おいしい焼き芋が食べたい!
食欲の秋が深まるにつれ、ほくほくの焼き芋が恋しくなりますよね。しかし、思い立ったときにはもう日が落ちて、遅くなっては困るから遠出はできないし……とか、移動式のお店がいつやっているか分からないし、今日は諦めよう……なんてこと、ありませんか?
そこで今回は、仕事帰りにも寄れる都内のおいしい焼き芋屋さんを、付近の寄り道スポットと併せてご紹介!
日々の忙しさからほんの少し離れて、プチお散歩がてら、おいしい焼き芋屋さんに行ってみませんか?
【千駄木・日暮里】あめんどろや
こちらの「あめんどろや」は、日本で唯一の「蜜芋専門店」。1868年から、芋蜜づくりの伝統を守り続けてきました。そのため、ほかでは食べられない水飴を使わない大学芋や、ソフトクリームなどの芋蜜スイーツがたくさんあります。
そんな老舗の焼き芋は、鹿児島にある自社農場で育てたこだわりの安納芋です!
するりと気持ちよくむける皮の内側についた、飴色の芋蜜が食欲をそそります。
口当たりのなめらかさと、どこかコクのある上品な甘みが特長。老舗の期待を裏切らないお味でとってもおいしいです! クセがないので、比較的どなたでも食べやすくなっていると思います。
店内に椅子に座ってほかほかなままいただきましたが、テイクアウトしやすいプラスチック容器で提供してもらえるのでお持ち帰りにも最適です。
お子さまのおやつや、夕方のおやつにも食べやすいサイズのお芋が2〜3個入って、1パック300円。このクオリティで300円なのはとてもお得だと感じました!
帰り道におすすめ! 夕やけだんだん
お店から西日暮里・日暮里駅へ戻る際、いつも賑わっている商店街、谷中銀座を抜けて行くルートが気分を盛り上げてくれるのでおすすめです! おいしそうなコロッケなどがたくさんあるので、夜ごはんのお惣菜もゲットできるかもしれませんね。ただ往路に使うと焼き芋にたどり着く前に誘惑が多いのでご注意を!
商店街の終着点は、夕焼けの絶景スポットとして有名な「夕やけだんだん」という石段。一番上に上ったらぜひ、後ろを振り返ってみてくださいね。
公式HPはこちら
定休日:月・祝翌日 10:00〜18:00
団子坂を上ったところに、小さな赤いのれんが目印です。
千駄木駅から徒歩3分、西日暮里・日暮里駅からでも15分以内で着きます。
【四ツ谷・麹町】えぬけいふーど
オフィス街の新宿通り沿いに突然現れる石焼き芋専門店、えぬけいふーど。お店のおばさまがおひとりで切り盛りしている、小さなお店です。
私が一番好きな焼き芋やさんで、食べたくなったときはいつもこちらで買っています!
お店の特長は、今回最多の7~8種類という圧巻の品揃え。いつ見ても5種類以上はあります。それらは、元々新宿で八百屋さんをしていたというお店のおばさまが仕入れているこだわりのお芋。なかでも「五郎島金時」は金沢の加賀野菜のお芋で、関東ではなかなか食べられないそう。
加えて、180円からいただけるコスパのよさ! 焼き芋は腹持ちがいいので、半分サイズで提供してくれるところもありがたいです。
そして、ここのお店の一番すごいところは、なんといっても最強の試食ケース。売り出されているお芋をすべて食べ比べできるんです!(この時は私が最後の紫芋を食べてしまいました) 初めて訪れたときは感動してしまいました。私は優柔不断なのですが、迷っていると優しいおばさまがそれぞれの特徴を解説してくださいます。
王道の安納芋や紅はるかは、私が訪れた9月初旬の時点ではまだねっとり感が少し足りないとのことだったので、今回は今年まだ食べていなかった紫芋、パルスイートを購入しました! こぶしふたつ分、太めの半分サイズで290円です。
開けてみると、かわいらしい紙袋からホカホカの鮮やかな紫色が。毎日焦がさないように丁寧に焼かれたお芋はとってもおいしいです! シンプルな甘さで食べやすく、きめが細かいのが特長。紫芋ならではのフルーティーな香りがふわっと広がります。
ほかの焼き芋屋さんにはなかなか置いていない紫芋ですが、この紫の色素であるアントシアニンは、血液をサラサラにしてくれるそうです。食べて健康になるなんてさらにうれしいですね!
