• 都内で人気の飲み屋「晩杯屋」、ありえない安さと旨さの秘密を聞いてきた! | TRIP'S(トリップス)

    都内で人気の飲み屋「晩杯屋」、ありえない安さと旨さの秘密を聞いてきた!
    日本

    こんにちは、駆け出し酒場ライター山﨑あやさです。主な出没地域は都内立ち呑み屋さんのカウンター、好きな食べ物はビール、特技はどんなに混んでる居酒屋でも店員を呼べる(声がデカくてすごい通る)です。

    ところで皆さん、「晩杯屋」って知っていますか?「晩杯屋」と書いて「ばんぱいや」と読みます。今、都内で人気急上昇中の飲み屋さんです。その人気の秘密に迫ります!

    人気の理由は、何より、その安さ! 

    まずはその驚愕のお値段をお確かめください。
    どーん!

    ね、ほとんど100円台なんです。どうせ量が少なかったり、良くない食材使ったりしてるんだろうって? それではお確かめください。

    どーん!!

    納豆オムレツ 150円! 大きい! 美しい! そして、安い!

    どどーん!!

    おでん5点盛り 180円! 大根、味シミシミです! そして、安い!

    どーん!

    マグロ刺し 200円! この鮮度! ってゆうか、安い!!

    ご確認いただけましたでしょうか? めっちゃ安いんです。しかし美味しいんです。

    ……なんで?

    気になって夜しか眠れず、お酒しか喉を通らなくなってしまいそうな山﨑は、ちょっくら晩杯屋に乗り込んで、ナカの人に聞いて参りました!

    ナカの人に話を聞いてきた!

    お話してくださったのは晩杯屋を運営する株式会社アクティブソースの経営企画部部長の篠原睦(むつみ)さん。

    居酒屋の経営企画部の人っていうから脂の乗ったおじさまを想像してたら、思いのほかふんわりした生き物が来ました!

    はにかみがちな笑顔がキュート!

    とりあえず、酒場に生きる女2人、盃を交わします。

    ちなみにそれぞれが呑んでいるお酒はトマトハイと緑茶ハイ。なんでもこのクリスマスカラーのドリンクをカップルで頼むと、愛が深まるとかなんとか。しまった女同士でやっちゃいましたよ。しかし、やぶさかではない。

    はてさて今日は晩杯屋のヒミツ、いっぱい教えて下さいね!

    徹底解剖その1 安い旨いのヒミツ

    とりあえず直球で行きます。なんでこんなに安いんですか? なんか悪いことしてるんですか?

    「直球ですね! 悪いことって……
    晩杯屋は市場の仕組みを活用して、安く魚を仕入れているんです。」

    シジョウノシクミ……?

    「魚は当然、日によって捕れる量が変わります。晩杯屋は、その日大量に捕れて、市場で大量に捌かなければならない食材の引き受け手になることで、仕入れにかかるコストを抑えることに成功しているんです。」

    え!? でもそれだと、日によってどんな魚が入るか分からないじゃないですか!?

    「そうですね。」

    メニューどうするんですか?

    「仕入れた食材によって変えます。毎回、試行錯誤ですよ。1つ食材を仕入れたからと言って、一緒に調理する食材が高かったら結局安く提供できませんから。いかに安く、でも美味しく、お客様に食べてもらえるか考えています。」

    常にあるメニューってどれですか? マグロ刺しとか煮込みとか?

    「いいえ、基本的に固定のメニューはありません。マグロも煮込みも、材料が高沸して高値になれば、メニューから外れる可能性もあります。ダメですか?」

    ダメじゃないです! それで安くて美味しいなら全然オッケー! それに日によってメニューが変わるとか、むしろちょっとうれしい!

    本日の日替わりメニューのわかさぎのから揚げも、さっくりふわふわで超美味しいっす!

    徹底解剖その2 早いのヒミツ

    せっかくだから、他にもなんかヒミツ教えてください!

    「別にヒミツにしているわけではないんですが……
    晩杯屋では安くて美味しいだけじゃなくて、提供スピードにもこだわっています。なので、仕込みは当然朝から始まりますし。作り置きできる料理はなるべく作り置きしています。」

    え? でも火を使う料理は作り置き出来ないですよね?

    「もちろん。揚げ物などはやっぱりアツアツを美味しく食べてもらいたいですから。ちゃんと揚げたてでお出しします。」


    ほんとだ! 春巻き、揚げたてでめっちゃパリパリですね!

    徹底解剖その3 居心地の良さのヒミツ

    でも、確かに料理が来なくてイライラしたことないですね。だからなんか居心地いいのかな?

    「それもあるかもしれませんが、晩杯屋はもともと「誰でも気軽に1人で呑める店が欲しい」という創業者の想いから生まれたんです。だから、誰でも入りやすいお店作りを心がけていますよ。」

    お! そこにもなんかヒミツが!?

