関東最強レベルともいわれるパワースポット、秩父には秩父神社や三峰神社など有名な神社仏閣が数多く鎮座しています。しかし、まだまだ知られていないオススメパワースポットがあるんです!
今回は秩父鉄道皆野駅にほど近い、蓑山(みのやま)山中に佇む、龍神スポット善女龍王神社・雷電神社をご紹介します。
その歴史や神秘的な雰囲気は、パワースポット&龍神好きのあなたを虜にすること間違いなし。しかも知る人ぞ知る神社なので、訪れる人の数も少なく、静寂の中で龍神様のパワーを体感できるはず。神秘的な写真と共にあなたを隠れた聖地の旅へと誘います。
善女龍王神社・雷電神社ってどんな神社?
神社の由来
皆野観光協会のHPによると、善女龍王神社・雷電神社の起源はその昔、この地で日照りが続き生活が困窮した時にさかのぼります。
「これは神様に何とかしてもらわなければ!」と当時の民が、京都で修行を積んだ歓喜坊というお坊さんに雨乞いの儀式をお願いしたといいます。その儀式は、現在の蓑山にある池のほとりで行われ、水の神・龍神を招魂したところ、恵みの雨が降り注いだと伝えられています。
画像出典元:皆野観光協会
https://www.minano.gr.jp/
ご祭神
・善女龍王
・鳴雷神
ご利益
・五穀豊穣
・商売繁盛
・金運上昇
・雷除け
・災難除け
神社境内の、かなり年季の入ったご由緒書からも、雨乞いのために龍神と雷神がお祀りされた神社だとわかりますね。
ご祭神の善女龍王とは、もともと仏教の龍神様。空海が京都で雨乞いの儀式をした際にお願いをした龍神もこの善女龍王です。
さらにPanasonicの創始者・松下幸之助も自身の邸宅に善女龍王を祀ったことから、そのご利益については説得力がありますね。
霊験あらたか!? 穴場神社の全貌やいかに・・・
画像の通り、本当に山の森にひっそりたたずむ神社です。
三峰神社も山深い場所にあり、境内の杜はよく整備されていますが、こちらの神社はガチの森。境内は舗装されていません。参拝なさる方は、虫よけだけではなく、スニーカーなど歩きやすい靴でお参りすることをオススメします。
拝殿の扉は開いていて、1番に目に飛び込んでくるのが何とも謎めいた岩の存在。その岩を祭壇にする形で、賽銭箱も置かれています。
お参りを済ませたら坂の下に行くと龍池が見えてきます。龍神は本来水辺で祀られる神様なので、この池こそまさに龍神スポット。龍池にも足を運んでお参りいただけたらと思います。
パワースポットはお参りしてすぐ立ち去りません。私はたいてい最低でも10~15分程度、境内のご神気に触れるようにしているので、今回は持参していたアウトドア用の簡易チェアに腰掛けて、神秘的な森のパワーを堪能していました。
画像の通り、私がお参りした日は快晴でしたが、雨上がりの曇りの日には、神秘的な雰囲気が倍増しそう・・・
善女龍王神社・雷電神社へのアクセス
さて「そんな森の中にある神社にどうやって行ったらいいの!?」と気になるところですよね。こちらの善女龍王神社・雷電神社は、秩父中心街からさらに北上した皆野町に位置しており、アクセス方法は複数あります。
自家用車で行く場合
林道蓑山線を山頂の展望台に向かってください。神社入り口に「善女龍王神社・雷電神社」と表示がありますが、気をつけていないと見落としてしまう恐れもあるので、ナビやマップアプリで確認しながら走行するのが良いでしょう。お参りの後は展望台に立ち寄って秩父の絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。
タクシーを利用する場合
「車はないけれど徒歩は難しい」という方に朗報です!
秩父鉄道皆野駅前に秩父のタクシー会社「丸通タクシー」営業所があるので、タクシー利用も可能。ただし、事前予約を入れておいた方が確実でしょう。タクシーを活用すれば、近隣のパワースポットや観光地を効率よく周遊できますね。
丸通タクシーのサイトはこちら
http://www.chichibu-maru2.co.jp/index.html
徒歩で行く場合
秩父鉄道皆野駅で下車して、町役場を目指して歩くと、山が見えてくるのでそのまま山に入る車道を進みます。町役場までの間にローソンがあるので、水分やおやつなどの調達が可能です。
徒歩で行きたいあなたへアドバイス
自動車の運転免許を持たない筆者は。秩父鉄道皆野駅から徒歩で神社へ向かいました。
駅から5~10分ほどで山に入る入口が見えてきます。そこから山道を身長160㎝ほどの筆者の足で50分弱かけて上り、無事神社へ到着!!
幸いお天気が良かったので、往復2時間弱のいい運動になりましたが、同じように徒歩での参拝を考えている方々に、いくつか注意事項をお伝えします。以下必ず読んでくださいね!
【必読】徒歩参拝者の注意事項
①熊よけ鈴を念のため用意しておこう!
登山道もありますが、クマ出没の可能性もあるので、なるべくアスファルトで舗装された車道を歩いた方が安全でしょう。私は山中で、熊よけの鈴を鳴らしながら神社へ向かいました。
②車に注意しよう!
車道を歩く場合、山頂に公園があるため意外と車の通りもあります。事故に遭わないよう、装甲車にはくれぐれもご注意を!
③お手洗いは駅前で済ませておこう!
神社は無人で社務所やお手洗いはありません。心配な方は駅や駅前の観光情報館のお手洗いか、山に入る手前にある皆野町役場の敷地内の公衆トイレ(比較的新しいのと掃除が行き届いていてきれいでした)を利用の上、山中に進むことをおススメします。
そもそも龍神スポットとは?
今年の干支は辰ということで、龍神を祀る神社仏閣へお参りする方も多いのでは。
もちろん今年に限らず、龍神様を信仰または愛する方々は常日頃から「龍神スポット」へお参りしていると思うのですが、実は筆者もその一人です。
龍神スポットと一口に言っても奥が深く、平たく説明してしまうと以下二つが挙げられます。
①主に海・河川・湖・池など水辺で龍神をお祀りする神社仏閣
②特定の地理的条件が土地のエネルギーを生み出す風水的な「龍穴・龍脈」に該当する土地の神社仏閣など
この二つの条件を満たすのが秩父であり、秩父自体が「関東最強龍神スポット」説があります。秩父の龍神スポットとして代表的なのが、三峰神社と秩父今宮神社で、平日でも参拝客が途絶えることはありません。
しかし、今回ご紹介した善女龍王神社・雷電神社は、同じ秩父にありながらもまだあまり知られていない穴場的パワースポットです。
✅有名どころはもうお参りし尽くしたから、もっとディープな場所へ行ってみたい!
✅人の少ない神秘的な雰囲気の中で静かにお参りしたい。
そんなあなたにこそお勧めですので、ぜひ機会があれば足を運んでよいお参りをしてください!