小さな博物館・美術館シリーズ ~林芙美子記念館~
日本

国立、都立の美術館、博物館がある上野はみなさんもよくご存知だと思いますが、都内には、街の中にさりげなく存在する美術館、博物館などが数多くあります。散歩の途中にちょっと立ち寄れる、そんな場所を紹介して行きたいと思います。今回は、林芙美子記念館です。

林芙美子記念館

小説家であった林芙美子の終の住処 林芙美子記念館

小説家であった林芙美子の終の住処が西武新宿線、都営大江戸線の中井駅近くにあります。その家が今は新宿区が管理する「林芙美子記念館」になっています。

今でこそ、中井、落合界隈は、普通の私鉄沿線の住宅街ですが、昭和初期の頃は閑静な住宅街で文化人も多数住んでいました。これは記念館前にあった新宿区の落合に住んでいた文化人の案内板ですが、教科書でお目にかかった名前もこの中あるのではないでしょうか?

そんな落合文化人の中の1人が、「放浪記」「浮雲」で知られる小説家の林芙美子でした。その終の住処が今では新宿区が管理する新宿区立林芙美子記念館として公開されています。西武新宿線中井駅から徒歩10分くらいの場所にあります。

林芙美子記念館

これは本来の玄関だったところですが、記念館の入り口は坂をもう少し登ったところにあります。

林芙美子記念館

入場料は一般150円。新宿区が定めたイベントの開催の際は無料になることもあります。私が訪れた日は、新宿区のイベントで無料でした。

林芙美子記念館 書斎

これは執筆をしていた書斎です。まるで林芙美子が中座して帰ってきてまた書き始めそうな風景ですね。

林芙美子記念館 台所

まさに昭和の台所。当時としては最新の冷蔵庫もありました。説明によると、これは、東芝製で昭和13年のモデルだそうです。昭和初期の生活感が滲み出てくるような部屋ですね。

林芙美子記念館 竹林

林芙美子は竹林が好きで以前はもっと竹があったそうです。彼女の葬儀の時、ここで執り行われた際、参列者の便宜を考えかなり伐採したらしいです。それだけ人気のあった作家だったということです。

林芙美子記念館 中井駅方面から撮った写真

中井駅方面から撮った写真です。それでもその片鱗はわかりますね。

もう1人の落合文化人

落合の文化人といえば、赤塚不二夫も忘れ難い存在です。中井駅近くの洋食屋さんぺいざんは彼が足繁く通ったお店です。これはお店のカウンターに貼ってありました。メニューの中に赤塚不二夫が好きだったメニューもあります。

赤塚不二夫 ぺいざん
赤塚不二夫 ぺいざん

中井散策

中井散策の際にお立ち寄りされるのもいいかもしれません。これはGoogleマップからの地図ですが、都営大江戸線中井駅からも徒歩圏内です。駅構内に案内板もあるので、参考になさってみてください。

この記事を書いた人

Songben

Songben

「この世界の片隅に」の舞台、広島県呉市の出身。18歳、予備校進学のために上京。大学時代は、都内の名画座の顔になるほど映画漬け。5年の時(?)国境が解放された報を聞き、北京発モスクワ行き国際列車に乗る。これが初めての海外。仕事は全く旅行とは関係ない経理職。毎年のようにどこかに出没。といっても、中国が多く訪中は20回。

    チャンネル

    チャンネルをもっと見る