アイスランドは、火山の国。
大小130もの火山が、北海道とほぼ同じ面積の中にひしめいています。
そこでアイスランドの人が考え出したのが、火山が発生させる「地熱」を利用するエネルギー。
この「地熱エネルギー」が、街中の様々なところで活用されています。
その中のひとつが、「温水プール」です。
自然エネルギーだけで温水プールを作れるなんて、そんなところでもアイスランドの大自然の力を感じますね。
今回はそんな「アイスランド人と温水プール」について、駐日アイスランド大使館のHalldor Elis Olafsson(ハルドル・エリス・オラフソン)さんに寄稿いただいています。
アイスランド人のくつろぎ方
■今回の旅の達人 Halldor Elis Olafsson(ハルドル・エリス・オラフソン)氏 駐日アイスランド大使館の商務官。 早稲田大学を卒業後、アイスランド航空日本支社に勤め、 この夏よりアイスランド外務省管轄の駐日アイスランド大使館にて勤務。日本に住んで6年。 |
この温水プールは私が育った場所にあり、私にとって特別でとても懐かしい意味を持つ場所でもあり、
同時に一般的には、アイスランド人の良い日常生活を垣間見る事ができる場所でもあります。
This is the heated pool from where I grew up.
For me, it has special nostalgic significance, but in general provides a good glimpse into the daily life of Icelanders.
レイキャヴィクの最西端にあるセルチャルトナルネース市は、アイスランドで一番小さな市です。
市内に入るとすぐに、市の大きな運動競技場が見えます。
そこには小さいけれども、とても綺麗な地熱を利用したプールなどの水泳施設があります。
国内のプールの殆どが、地熱によって暖められた温水を使っています。
心地よい温水プールに入る事は、リラックスするにはとても有効で、またアイスランドの文化を経験するにも最適な方法です。
アイスランドの温水プールは、日本における”銭湯”文化にあたるもので、
人々が会話をしたり、お互いに社交的になる場所としても機能しています。
アイスランドの温水プールを訪れる事は、アイスランドへ旅行される方々がするべき体験の一つです。
At the western-most tip of Reykjavik city is the small municipality of Seltjarnarnes.
Immediately after entering, you can see the large municipal sports area.
There you will find the small but beautiful geothermal pools and swimming facilities.
Heated by geothermal water, as most of the countries´s pools,
the pool provides a perfect escape to relax in comfortable water and experience Icelandic culture at its best.
The heated pools is the Icelandic counterpart of the Japanese “sento” culture,
providing a place where people can socialize, discuss and generally be together.
Visiting an Icelandic heated pool is surely something that every traveller to Iceland should experience.
アイスランドには観光スポットがありすぎて迷ってしまいますが、「温水プール」に訪れて地元の人たちと交流するのも、また一興ではないでしょうか。
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※このコンテンツは、tripro「旅の達人」を再編集したものです。