースは2種類
ちなみに買うときに「ピーカン?(辛いソースかけて大丈夫?)」と聞かれたので、とりあえずかけてもらうことに。写真の赤いソースがそれです。これがかなりよい仕事をしてくれます!
白いソースのほうは、シーザードレッシングのような野菜に合う少しすっぱめのソースでサラダ感覚なのですが、この赤いソースがかかることによってパンチが出て、おかず感を感じることができます!
辛いのが苦手でなければ、かけてもらうといいかと思います。
店内でも食べられますが、ほとんどの人がテイクアウトをしていきます。散策が楽しいマレ地区にあるので、ファラフェルを片手にぶらぶらするのも楽しいですよ。
32 Rue des Rosiers, 75004 Paris, フランス
営業時間
日 – 木 午後 12:00 – 午前 12:00
金 午後 12:00 – 午後 3:00