みなさん、カレーはお好きですか? ひとくちにカレーと言っても欧風から洋食系、スパイス系など最近では色々なカテゴリーがありますよね。
大阪・裏日本橋と言われるエリアで発見したディープなスパイス系カレー NOMSON CURRY(ノムソンカリー)。その魅力をひとことで表現すると「宇宙人をも魅了する一期一会なカレー」です。
カレー星人という未知との遭遇
「なんかすごいカレー屋があるらしい」そんな噂を聞いてやってきました大阪・裏日本橋。
どこがどうすごいのか。気になります。14時くらいには売り切れてしまう事が多いということで、張り切って開店前にお店へ。すでに10人ほどの男女が列を作っていました。
「やってますん」なんとも可愛いキャラクターがお出迎え。彼の名前はニャン・ピ・エール13世。略してニャンピー。カレー星の王子様で公務でやってきた地球でスパイスカレーの虜になってしまい、今ではNOMSON CURRYのお手伝いをしているのだとか。
語尾の「ですん」はこの界隈のカレー関係者に流行中ですん。まさかの宇宙人をも虜にしてしまうカレー。ますます楽しみになってきました。
この出会いは今日だけ! カレーとの一期一会
いよいよ入店。店内は20席ほど。あっという間に埋まってしまいました。カウンターの他にテーブル席もあるので、カップルやグループでの来店も大丈夫。みんなでワイワイカレーを楽しめます。
気になるメニューは
メニューは定番カリーの「野村さん家のチキンカリー」の他に日替わりが3種というスタイル。定番カレーにはヨーグルトとスパイスに2日間漬け込んだ若鶏のモモ肉を使用。外さない美味しさです。
さらにトロっトロの炙りモッツァレラチーズやタンドーリ風揚げチキンなどほっぺが落ちそうなトッピングも。色々追加して自分だけのカレーに。それも楽しそうです。記者は定番の野村さん家のチキンカリーに炙りモッツァレラチーズをトッピングしました。
注文の仕方も独特。通常の1種盛りから、お好きなカレー2種盛りの「愛×(あいがけ)」に3種盛りの「三角関係」などネーミングもユニーク。
三角関係はライスも三角! ビジュアルも楽しめますね。メニューで悩んでも大丈夫。三角関係を選べば日替わり3種類、ひとりで制覇出来ます。
一皿の芸術 出汁が奏でるハーモニー
こちらのカレーは出汁(だし)にもこだわりが。全ての種類の出汁を分けてとっています。2種盛りや3種盛りなど、一皿の中で纏めるのに違和感を出したくないという理由で、同じメニューでも日替わりの組み合わせにより出汁の種類を少し変えているのだとか。
さらに食材の噛んだ時の弾力などにもこだわり、肉や魚をヨーグルトでマリネしたり塩麹や蜂蜜を加えたり、決まったレシピを持っていないので同じメニューでも日によって少しずつ違うのです。
まさにカレーとの一期一会! 店主のこだわりとカレーに対するただならぬ愛を感じます。
朝挽きスパイスが奏でるスパイシー交響曲!
こちらのお店、スパイスへのこだわりもハンパじゃありません。その日使うスパイスを開店前に薬研で挽いています。
薬研(やげん)とは漢方薬などを細かく挽くときなどに使用する器具。電気のミルで挽くお店が大半なのですが、摩擦によって発生する熱で薫りが飛ぶのを防ぐため、丁寧に手で挽いています。
開店30分前にかレーベースに投入されるスパイス。ガツンとくるカレーのスパイシーさは「スパイスの鮮烈な薫りを楽しんで頂きたい」という店主からの強烈なメッセージなのです。
カレーに合わせた副菜やドリンクも
副菜もその日のカレーに合うものを。この日は豆もやしと山菜のビビンバ。そしてパパドという、ウラド豆が原料のチップス。
こちらは定番のつけあわせで、カレーとの相性もバッチリ。そのまま食べてもカレーにつけても。パリパリした食感としっかりした味がカレーのアクセントになり、ますますカレーが進みます。
カレーの合間にのどを潤してくれるドリンクも。おなじみのラッシーからビール、こだわりのコーヒーなど。こちらのコーヒーは、THEディープ大阪 新世界にあるコーヒー専門店 田代珈琲のもの。
カレーに合うように焙煎されたコーヒーは酸味の代わりにキレのある苦味があります。手挽きミルで提供直前に薫りを加える「カルダモンコーヒー」はスパイス好きにはたまらないドリンク!
カレーを注文するとアイスカルダモンコーヒーの他にラッシーやアイスチャイなどのセットドリンクをプラス出来ます。通常サイズはプラス200円、ミニはプラス100円でセットに(お1人様1杯)。写真はミニラッシー。副菜もドリンクも、全てがカレーのために存在するのです。
お店は売切れ次第終了で15時半ラストオーダーですが、14時前後に売り切れてしまう事も。情報はTwitterなどで随時発信しているそうなので、参考にしてみてくださいね。
これでもか!というくらいディープな大阪的スポット。「大阪に来た!」を体感してください。