たくさん種類があるので、別のをいただきに何度でも通いたくなってしまうお店です。
焼き芋イートスポット、真田堀
近くでホカホカを食べるなら、四ツ谷駅近くの真田堀がおすすめです! 新宿通りからほんの少しはずれただけで、電車やグラウンド場が見えるほっこりとした風景が広がります。秋は桜並木が紅葉するので、焼き芋の気分にぴったり。夏に近い時は、蚊にだけ注意してくださいね。
【豪徳寺】焼き芋専門店ふじ
赤い看板がかわいらしいこちらのお店は、小田急線沿いの豪徳寺から徒歩4分と駅近のお店。
こじんまりとした商店街の中にある、焼き芋専門店です。
種類が豊富なのが特長で、9月下旬~10月には最大7種類が揃う見込みだといいます。私が訪れたのは9月初旬だったのですが、その時はまだ収穫され始めたばかりだったため、安納芋・紅はるか・鳴門金時の3種類でした。
こちらでは徳島県産の「鳴門金時 里むすめ」をセレクト。
まさしく「焼き芋の袋」といった感じのしっかりとした袋に入れてもらえます。お値段は1本500円。
さっそく、お店の前にあるベンチでほかほかをいただきます!
クセがなく、甘さは少し控えめ。ほくほくとしていて食べ応えがあり、ほうじ茶とよく合いそうです。
店員さんによると、実は11月が一番甘くておすすめだそう。
焼き芋ソフトもあるので、オフシーズンに訪れた場合にはそちらにシフトするのもいいかもしれませんね。
鉄道好きにはいいかも、世田谷線の踏切
商店街を1本入ると、踏切があります。
私は鉄道マニアではありませんが、水色の短い2両編成が通過する一瞬を楽しむことができました!
もしよかったら、復路の途中少しの間足を止めてみてくださいね。
【大久保・新宿】ドンキホーテ 新宿店
最後にご紹介するのは、なんとドンキホーテ。昨シーズン、ドンキホーテの焼き芋が驚きのおいしさだと巷で話題になっていたのをご存知でしたか? イメージとはかけ離れた「激安の殿堂」で買える焼き芋、とっても気になります。
品揃え豊富な店内ですが、床の青い線に従って進むとレジ前に焼き芋機があるので、すぐに見つかると思います。
お値段は、ひとりには十分なこぶしふたつ分の大きさで、税込149円!
濃いやまぶき色のこちらの品種は紅はるか。食感は、なめらかというよりトロトロに近いです。酸味が強く濃い味わいで、皮がこんがり香ばしいのが特徴でした。
ボリューミーながらも一気にかぶりつきたくなるひと品は、専門店とまではいかないまでも期待以上でした!
外で食べるなら、戸山公園へ
ドンキホーテ新宿店から9分ほど歩いたところに、早稲田大学近くの戸山公園があります。緑が多く広々として明るい都立公園なので、気持ちよくいだたくことができます。もし時間に余裕があればぜひそちらで、ホカホカのまま食べてくださいね!
実施している店舗は限られているようなので、お近くのドンキホーテに行かれる際はお電話などで事前に問い合わせてみてください。
ドンキホーテ公式HPはこちら
定休日:なし 24時間営業
新大久保駅より徒歩6分、新宿駅東口より徒歩15分
おわりに
いかがでしたか? 今回は比較的アクセスのよい都内のおすすめのお店をご紹介しましたが、忙しい毎日、食べたいときにいつも買いに行けるわけではありませんよね。
焼き芋ミニミニマスコットBC 全4種セット
そんなとき、いつも心に寄り添ってくれる、秋にぴったりのストラップがこちら!
焼き芋の色・質感・形を見事にミニチュア化した、想像以上にリアルなストラップです。モデルの品種は多分安納芋だと思います。日々の外出につけていくもよし、焼き芋めぐりにつけていくもよし。おでかけの気分を上げてくれるひと品です。
みなさんも、焼き芋の優しい甘さで、ほっこりおいしい秋を楽しんでくださいね。