教科書でしか知らなかった明日香村、実際にじっくり歩いてみた
日本

岡寺7

奈良といってまっさきに思い浮かぶのが東大寺。奈良の大仏や奈良公園の鹿など。関西圏に住んでいることもあり、こちらにはよく行ってました。

そして今回伺ったのは奈良県明日香村。昔、教科書で見た古墳やお寺……まだ残っているんです!

歴史のロマンに浸りながら、明日香村観光ポータルサイトからダウンロードできる「明日香村観光マップ」を手に、徒歩で明日香村を散策してみました。

教科書で見た風景の出現に思わず興奮

スタートは石舞台古墳。蘇我馬子の墓ではないかといわれているアレですね。

国土交通省によって整備された国営飛鳥歴史公園5地区の中の1つ、石舞台地区にあり、周囲は芝生公園になっています。春は桜、秋は彼岸花が咲いてとてもきれいです。

階段を上がると目の前に石舞台が

おもわず「教科書で見たわ、これ!」と叫びたくなります。6世紀に巨石30個を積み上げて造られたという石室古墳。その大きさは日本最大級。

もともとは盛り土で隠れていたようですが、今は失われて石室が露出した状態になっています。馬子の横暴な態度に反発した後世の人が盛り土を取り除いたとも言われています。なんだか古代のロマンを感じますね。

石の総重量は推定2,300t。こんなものをどうやって運んだのか……。

現地で体感出来る! 石舞台

そしてここ、中に入れるんです。石室の下に続く通路。

中は大きな空洞になっていて少し薄暗い感じ。人のお墓だと思うとちょっと薄ら寒い気もします。

絶妙なバランスもちょっと怖い。

入口上辺りからみたところ。おおきな石が絶妙にひっかかっていて、なんともアンバランス! この下に入るわけですから、そりゃヒヤッともしますよね。

石舞台古墳
奈良県高市郡明日香村島庄254番地

花と厄除け 龍が眠る寺へ

次は少し山の上にある岡寺へ。正式名称は「龍蓋寺(りゅうがいじ)」。岡寺の義淵僧正が農地を荒らした悪龍を法力によって小池に封じ込めたという伝説が残っています。

この伝説が信仰に発展して、日本最初の厄よけ霊場といわれています。

封をして願うお守り 龍玉願い珠

この龍にちなんだ授与品が「龍玉願い珠」日本画などに描かれる龍の持つ珠は如意宝珠と呼ばれ、願いを叶える珠と言われています(諸説あります)。

そういえば鳥山明氏の人気漫画ドラゴンボールの神龍も玉をあつめて願いを叶えてくれる設定でしたよね。こちら、珠の下から紙を出し、願い事を書いて再び珠に戻し蓋をして、境内の木などにぶら下げます。お守りとして持ち帰ってもよいのだそうです。

まるで極楽浄土 別名『花の寺』

そしてこの岡寺、花の寺とも呼ばれ、石楠花が有名なお寺でもあります。

境内には約3,000株もの石楠花が植えられていて、毎年4月中旬から5月上旬頃には満開になり、「石楠花祭」も開催されます。参道は満開の石楠花で満たされます。
石楠花だけではないんです。こちらは「華の池」池が天竺牡丹で満たされています。カラフルでなんてフォトジェニック! 現代の極楽がここにあります。
手を清める手水鉢も花で満たされて、手を清めるときもなんだか華々しい気分に。
牡丹の花も満開に。春は石楠花や牡丹、梅雨時は紫陽花、夏は新緑、秋は紅葉などそれぞれの季節の移り変わりが楽しめます。

東光山 岡寺 (龍蓋寺)
奈良県高市郡明日香村岡806
公式HPはこちら

散歩は楽し 田園風景に癒される

たくさんのお花に興奮したら、次はのどかな田園風景をのんびりお散歩。ぽつぽつとお店もあります。

今西誠進堂


こちらは「今西誠進堂」。地元で人気の和菓子屋さんです。美味しいものがありそうな雰囲気でしょう? やき餅、みたらしの看板に引かれて店内へ。
中には美味しそうな和菓子がズラリと並んでいます。イートインもできたので、焼きたてのみたらし団子をその場でパクリ。

今西誠進堂
奈良県高市郡明日香村岡383-4
営業時間 9:00~17:00(火曜定休)

Mimoza雑貨店

こちらはMimoza雑貨店。一見普通の民家に見えますが、2016年4月にオープンした、レトロモダンでおしゃれな雑貨屋さんです。中には店主セレクトの雑貨がズラリ。お店巡り、この「見つけた」感が楽しいですね。

Mimoza雑貨店
奈良県高市郡明日香村飛鳥694
営業時間 11:00~16:30(月・水定休 他不定休あり)
公式FBはこちら

甘樫丘展望台

余力があれば甘樫丘展望台へも。高台から明日香の町が一望出来ます。どちらに何があるのかという方位板もありますので、実際の景色と見比べてみたら楽しいですよ。

甘樫丘展望台
奈良県高市郡明日香村豊浦

横を見ると普通に遺跡が

そして住宅街を歩いていると、なんと、亀石が! これも教科書でおなじみですよね。えっ、こんなところに普通にあるものなの!? これぞ、行ってみないとわからないですよね。

お散歩の足! バスやレンタサイクルも便利!

ぐるっと徒歩で回ってみましたが、体力に自信のない方にはレンタサイクルやバスなどで巡る事も出来ます。レンタサイクルは近鉄の飛鳥駅前や石舞台古墳前などで貸し出しています。

近鉄橿原神宮前駅から近鉄飛鳥駅の間を一周している赤い亀マークが目印の周遊バス(赤かめ)が1日乗り放題の「明日香周遊バス1日フリー乗車券」も便利。

近鉄飛鳥駅前(飛鳥びとの館)や 石舞台(石舞台駐車場料金所)などで、大人650円、子ども330円で販売しています。電気で走る2人乗りの超小型モビリティ「MICHIMO」のレンタルサービスもあります。

こちらは普通自動車運転免許が必要ですが、時間を気にせず、楽に回ることができます。意外と交通も便利な明日香村巡り。爽やかな風を感じながらひと味違う歴史散歩はいかがですか。

何故かミーハーに「これみた事ある~!」の興奮

明日香はまるで「屋根のない博物館」と公式サイトに書いてありましたが、本当に至る所に遺跡があってもうお腹いっぱい状態です。知っている歴史上の人物もたくさん出て来ますし、これを知っていたらもっと歴史の勉強に興味が持てたかもなぁと思いました。

のどかな田園風景の中に無人の野菜販売所などもあり、のんびりとした雰囲気にとても癒されます。半日ほどかけて歩くコースですが、見所たくさんできっと歩くのも苦になりませんよ。
何故かミーハーに「これみた事ある~!」の興奮

この記事を書いた人

Sige.

Sige.トラベルライター

フリーのイラストレーター・デザイナー。 愛媛県出身。大阪市在住。 今は大阪在住ですが、学生時代から長く京都に住んでいたので、京都の情報も多数。 パンダと新幹線が好き。仕事柄、美術館やギャラリー巡りも大好物です。 京都・大阪など関西の情報を中心に面白い事・ものの情報をお届けします。

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