    「だから、ヒミツにしているわけでは……
    大切にしているのは『適度な距離感』です。常連さんは多いですけど、その常連さんと店員が仲良くなりすぎちゃうと、新しく来たお客さんは居心地悪くなっちゃうじゃないですか。」

    分かります! 周りが盛り上がってるのに入れない時のあの孤独感!

    「なので、基本的には顔見知りのお客さんでも、店員はフレンドリーになりすぎないように気をつけています。まぁ、規定などがあるわけではありませんから、お店の規模や雰囲気によってバラつきはありますけどね。」

    徹底解剖その4 だしソースのヒミツ


    ちなみに気になってたんですけど、だしソースってオリジナルなんですか?

    「そうですね。
    実はもともと仕入れていた問屋がオリバーソースの取り扱いを中止することになり困っていたら、オリバーソース社が直接取引をしてくださることになって。その時にオリジナル商品の開発もしていただいたんです。弊社のオフィスと、オリバーソース社の東京支店がご近所(大森)だったってのもあります。」

    すごい! なんか縁を感じますね! だしソースおいしいですよね。他にも調味料いっぱいあって、手元で自分好みの味を探すの楽しいです。

    「マイ調味料を持参される方もいますよ。タバスコ持ってきて、トマトハイにいれたり。」

    ……今度やろう。

    徹底解剖その5 おしぼりのヒミツ


    おしぼり70円が気になっていました。

    「……質問が雑になってきてませんか?
    もともとはなかったんですよ。立ち呑み屋さんは基本的にはおしぼりないですよね。でも、やっぱり欲しいってお客さんもいる。でも無料で提供すれば、そのコストはおしぼりいらないお客さんの飲食代に乗せざるをえない。なので、メニューの一部にすることにしたんです。」

    70円って金額は?

    「おしぼり欲しいって呼ばれた店員が、キッチンまで取りに行ってお客様にお出しする。そこにかかる人件費です。」

    こまかっ! まぁでも、そこまでギリギリでやってくれてるってことですね。そういえばこないだ他の店舗に行ったら、おしぼり、オススメメニューになってましたよ。笑

    「そういう店舗もあります。笑
    実はあえてそういう部分を作っているところもあるんです。間違い探し的な。


    例えばほらここ、『一番搾り』が『一番絞り』ってなってるでしょう。これ、例えば気づいたお客さんが店員に言う。そしたら、1つのコニュニケーションになるじゃないですか。」

    うわ、ほんとだ、気づかなかった。

    「店員のお茶目心で「チクワ」が「チワワ」になってたり、「キリン」が「キリソ」になってたりするので、チェックしてみてくださいね。」

    徹底解剖おまけ ロマネ・コンティ2057000円

    そんなわけで、株式会社アクティブソース運営の晩杯屋さんに乗り込んで、色々ヒミツを聞き出して参りました!

    そんな山﨑が最後の最後に知った衝撃の事実。メニューの中、ひときわ異彩を放つロマネ・コンティ2,057,000円。(イカフライ付)

    もともとは税込200万円ぽっきりだったのが、税改正にともなって中途半端な金額になってしまったようです。頼んだ人がいるかどうかは、教えてもらえませんでした……。

    徹底解剖おまけ2 イカフライ

    ロマネ・コンティのおまけのイカフライ、以前はメニューに載っていない幻の1品でしたが、最近はたまにあります。

    ……ほらね。

    ちなみに今回、取材協力いただいたのは立呑み晩杯屋新橋烏森①号店。

    ①って……②号店出す気マンマンですね! うわぁ超楽しみ!

    めっちゃ忙しいお仕事中に押しかけたにも関わらず、ご協力くださった店長さま、ありがとうございました。
    また、お会いしましょう。山﨑でした。


    「一番絞り」、んめぇ

    立呑み晩杯屋 新橋烏森①店
    東京都港区新橋4丁目15?2 日建1号館 1階
    <平日>15:00~24:30 <土・日・祝>13:00~24:30
    公式HPはこちら

    晩杯屋 店舗情報はこちら!

    この記事を読んで晩杯屋に行きたくなった、そんな素直で素敵な貴方!
    是非↓↓URLから、お近くの店舗をチェックして、足を運んでみてください。

    店舗紹介|晩杯屋|株式会社アクティブソース

    ちなみに掲載されている各店舗の電話番号のゴロ合わせも、今回取材させていただいた篠原さんがはじめたものらしいです。
    電車やオフィスなど公共の場で読んでいる人と、牛乳ハイ飲んでいる人は注意してください。
    けっこう笑えます。

    この記事を書いた人

    さいころ文庫

    さいころ文庫

    編集・ライターの山﨑あやさとデザイナー・イラストレーターのmt_kamiの2人組「さいころ文庫」で、東京都内の立ち呑み屋を紹介する情報誌「東京女子立ち呑み」などを発行。女性にも入りやすい酒場を探して、都内近郊を日々呑み歩いている。

    チャンネル

    チャンネルをもっと見る