photo by 旅行のとも、ZenTech
モロッコと言えばアフリカ大陸最北にある国で、日本でもタジン鍋が流行りましたよね。
モロッコは日本からだととても遠いですが、首都ラバトやマラケシュなど、みなさんも一度は耳にしたことのある名前なのではないでしょうか。
カサブランカなどは、人口がラバトよりも多く、たくさんの観光客で賑わうそうです。
そんな中、モロッコでも北に位置する「テトゥアン」に行ってきました。
テトゥアンみどころ①海
モロッコと聞くとサハラ砂漠を思い浮かべる人が多いと思いますが、北に位置するテトゥアンは海がとっても綺麗です。
ちなみにサハラとはアラビア語で“砂漠”という意味だそうで、“サハラ砂漠=砂漠砂漠”と言ってるようなものなんだそうです。
テトゥアンはスペインの真下にある町なので、戦争中はスペインの支配下にあったようです(モロッコ自体はフランスの支配下)。なので、フランス語だけではなく、スペイン語もよく通じます。
テトゥアンのおいしいグルメ
そんな港町のテトゥアンですから、魚が本当にすごくおいしいのです。
新鮮で余計な味付けは一切ないシンプルな魚介が、山積みの宝石のように運ばれてきたときの感動は一生忘れないと思います。
レストランの窓の外にも綺麗な海が見えて、幸せで贅沢なひとときです。
テトゥアンみどころ②旧市街
photo by Domas Mituzas
モロッコにはこのように、高い壁に囲まれたエリアがたくさんあります。
実はこの壁の中はひとつの街で、壁の内側(旧市街)と外側(新市街)ではかなり雰囲気が違います。
壁の中の旧市街では、イスラム建築や景観、装飾や家の外観なども含めて伝統的で幻想的です。
車が通りきれないほど細い道が迷路のように入り組んでいて、でもそこには市場やスーパーマーケット、お肉屋さん、洋服屋さん、レストラン、カフェ、結婚式場なんかもあって、人々がそこで暮らしているのを身近で感じることができました。
石畳の道を見てみると、色分けされた線が描かれていて、その線を辿っていくと、役所や病院などの公共機関にたどり着けるようになっているという話でした。
道は写真の通り、大人だったらすれ違うだけでいっぱいになりそうなほどで、道を形成する壁自体も非常に高いのがわかると思います。
モロッコは基本的に気温が高く暑いですが、高い壁のおかげで日陰が多い分、旧市街の中は割りと涼しい印象でした。
(ただ高い壁で街全体を囲って迷路のように入り組んだ構造にしたのは、涼しさを求めているわけではなく、おそらく外敵の方向感覚を奪うためだと思います)
テトゥアンみどころ③山もあります!
テトゥアンは山と海に囲まれた街です。
山から見える景色はとても綺麗で、風も気持ちよかったです。
こんなのどかな風景も見られます。羊のお散歩風景です。
リードが付いてるのが見て取れるでしょうか?
おもしろ看板
ニッポンカフェとも読んで取れるこんなカフェを見つけました。
日本から遠く離れたアフリカ大陸最北の国モロッコですが、日本のアニメや簡単な言葉だったら知ってる人が多いようで、もしかしたらこのカフェのオーナーさんも親日家なのかもしれません。
有名なピザ屋さんも、ハンバーガー屋さんも見慣れたロゴの隣にアラビックの文字で表記があります。
ちなみにアラビックは右から左に向かって読み書きします。
こんなふうに街を少し歩くだけで見慣れない興味深いものにたくさん出会うことができます。
ヨーロッパからも数多く観光客が訪れるモロッコの魅力は、1回や2回では知り尽くせないほどたくさんありそうです。
モロッコはヨーロッパ各地から格安航空で簡単に行けるので、ヨーロッパへ旅行のついでにぜひ足を伸ばしてみて欲しいです。