土日祝日と毎月8日のみ使える! 名古屋のバス・地下鉄がお値打ち価格で乗り放題になる「土日エコきっぷ」
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土日祝日と毎月8日のみ使える!名古屋のバス・地下鉄がお値打ち価格で乗り放題になる「土日エコきっぷ」

みなさんは、旅先で観光スポット間やエリアを移動する際に、どのような手段を利用しますか? 移動する距離によってレンタカーやタクシーを利用する方もいるのでしょうが、多くの方が利用するのは鉄道やバスなどの公共交通機関ではないでしょうか。今回ご紹介するのは、名古屋市営地下鉄や市バスなどで利用できる「土日エコきっぷ」です。

全国の各都市で設定されているお得なきっぷはさほど珍しくはありませんが、名郷足交通局が発行するこちらのきっぷには全国的にも珍しいある特徴が。普段から名古屋で取材をする際に「土日エコきっぷ」を使っている筆者が、このきっぷの主な特徴をわかりやすくお伝えしたいと思います。

まずは「土日エコきっぷ」の概要をチェック

土日祝日と毎月8日のみ使える!名古屋のバス・地下鉄がお値打ち価格で乗り放題になる「土日エコきっぷ」


今回ご紹介する「土日エコきっぷ」は名古屋市交通局が発行するフリーきっぷで、土曜日、日曜日、休日(休日ダイヤ運行日)と毎月8日に利用できます。価格は大人1枚620円。他自治体にも土日祝日に利用できるお得なきっぷはありますが、「土日エコきっぷ」最大の特徴は“毎月8日”も利用することができるということ。これは、毎月8日が環境保全の日に設定されているため、車社会の名古屋市で自家用車を使わず公共交通機関の利用を促進するために適用されています。

「土日エコきっぷ」主な販売場所は、各駅の自動券売機や駅事務所、一部のホテルなど。販売場所の詳細は名古屋市営交通の該当ページでご確認ください。

土日祝日と毎月8日のみ使える!名古屋のバス・地下鉄がお値打ち価格で乗り放題になる「土日エコきっぷ」


自動券売機で気軽に購入することができる「土日エコきっぷ」ですが、こちらは磁器タイプの紙きっぷとなります。水濡れや折れ曲がりなどを防げるプラスチック製のカードタイプもありますが、こちらは駅事務所で購入するものとなるので販売場所が異なることを知っておきましょう。またプラスチック製のきっぷには名古屋市で開催されるイベント広告などがデザインされたものもあり、こちらは販売される枚数、期間に限りがあるのでご注意を。

利用できる路線&交通機関は?

土日祝日と毎月8日のみ使える!名古屋のバス・地下鉄がお値打ち価格で乗り放題になる「土日エコきっぷ」


「土日エコきっぷ」を利用できるのは、名古屋市営地下鉄全線と市バス全線、なごや観光ルートバス全線、ゆとりーとラインの平面区間(大曽根駅~小幡緑地駅間は利用不可)。名鉄線へ相互乗り入れしている路線でも利用することができますが、該当区間外の運賃は降車時に別途精算することとなるのでご注意ください。

地下鉄を利用する場合は初乗り料金が210円となっているため、短距離であっても3回乗車すれば元が取れる計算となります。

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市バスに関しては、基幹バス以外は運賃が210円の定額となっているため、3回乗車すれば元が取れる計算となります。こちらはカードリーダーを利用せず、乗車時に乗務員へ「土日エコきっぷ」を提示して利用してください。

土日祝日と毎月8日のみ使える!名古屋のバス・地下鉄がお値打ち価格で乗り放題になる「土日エコきっぷ」


名古屋市営地下鉄には、乗り換え時に徒歩移動区間がかなり長い駅があります。代表的なものをいくつか挙げると、丸の内駅、御器所駅といった桜通線と鶴舞線の乗換駅でしょうか。ほかにも乗り換えに5~10分程度の徒歩移動が発生する駅がありますので、こういう場合に嬉しいのが「土日エコきっぷ」でしょう。乗り換えが面倒な駅を避け、栄駅、久屋大通駅、伏見駅などの乗り換えがらくちんな駅へ迂回してコースを決めることができる点がフリーきっぷの利点ではないでしょうか。乗車時間が若干長くなっても、徒歩移動の距離が長い駅を避ければ早く目的地へ到着できる場合がありますからね。

8日以外の平日に利用できる「地下鉄24時間券」との比較

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名古屋市営交通が発行するフリーきっぷには、「地下鉄24時間券」をはじめとする平日も利用できるお得なきっぷがあります。市バスを含めて平日にフリー乗車となるものは高額であまり利用機会がないため、今回は価格帯が近く筆者自身もよく利用する「地下鉄24時間券」と比較して、それぞれの利点、欠点を考察してみたいと思います。

「土日エコきっぷ」は対象の公共交通機関がすべてフリー乗車となることに対して、「地下鉄24時間きっぷ」を使って乗車できるのは地下鉄路線のみとなります。「地下鉄24時間きっぷ」の価格が大人760円であることからも、対象日に利用する場合は「土日エコきっぷ」がかなり便利でお得であることがわかりますよね!

ただし、「土日エコきっぷ」が利用できるのは対象日の始発から終発までとなっているため、仮に夕方や夜に最初の改札へきっぷを通したのだとしても、土曜日から日曜日など日をまたいでの利用はできません。もし利用開始時間が遅く翌日も地下鉄を利用する予定がある場合は、「土日エコきっぷ」の利用可能日であっても、初めて改札を通してから24時間利用することができる「地下鉄24時間券」を購入した方がお得になる場合があるので、連日地下鉄を利用する予定がある場合は購入するきっぷを吟味して購入すると良いでしょう。

公共交通機関を利用して名古屋観光を楽しもう

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今回の記事では、名古屋の公共交通機関がフリー乗車となる「土日エコきっぷ」について解説しました。ここで不足している詳細情報は名古屋市交通局のサイトでご確認いただき、公共交通機関を使って快適に名古屋観光を楽しんでいただければと思います。


名古屋市交通局

この記事を書いた人

はらぺこえりむし

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

カフェ、喫茶店好きが高じて全国47都道府県のカフェ制覇を目指す、食いしん坊な主婦ライター。 これまでに訪れたカフェや喫茶店は1000軒以上。流行りのおしゃれカフェから昭和の純喫茶まで網羅する雑食。 車の運転が苦手なので、電車やバス、飛行機などの交通機関を使った旅が中心。お得なきっぷや航空券セールを利用して、ローコストな旅を楽しんでいる。 好きなエリアは瀬戸内エリア、常滑、函館。海のない地域で生まれ育ったので、海を見るとテンションが急上昇! グルメ×旅の記事執筆が得意なので、TRIP'Sではおすすめのグルメスポットをたくさん紹介していきます。

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