ストーカーにお困りの皆さん、朗報です! 今回は筆者がストーカーから解放された最強の縁切り神社、京都の「安井金毘羅宮」のご紹介。縁切り祈願の形代がビッシリと貼り付けられたオドロオドロしい碑に縁切り祈願しましょう!
悪縁を切り良縁を結ぶ「安井金毘羅宮」
京都祇園近くの安井金毘羅宮は、「悪縁を切り」「良縁を結ぶ」祈願所。ですが縁切りパワーが強力なため、縁切りスポットとして有名になってしまっているのです。
実は被ストーカー体質の筆者、ここ2年ほど迷惑に思っているストーカーさんとの縁を断ち切るため、この強力なパワーを持つ安井金毘羅宮にお願いに来たのです。
参道を進むと手水舎。清らかな雰囲気で、とてもオドロオドロしい感じはしません。
無数の形代で生きもののようになった碑!
手水舎を更に奥に進むと……
「!」
御札をびっしりと貼りつけられた「なにか」が! 人々の悪縁絶ち祈願で生きもののようになった小山が出現!
実はこれ、高さ1.5m幅3mの絵馬の形をした巨石なのですが、びっしりと貼りつけられたお札によってもとの形は見る影もありません。ちなみに貼りつけられているのは正式には「形代(かたしろ)」といい、身代わりのお札なんです。
正しい参拝方法
ここで大事なのが「悪縁を切り、良縁を結ぶ」ための参拝方法。
まずはご本殿に参拝。次に境内に用意されている「形代」に切りたい縁・結びたい縁などの願い事を書き、「形代」を手に、願い事を念じながら碑の表から裏へ穴をくぐります(写真)。
筆者も「ストーカー退散っ!!」と念じながら穴をくぐります。あ、写真は筆者のお尻ではございません。これでまず悪縁を切りったことに。
次に裏から表へくぐって良縁を結びます。そして最後に「形代」を碑に貼って終了。
形代を見てみると、「縁切り」祈願のほうが切実……。かなり具体的な内容が書かれているのがチラッと見えたりするので、「〇〇くんと結ばれますように♪」なんて可愛らしく書かれている縁結び神社とは「念」が異なることをひしひしと感じます。
人々の祈願の行方
実は筆者は、偶然にも珍しい光景に遭遇。人々の祈願で大きくなりすぎた碑から、形代を取り外すという作業がご神職の方々により行われていました。
安井金毘羅宮は年々祈願者が増加し、貼りつけられる形代も多くなっているとのこと。以前よりも頻繁に形代を取り外さないと、突然ガサッと碑の肩の辺りから崩れ落ち、穴を通っている参拝者に圧し掛かるらしいのです。
人々の「念」が上から圧し掛かるなんて想像しただけで恐ろしい……。
貼りつけられて剥がされた人々の願いは、リヤカーで運ばれ丁寧にお焚き上げ。筆者も気になって途中まではリヤカーについて行きましたが途中で怖くなり、人々の剥がされた「念」にそっと手を合わせるのでした(笑)。
バスでも徒歩でも便利な場所
安井金毘羅宮は、電車なら祇園四条駅から徒歩10分、バスなら東山安井下車すぐ。近くには建仁寺や八坂神社のある便利な場所にありますので、ストーカーに困っている人は是非立ち寄ってみてください。効果絶大です!