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東京都内であったか~い甘酒を!甘酒屋さん4軒を巡ってきました

天野屋の甘酒。横にはお味噌が

美容や健康にうれしい栄養がたっぷり含まれているとして、近年大注目の甘酒。今年は夏に飲める冷やし甘酒が話題になりましたが、湯呑みから真っ白な湯気をたててほしいのも、ほかならぬ甘酒。なんといっても、あの白く温かで優しい味わいは、私にとって冬の永遠のアイドルです!
そこで今回は、引きこもりがちな寒い冬にわざわざ行きたくなる、都内のおいしい甘酒屋さんをご紹介! あったか~い甘酒を求めて、冬を楽しみに出かけませんか?

【御茶ノ水】天野屋

千代田区の指定有形文化財になっている、伝統ある老舗

天野屋外観
神田明神の鳥居のすぐそばに、冷やし甘酒と氷甘酒で話題になったお店があります。こちらの「天野屋」は、1846年から創業している有名店。なんとこのお店の地下に100年以上前に造られた糀室(こうじむろ)があり、今でも甘酒の熟成に使われているといいます。

天野屋入口
店内への入り口は、鳥居に向かって左側、美しく整えられた植栽とシックなのれんがかかっているところです。少し敷居が高そうに見え、お店のドアにある「紙コップで甘酒をご入用のお客様 売店の方にどうぞ」の張り紙に一瞬ためらってしまいましたが、よく見るとたぬきが面白い顔をしていますね! 断然、店内でいただくのがおすすめですので、ぜひ中へ入ってください。

店内でゆったりいただける米糀の甘酒が絶品です!

天野屋の趣ある店内
というのも、店内にはいくら見回しても飽きないほどのレトログッズがたくさん! 本格的な機関車の模型や止まった古時計、カラフルな模様が可愛らしい照明など、遊び心満載の内装です。そして、使い込まれた木造建築の窓からは、緑の木洩れ日が。一瞬甘酒を忘れてわくわくしてしまいましたが、すぐに思い出し甘酒を注文。1杯400円です。

天野屋の甘酒。横にはお味噌が
店内の様子に目を奪われていると、やってきました。黒い湯呑みに浮かぶお米が雪のようです。材料はお米と糀のみ、伝統的な製法で作られた甘酒は、体にすっとはいってくるような優しい甘さ! クセが全然なく、後味すっきり。口あたりなめらかでとても飲みやすいです。おいしい!
甘酒のお味に大満足でしたが、横についてきた小皿も気になります。お菓子かな? と思いきや、よく見るともろみ味噌。実は、甘酒に入っていない生姜がもろみ味噌に入っているんです。意外な組み合わせにも関わらず、しょっぱさと甘さの組み合わせが絶妙で、甘酒がどんどん進んでしまいます。

明神甘酒の文字が入った味のある湯呑み
内装が素敵なだけでなく、店員さんもアットホームな雰囲気の方だったので、居心地がよかったです。甘酒もとてもおいしく落ち着いて飲むことができ、ここでの時間はお値段以上でした! とにかく飲みやすい甘酒ですし、照明は少し暗めだったので、デートにもぴったりです。日曜日は定休日なので、そこだけ気を付けてくださいね。

天野屋
営業時間 月~土10:00~18:00 祭日10:00~17:00  定休日 日曜
HPはこちら

【人形町】とうふの双葉

「甘酒横丁の甘酒」を飲んでみたい!

甘酒横丁看板
都内で「甘酒横丁」という通りがあるのをご存知ですか? 人形町のこちらの通りに、昭和60年ごろから愛される「甘酒横丁の甘酒」があるというのです!

とうふの双葉外観
今回訪れたのはピンクの装飾が可愛らしい、甘酒横丁いち有名だという「とうふの双葉」。明治40年創業のお豆腐屋さんで、昭和60年から甘酒も始められました。土曜日の13時半ごろ訪れたところ、お店の前は甘酒や甘酒ソフトを頼む人でにぎわっていました。

甘酒横丁の甘酒
そんなとうふの双葉の甘酒は、ピンクの柄が可愛らしい紙コップに入って1杯200円。お店前にあるベンチでいただきます。
こちらも米糀のタイプで、おそらくお砂糖が入っているのか結構甘いです。お米の粒が比較的しっかり残っているので、よく噛んで飲みました。見かけによらず意外と飲みごたえがあり、おやつ感覚でいただくことができます。甘い甘酒が好きな方にオススメです!
甘酒横丁は甘酒以外にも有名店が連なる通りですので、合わせて楽しんでみてくださいね。

とうふの双葉
営業時間 月~土7:00~19:00 日10:00~18:00  定休日 なし
お店のHPはこちら

【自由が丘】古町糀製造所

とにかくオシャレ!糀をモダンに表現した驚きのバリエーション

古町糀製造所外観
こちらのお店は、お米の名産地・新潟に本店を持つ、2009年創業の新しいお店。お米の甘さを引き出す栄養価の高い糀を、今に広く伝えたいという思いから生まれています。確かに、甘酒のイメージを覆すような洗練された外観は、流行の最先端のお店が集う自由が丘の景観にもぴったりです。
古町糀製造所ポスター
さっそく注文しようとメニューを見てみてびっくり。なんとこの時は期間限定も含めて11種類もありました! 「糀ドリンク」と名付けられたものに様々な食材がブレンドされているのです。定番の生姜のほか、りんご生姜や抹茶、期間限定のマロン、アップルシナモンなど。メニューのほとんどにおいて温・冷をできますし、糀シェイクまであります。まるでフレーバーラテを頼んでいるような感覚です。私、すでにそのオシャレさに、軽くカルチャーショックを受けました。「糀・柚子」を注文し、甘酒新世界へ突入です。
糀ドリンクは瓶でも販売しています
▲店内にも、美容・健康に良いというたくさんのアレンジ商品が
待っている間に店内の机に置いてあった説明を読んでみると、このお店の「糀ドリンク」は砂糖不使用のためお米本来の甘さを楽しめるほか、甘酒独特の香りを抑え誰でも飲みやすいものにしてあるのが特長だとありました。甘酒の香りがないとは、いったいどういうことなのか、期待が高まります。

