盆地の中心を流れるのはアルノ川。有名なヴェッキオ橋もあり、昼夜問わず観光客で賑わっています。
夜にはライトアップされ、川や橋を照らす薄い街の灯りは、昼間と違う表情を見せてくれます。
こんな体験ができます!
約240kmの長さを持つアルノ川は、フィレンツェ県の南に位置するアレッツォ県ファルテッローナ山に湧く泉から始まります。
この山に行ったことがあるのですが、(初めて行った日本人かもしれません)森のなかの小さな泉で、飲むこともできました。
フィレンツェをぬけて、斜塔で有名なピサの街を流れ、地中海へと繋がります。
歴史の中では何度も氾濫を起こしており、1333年の大洪水ではヴェッキオ橋も流されてしまいました。
現在のヴェッキオ橋は、洪水後1345年以来の姿です。
通常は穏やかな流れなので、大洪水があったなんて信じられない気がします。
晴れて風のない日には水面に映る橋を見ることができますよ。
街の奇妙な外灯。まるで芸術品のようです。
フィレンツェのホテルでは、街のシンボルである大聖堂が見えるお部屋が大人気。
もうひとつアルノ川に面したホテルのお部屋も人気があります。
川沿いには、ロマンティックな大人の雰囲気の高級ホテルが多く建っています。
川には、魚もいますが、時々、猫くらいの動物が泳いでいるのを見かけます!
猫が泳いでいる!!! 初めて見る人にはびっくりされますが、正体はヌートリア。大型のネズミです。
日本では「沼タヌキ」と呼ぶこともあるようです! すごいネーミングですね!
フィレンツェの北に位置する養殖場から逃げて繁殖したと言われています。
まるで、ビーバーのようにスイスイ川を渡っていますよ。
ヴェッキオ橋の西にかかるトリニタ橋。
第二次世界大戦中に撃ち落とされ、川底から石を拾って現在の姿に再建されたものです。
ここは、夕方になると観光客やカップルでいっぱいになります。
夕暮れのヴェッキオ橋を背景にして、記念写真を撮る人でいっぱいです。
是非、思い出の1枚を撮ってみてくださいね。
もし火曜日の朝にフィレンツェに来られることがあれば、ぜひ覗いていただきたいのがカッシーネの市。
下流のヴィットリア橋の横には、カッシーネ公園があり、毎週火曜日午前中は大規模な市場がでます。
食品から掘り出し物の衣料品まで地元っ子に人気です。
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