万博の大人気パビリオンのひとつ、イタリア館。何がすごいって、本物のお宝を沢山持ってきてくれているってところ! 当初から展示の目玉だった「ファルネーゼ・アトラス」やダ・ヴィンチの手稿、館内にあるバチカン館のカラヴァッジョ作「キリストの埋葬」などに加えて、5月18日からは追加でミケランジェロの彫刻「復活のキリスト」まで! まるでイタリアの美術館にいるような雰囲気を万博のイタリアパビリオンで楽しみましょう!
イタリアパビリオンの場所
イタリア館の場所は、西ゲートに近い大屋根リング沿いです。一つ目にイタリア館を予定している人は、西ゲート(バス発着ゲート)から入るのもいいでしょう。

建築はマリオ・クチネッラ氏で、テーマは「L’Arte Rigenera la Vita(芸術が生命を再生する)」。このテーマどおり、まさに芸術に満たされる時間を過ごせる、今回の大阪・関西万博の中でも一二を争う人気パビリオンです。
イタリアパビリオンの予約方法
イタリアパビリオンは、現状予約なしでも並べば入ることができます。ですが、人気パビリオンなだけあって、かなりの待ち時間が発生。できるなら万博公式の抽選で当てたいところですが、イタリアパビリオン公式ページからの申し込みにチャレンジしてみるのも一つの方法です。パビリオン公式からの申し込みは以前は余裕で予約できたのですが、SNSで拡散されたので今は抽選と同じように高き門となっています。
ファルネーゼ・アトラス
館内では紀元2世紀の理石彫刻「ファルネーゼ・アトラス」が展示されている空間に案内される瞬間がドラマチック! 「さすがイタリア」といった演出です。

天文学の巨神アトラスが宇宙を象徴する球体を支える姿(2tもある)は圧巻!

髪の流れやマントのヒダなどが詳細に描写されていて、紀元2世紀の作品とは思えないほど完成された美しさを見せています。
イタリア館の中にバチカン館
イタリア館の中に入る形で、今なにかと話題のバチカン館も出展しています。テーマは「美は希望をもたらす」。ここにはバロック期の巨匠・カラヴァッジョ作の「キリストの埋葬」が…。写真撮影OK(フラッシュNG)です。

他にもレオナルドダヴィンチのスケッチや、5月18日からはミケランジェロの「復活のキリスト」も展示されるとのこと。イタリア政府代表の『日本やアジアの方にレプリカではない実物を見てほしい』という言葉が本当に嬉しいですね。
屋上にはレストランも
屋上には庭園が造られていて、レストランもあります。もちろんこのレストランも大人気。

もう少し気軽にイタリアグルメを楽しみたいなら、以下に紹介する、パビリオンに向かって右手のフードワゴンがおすすめ。
パビリオン横のフードワゴン
奥がフードで、手前がジェラートやコーヒー。以前は混んでいなかったのですが、今は混雑のため並ぶ列が分けられているので、違う列に並んでしまわないように注意が必要です。列が長くなると、どちらの列かわかりにくいのが問題点。

写真は、ピザに似ているけどピザよりヘルシーと言われる「ピンサ」。確かにピザとは生地が違って、お腹にたまらない感じ。

手前のフードワゴンのジェラートは特に人気。エスプレッソ、ピスタチオ、オリーブオイル・塩、アマレーナを試してみましたが、ピスタチオのクオリティが特に高い! ピスタチオ好きにはたまりません。

次回はダブルでピスタチオ×ピスタチオにしたい感じでした。