苦手な人でも気づかず飲める、糀の甘みを楽しむドリンク

糀・柚子と、糀シェイク
▲糀・柚子(温)420円と、友人が頼んだ糀シェイク430円
蓋をあけた糀・柚子ドリンク
お米のシルエットが描かれたラベル付きの、可愛らしいカップに入ってやってきました。真っ白なコップの中をのぞき込むと、さっそくふわりと柚子の香りがしました。そして、飲んでみてまたびっくり。私は、よく甘酒に生姜を入れるように、柚子をアクセントとしているのかと思って頼んだのですが、どちらかというと濃厚な柚子ジュースを糀ドリンクで割っているような印象です。とろみのある温かい柚子ジュースを飲んでいる、といった感じでしょうか。
友人が頼んだ糀シェイクも少しもらったところ、甘さ控えめのほんのりクリーミーな上品シェイクといったお味で、こちらもおいしかったです。本当に香りが抑えられているのですが、お米の自然な甘みに米糀の甘酒らしさが感じられます。

古町糀製造所店内カウンター
オシャレな店内でフレーバーラテを飲むように、自由が丘でのお買い物ついでにふらっと立ち寄りたくなるお店です。美容パワーで女子力が上がりそうなので女子友達を連れて、次は期間限定の糀ドリンクを注文しに行きたいと思います。
また、気になるものがあれば試飲もさせてもらえるそうなので、ぜひ店員さんに伺ってみてください。

古町糀製造所 自由が丘店
営業時間 11:00~22:00  定休日 なし
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【駒込】吹上茶屋

六義園の中にある気持ちの良いお茶屋さん

六義園門
吹上茶屋は、国指定特別名勝になっている六義園の中にあるお茶屋さんです! この日は朝10:00ごろ、森のようにさわやかな空気の六義園に入園しました。
六義園内の橋の上から
入園料は300円。手入れの行き届いた趣ある庭園なので、納得のお値段です。
お目当ての吹上茶屋までは門から少しありますが、園内は歩きやすく、景色を楽しんでいるうちにあっという間に到着しました。
吹上茶屋前
▲朝からたくさんの方が訪れていました!

日本庭園を眺めながらのんびり楽しむ、酒かすの甘酒

吹き上茶屋から見る六義園
さっそく甘酒を注文し、目の前に広がる日本庭園を眺めて待ちます。この日は曇りでしたが、それでも風光明媚な絶好のロケーションです。

吹上茶屋の甘酒
穏やかな湖面を眺めているうちに、いよいよ甘酒の登場です。写真だと分かりづらいと思うのですが、1杯300円の甘酒、なんと男性のお茶碗くらいのサイズがあります! さらにこの素敵な器、持ってみると意外に軽くて熱くないのも嬉しいところでした。
そして、ひと口いただいてまた歓喜。こちらの甘酒は、私の大好きな酒かすタイプです! 私は家で作るとボソボソしがちなのですが、こちらはとってもなめらか。濃さがちょうどよく、甘みと酸味のバランスも絶妙です。おいしくて思わずゴクゴク飲んでしまいましたが、量が多めなので景色を楽しみながらのんびりいただくのもオススメです!
吹上茶屋店内
園内にはモミジが多く、2016年11月19日から12月7日にかけては、日没から21時まで紅葉がライトアップされるそう。普段は17時までですが、ライトアップ期間は20時まで営業時間を延長するとのことです。ぜひ紅葉の時期にも訪れたいお店でした!

吹上茶屋
営業時間 9:00~16:30  定休日 12/29~1/1
お店のHPはこちら

いかがでしたか? 今回はおいしい甘酒があるのはもちろんのこと、店内の雰囲気やロケーションなど、それぞれ特徴のあるお店をご紹介しました。ぜひシーンに合わせてお好みのお店へ足を運び、冬のお出かけを楽しんでくださいね。

ぜひ甘酒を外で飲んでみてください!

昔おばあちゃんの家でよく甘酒を出してもらっていたので、冬になるとこたつに入って本を読み、甘酒とみかんを食べるのが大好きでした。ほかは初詣のときくらいしか外で甘酒を飲んだことがなかったので、お店に行ってみると全然違う味に出会ったので驚きました! 生姜はどこでも入っているものだと思っていましたし、こんなにおいしい米糀の甘酒があったとは……。どこのご家庭にも「うちの味」があると思うのですが、外で飲んでみると新たな発見があって、きっと甘酒がより好きになると思います!

この記事を書いた人

Tycho

Tycho

おでかけと食品サンプルが大好きな大学生。今は引退しましたが、フリーペーパーサークルに所属していました。趣味は、お散歩中に食品サンプルと抽象的なオブジェを見つけることです。