海外の人から見て、日本人旅行者のイメージはどんなもの?

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日本に訪れる外国人が増え続けていますね。
不安も多々ありますが、自分の国に興味を持ってくれる人々がこんなにいるのだというのはとても嬉しいことであります。

そういう受け側の我々にとっても、正しいかどうかは別として、国によって色々なイメージを持っていると思います。

例えば、中国人は声が大きい、遠慮がない、爆買いをする、すぐ値切る・・・。
アメリカ人はゴミを分別しない、食べ歩きが多い、冬でも薄着だ・・・。

では私たち日本人は、いったいどんな風に見られているのでしょうか。

海外旅行専門の添乗員として、年間15本程日本人のお客様30名近くをお連れして世界中のあちらこちらを旅していた中で、非常に多くの現地の方々の日本人に対する正直な感想を直接伺う機会に恵まれてきた私は、年に何回かしか旅行されない普通の日本人旅行者に比べて客観的に自分の国やその国民を見る事が出来て勉強になりました。

日本人に対する良いイメージと悪いイメージ

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私が耳にしたことで8~9割を占めているのは、嬉しいことに良いイメージです。
日本人は礼儀正しい、列にきちんと並ぶ、何時間待たされても文句を言わない、静かに食事をする、計算が早い、律儀だ、いつもニコニコしている、ごみを持ち帰る、等です。
要するに『手がかからない優等生』で、温厚で真面目なイメージを持たれているということです。


では気になる1割強の悪いイメージとはどんな点でしょうか。
最もよく聞くのが『言葉が全く通じない』という点です。英語が母国語でない西欧諸国や中国でも当たり前のように通じる、ホテルや空港やレストランや商店での必要最小限の英語も日本人相手には通じなくて苦労する、という事を不満に感じている外国人はとても多いです。また、ハッキリ言わないので何をしたいのかよくわからない、という声もよく聞きます。言葉でうまく言えないから笑ってごまかす、といった日本人特有の照れが相手にストレスを与える典型的なパターンです。

次に多く聞かれるのはレストランや買い物のマナーの悪さです。
例えば混んでいるカフェ等で荷物を置いて場所取りをする、案内制の高級レストランで勝手に好きな席に座る、静かなレストランなのに居酒屋感覚で酔って大騒ぎする、ブランド品店に入って挨拶もせず手当たり次第陳列してある服やバッグ等を引っ張り出してべたべた触り、揚句何も買わないで無言で出て行く、等です。どの局面においても最後に加わるのが、注意しても言葉を理解している様子がない、という戸惑いの言葉です。
悪い方のものをまとめると、『意思疎通が出来ないけど淡々と自分の国に居る時と同じようにふるまう不気味な人たち』という印象があることが否めません。

総括すると、つまるところ良い点も悪い点もコミュニケーション不足に起因しているのではないかという気がします。

課題の1つは円滑なコミュニケーション

これからもっと海外を旅する日本人が増えていくと思います。
自分の考えていることをしっかり伝え、相手の言おうとしていることもしっかり理解し、より円滑にコミュニケーションをとるように努める事で、日本人の株は更に上がると思います。
日本人は外国人から見てせっかく良いイメージがあるのだから、日本人の良いところを態度だけでなく言葉でもプレゼンテーションし、もっともっと日本人や日本に対する興味や理解も深めてもらうことにつなげていこうではありませんか。

この記事を書いた人

平山ロゼ

平山ロゼハイパートラベルコンシェルジュ

イギリス生まれ。海外添乗員時代に46か国を巡る。現在トラベルコンシェルジュ兼5カ国語講師。数々の危機を乗り越えた経験から、旅行を楽しくより快適にするために、斜め目線で航空旅行業界を斬る!時もあります笑

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