福岡随一の繁華街として知られる、博多区の中洲エリア。ここにあるのは明治38年創業の老舗菓子店「石村萬盛堂」さんです。日本で初めて、ホワイトデーにマシュマロを贈ることを提唱した同店。博多川に架かる東中島橋そばにある須崎本店には、現在でもたくさんのお菓子が店頭で販売されています。
今回は、本店でのみ提供されているSNSで話題のスイーツ「つるのこのこ」に注目。同店名物の鶴乃子をユニークにアレンジしたユニークな商品にぜひ注目してみてください。
「石村萬盛堂」ってどんなお店なの?
現在、九州エリアに複数の店舗を構える「石村萬盛堂」さん。本店は地下鉄空港線中洲川端駅から歩いて2分ほどのところにあり、毛筆で描いたようなキャラクターと店名の入った白いのれんが目印となっています。
明治時代から福岡でお菓子を作り続けてきた同店。店内では、和菓子、最中などの和菓子やマシュマロといったさまざまな種類の菓子類を販売しています。
本店限定のユニークな新感覚スイーツ「つるのこのこ」
マシュマロや和菓子などの菓子類は各店舗で販売されていますが、オーダーが入ってから専用キッチンで調理する作り立て商品を味わうことができるのはここ本店のみ。名物の鶴乃子をアレンジした新感覚スイーツ「つるのこのこ」が今回のお目当てです。
ふわふわのマシュマロとアイスクリームをあわせたひんやり冷たい美味しさと、真っ白でユニークなフォルムがSNSで話題となった「つるのこのこ」。単品で購入することもできますが、おすすめは地元・福岡の老舗茶屋から仕入れた冷茶がついてくるお得なセット!
テイクアウトすることも可能ですが、店内にイートインスペースがあるので今回はこちらでいただきます。
カップの上に乗った球体はマシュマロ。インパクトのある見た目に思わず食べることを躊躇してしまいそうな斬新なビジュアルですが、中にはアイスクリームが入っているので溶ける前に美味しくいただきましょう。
マシュマロは想像していたよりもやわらかく、木のスプーンが簡単に入っていきます。しかし、口に入れるとしっかりとマシュマロの弾力となめらかさを感じるため、ちょっぴり不思議な気分になりました。
店内のユニークなディスプレイにも注目
物販コーナーは木のパーティションで仕切られており、そこにはずらりと自慢のお菓子が並んでいます。
昭和の時代に日本で初めてホワイトデーにマシュマロを贈ることを提唱した同店らしく、販売されている商品にも、やはりマシュマロを使ったお菓子が目立つ印象。
マシュマロを作るときに余ってしまう卵黄は鶏卵素麺として商品化。こちらは現在、日本三大銘菓としても知られています。
大福や最中などの和菓子は、気軽に1個から購入することができます。
また、ちょっぴりユニークなのは、木枠にはめ込んだアクリル板にとてもリアルな食品サンプルが貼り付けられているところ。思わずカメラを向けたくなる商品の見せ方にも注目してみてください。
福岡土産にぴったりな魅力あふれる商品がいっぱい
福岡市内には数多くの菓子店があり、そこで生まれた銘菓が多く存在します。あまりにも種類が多く思わず目移りしてしまいそうですが、福岡旅行のお土産候補に、ぜひ「石村萬盛堂」さんのお菓子を加えてみてはいかがでしょうか? ぜひ現地へ足を運んでみてくださいね!
●石村萬盛堂