東京国際映画祭が開幕します!

東京

昨年は終了間際のご案内となり、「もっと早く知りたかった」という声もありました。そこで、今年は、開幕前の段階からレポートをお届けします。今年もいよいよ開幕です。開催期間は 2025年10月27日(月)~11月5日(水)。最新情報や見どころを、まずは先取りでチェックしてみましょう。

会場について

今年も会場は、有楽町・日比谷に点在する映画館です。昨年と異なる点としては、丸の内TOEIが閉館となったためなくなり、その代わりに東京宝塚劇場が会場に加わったことです。私は、宝塚歌劇を観たことも、劇場に行ったこともないので、そこはかなり楽しみにしています。

東京国際映画祭が開幕

野外上映エリアも拡大

また、無料の野外映画会場もあります。これまで日比谷シャンテ前の会場だけだったのが、今年は日比谷公園内でも観ることができるようになりました。

この会場では、旧作が中心の上映になりますが、配信でしか見たことがない、あの作品を大きなスクリーンで観られるのは魅力です。それに、友達と話しながら映画を楽しめるのも最高ですね。

今年のラインナップ

 

有料上映作品はすでにネットで購入できるようになっています。東京国際映画祭の特徴として、地域に偏りがなく、政治的にも中立な立場でエントリーされる点が挙げられます。

今年はありませんでしたが、昨年はロシア映画も上映されていました。今年のコンペティション部門110の国と地域から2023本の応募があり、その中から選りすぐりの作品が上映されます。

まだ日本での配給が決まっていない作品もあるので、来年公開される心に残る作品にめぐり逢えるかもしれないですよ。


上映作品

チケット購入

古本まつり

これだけでは少し物足りない、という方もいるかもしれません。それに、一日中映画も疲れますものね。そんなあなたにおすすめなのが、同じタイミングで開催されるイベント「神田古本まつり」です。

東京国際映画祭が開幕


毎年この時期に開催される伝統のイベントで、今年は10月24日(金)から11月3日(月)に開催されています。実は、東京国際映画祭よりも歴史は古く、今年でなんと65回目を迎えます。

どんなイベントか。神田と言っても神保町、今では世界に知られた古書店街です。この神保町界隈には120店舗があるそうです。この神田古本まつりの間は、各店舗がワゴンを出していて、掘り出し物はないかと日本中から古書マニアがやってきます。各店舗には強みの分野があり、事前に調べておいていくと、お宝に巡り合うかもしれませんよ。ちなみに私のお気に入りは谷口書店。映画専門の古書店で古い雑誌とか眺めるのも楽しいですよ。


東京神田古本まつり

カレーを愉しむ

映画を見て、古書店巡りをしてお腹が空いたら、長期で開催されている神田カレーグランプリはどうでしょう。歴史は浅いですが、神保町は知る人ぞ知るカレーの名店揃いなんです。その中でどの店舗がグランプリを獲るかに注目が集まるんですね。いくつもの店舗を展開する有名店もあれば、個人経営の凝りに凝った名店あり。一食だけでは迷ってしまい、なかには、3食カレーで食べ比べを楽しむ猛者も多いようです。


神田カレーグランプリ

日比谷と神保町

東京国際映画祭の開催されている有楽町、日比谷と神保町は三田線一本で結ばれていて、乗車時間は4分です。映画の合間に神保町で古本を見て、カレーを食べて、また日比谷に帰って映画。こんな秋の1日もあっていいのでは。