日帰り観光で上高地ならこのルート。実際の所要時間と絶景スポットをご紹介!
日本

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自然が美しい上高地。日帰りで訪ねるには、バスの時刻があるため、効率良く見どころを回る必要があります。今回は上高地の絶景スポットと実際の所要時間とともに、おすすめの日帰りルートをご紹介します。これからの季節、上高地は紅葉も綺麗です。ぜひ紅葉を見に訪ねてみてください!

今回ご紹介するルート

高地は長野県西部の飛騨山脈にあります。今回ご紹介するルートは「大正池」→「河童橋」→「明神池」の順に絶景スポットを巡ります。

松本駅発上高地行きのバスを「大正池」で下車し、スタートします。

平らな湖面が広がる絶景「大正池」

「大正池」で下車するとすぐに、最初の絶景「大正池」が目の前に広がります。
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どこまでも平らな湖面が広がり、山々を反射する水面がとても美しいです。
所々に立ち枯れの木が生えており、独特の雰囲気が漂っています。

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池の正面には焼岳が、右手には僅かに雪の残った前穂高岳・奥穂高岳・西穂高岳が見えます。

大正池は焼岳の噴火により梓川の流れがせき止められ、突然あらわれた池だそうです。その誕生も、景観と同じようにどこか幻想的ですね。

上高地といえば有名な「河童橋」を想像する方が多いと思います。河童橋は「大正池」より先の「バスターミナル」でバスを下車したほうが近いですが、バスターミナルから大正池までは40分ほどかかり、帰りのバスまでにより多くの絶景をめぐるには、大正池での下車がおすすめです。大正池で下車しても、明神池へ向かう途中で河童橋を見ることができます。

梓川の透き通ったコバルトブルー

大正池の後は、河童橋へ向かいます。

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歩道のすぐ横を流れる梓川は、川底の小石まで見通せるほど透き通った、美しいコバルトブルー色をしています。遠くには山々が見え、水面とのコントラストがとても綺麗です。

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川のせせらぎを聞きながら、美しい小道を歩くと、とても癒やされます。

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途中、湿地の池である「田代池」があります。田代池に近づくと周りが湿原の風景に変わり、歩くだけでも風景の変化を楽しむことができます。

上高地といえば「河童橋」

大正池から40分ほどで、河童橋に到着。
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ここでバスターミナルに立ち寄り、帰りのバスの整理券をとると便利です。上高地発便のバスは、整理券が必要となります。

河童橋付近にはロッヂやホテルがあり、ランチもできるようなので、自然を眺めながらゆっくりと食事を楽しむのもいいかもしれません。

河童橋から明神池へ

河童橋を過ぎ、次は明神池へと1時間ほど歩きます。
明神池は拝観料が大人300円必要なためか、大正池からの道と比べ、ぐっと人の数が少なくなりました。
14時を過ぎていたため、時間の関係もあるかもしれませんが、あまり人が多くない場所でゆっくり自然を眺めたい、という方は、明神池方面を訪ねるのが良いかもしれません。

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途中、立ち枯れの木が乱立する独特の風景に出会いました。

神々が住むような神秘的な空間「明神池」

明神池への歩道は、起伏もあり、ちょっとした運動になります。歩道をひたすら歩くこと約1時間。やっと明神池の入口に到着。
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入り口には売店小屋があり、ペットボトル飲料を買って水分補給。その後、入り口で拝観料の300円を支払い、いざ、明神池へ。

池
数歩歩いてすぐ、目の前に現れたのは、神々しささえ感じる、神秘的な池の姿でした。
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水面はどこまでも平らで、波ひとつたっていません。まるで鏡のように山々や木々を映しています。
正面には穂高連峰が、池を見守るようにそびえ立っています。

 

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近くの明神池から流れ出る川から、水が流れ落ちる音だけが聞こえます。木々の葉が日を浴びて金色に輝いています。まるで神様が人々を休ませるよりも、神様自身が休んでいる場所、そこに少しだけ足を踏み入れさせてもらった、という印象でした。

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水の音以外は、静寂に包まれています。動いているものといえば、水面を滑るように泳ぐ2羽のカモとその水紋だけでした。入り口から数歩入っただけで、本当に別世界のようでした。最初は拝観料がかかることに抵抗がありましたが、たった300円でこれだけの風景をみることができるというのは驚きです。河童橋から1時間歩くのはきつかったけれど、一見の価値はあります。

注意点など

トイレは大正池から河童橋までは数カ所ありましたが、河童橋から明神池までは1箇所しかありません。長時間歩くため水分補給は必須ですが、計画的にとった方がいいと思います。上高地は標高が1,500mあるため夏でも肌寒い時があり、パーカーやシャツなど、体温調整のしやすい服装が便利です。靴は運動靴がおすすめです。また山の天気は変わりやすく、私が行った際にも帰り際になって急に小雨が降ってきたので、折りたたみ傘や雨合羽があると安心です。

これから上高地は紅葉の季節を迎えます。ぜひ神秘的な大自然の中で、最高の癒しを満喫してください!

この記事を書いた人

さわら

さわらフリーライター、イラストレーター

栃木県生まれ。北海道、神戸で暮らし現在は東京在住。カナダに約1年間留学、アフリカ・マラウイでインターンシップを経験。イラストレーターとしても活動しており、主に風景や植物を描いている。自然が好きで、美しい風景を求めて旅をしている。カナダ人の夫と2人暮らし。

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