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名古屋駅のすぐ側に市場が!「柳橋中央市場」でプロに混じってお買い物してきた

柳橋中央市場

今月の11月7日に豊洲に移転予定だった築地市場ですが、移転延期になり連日話題となっています。日本だけではなく、世界中からおいしいものが集まる築地市場。今では観光地としても有名で海外から多くの観光客が訪れています。
しかし、市場は築地だけではありません。京都の錦市場や金沢の近江町市場といったところはよく知られていますが、名古屋駅のすぐ側に東海の台所と呼ばれる、「柳橋中央市場」があることはご存知でしょうか?

大都市の真ん中に市場

柳橋中央市場
名古屋駅前はリニア新幹線の開業に向けて再開発が活発化し、雨後の竹の子のように高層ビルがバンバン建設されています。コンクリートジャングルといっても過言ではない大都市の主要駅から、およそ徒歩5分の場所に柳橋中央市場があります。敷地面積約4,000坪、店舗数は300店とも400店とも言われています。
要するに、高層ビルが立ち並ぶ大都市の好立地な場所に、広大な敷地と店舗数を誇る柳橋中央市場があるのです。

柳橋中央市場の成り立ち

都心部の一等地に立地したこの市場は、1900年代初め、明治時代の終わりに万物問屋が自発的に集まって出来たといいます。鉄筋コンクリートのビルの形で商い始めたのは昭和30年代からだそう。民間市場としては最大規模の市場が、このように都市の中心地にあるのは全国的に見ても大変珍しいようです。

市場を観光で楽しむには

柳橋中央市場は一般人も入れます。市場が開いている時間帯は午前4時~10時ぐらいまでで、訪れた日は午前9時頃でした。早い時間帯は業者の方たちが甲斐甲斐しく働いていて、物見遊山で訪れた身にはかなり肩身が狭い思いをすると思います。かといって、遅く行くと店が閉まっています。よって、観光で訪れるには午前8時頃あたりがよいかと思います。

気持ちよく過ごすために、写真には注意

そして、写真撮影ですが働いている人もいるので、節度ある行動が求められます。行った後に知ったことですが、撮影を禁止しているお店もあるそう。当日は、なんとなく魚を捌いている方たちを撮ったりすることに抵抗を感じ、「写真が撮りづらいなぁ」と思っていました。そのため、今回の写真は見ようによっては物足りない写真かもしれませんが、ご理解ください。

いよいよ、柳橋中央市場の中へ!

先にも書きましたが、今の柳橋中央市場はビルの中にお店があるような感じになっています。今回はマルナカ食品センターと、柳橋中央市場水産ビルのふたつを覗いてきました。

食品に関するものなら何でも揃う! マルナカ食品センターへ

柳橋中央市場
まずは、市場の代表的な存在であるマルナカ食品センターに行ってみました。
柳橋中央市場

アサリといった二枚貝は伊勢三河湾に生息しており、愛知県内のスーパーにもよく出回っています。

柳橋中央市場

よくトラフグを見かけました。トラフグは愛知県の冬の魚の代名詞といわれ、はえ縄漁法で漁獲されます。10月から2月までという漁獲時期を限定し資源を厳しく守っています。

柳橋中央市場

海苔だけではなく、お茶も扱っているお店です。西三河産の海苔があり、ここの市場は土産用に配送サービスという窓口はないようなので、お土産にぴったりだと思います。

柳橋中央市場

マルナカ食品センターは鮮魚だけではなく、精肉や青果も扱っていて、スーパーではなかなか見ることのできない珍しいモツの部位が並んでいます。

柳橋中央市場

柳橋中央市場

鮮魚や肉、野菜、もしくは海苔といった乾物もの以外にも練り物といった食品といったものはもちろん、包装資材といったものや調理器具も購入することができます。柳橋中央市場には、食事に関係するものならほとんど揃っています。

柳橋中央市場

マルナカ食品センターの中にある、おしゃれなかつ丼とコーヒーのお店「聖」。2016年6月にオープンしたばかりのお店です。市場内には女性ひとりでも気負わず入れるお店も結構あります。市場のグルメを楽しむのも醍醐味のひとつです。

柳橋中央市場

高級魚の顔ぶれに夢広がる、柳橋中央市場水産ビル

柳橋中央市場

マルナカ食品センターには、鮮魚はもちろん精肉や野菜等、幅広い食材を扱っていましたが、ここの柳橋中央市場水産ビルは、ビル名前通りに水産物を中心に扱っています。スーパーで見かける馴染み深い大衆魚から、そうそう口に出来ることができないカニやトラフグといった高級魚。今から旬に向かう牡蠣といった垂涎ものの鮮魚が並んでいます。

柳橋中央市場デビュー

食材のプロ相手に商っている場所だけあって、食材の質や種類の幅広さは驚くほどです。近隣に住んでいる人なら、足繫く通いたくなる市場で、顔馴染みになれば多少は値段に融通をしてくれるかも……しれません。

柳橋中央市場を今回初めて歩いてみましたが、すれ違う人たちの中に中国語と思われる言葉を話す人たちが小さな集団を作っていました。台湾や香港のガイドブックには、柳橋中央市場が紹介されているそうです。また、1,500円と有料ですが、毎週金曜、土曜日にはマルナカ食品センター主催の市場見学ツアーが開催。地元メディアでお馴染みのマルナカ食品センターの安藤社長が、店舗一軒一軒案内し、鮮魚の目利き、生鮮品の保存方法、市場の上手な活用をレクチャーしてくれます。

これから年末に向けて一般人のお買い物客が増える時期になります。この時期をきっかけに市場デビューをしてみてはいかがでしょうか?

柳橋中央市場
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目11−3
マルナカ食品センターの公式HPはこちら

この記事を書いた人

千津

千津ライター

幼いころは何者にでもなれると思っていたのに、成人しても特に何者にもなれず、外に探すようになりました。特に目的もなくふらふらと出かけるのが基本で、旅行も付き合いで行くという主体性のなさ。そんなことを積み重ねて、自分に厚みを出そうと思っています。