伊豆大島の郷土料理と海鮮を「かあちゃん」でたらふく味わう。
日本

伊豆大島は東京・浜松町の竹芝桟橋から100分程度で到着する東京の離島。
日本人には知られているかもしれないが、外国人にはあまり知られていない。そこで、昔からの友人のメキシコ出身、アメリカ育ちのDiana(左)と、イタリア出身のDavide(右)を誘って訪れた。
今回の舞台は、東京・伊豆諸島の大島の郷土料理を存分に味わえる、著名人にも高い人気を誇るオススメの一軒「かあちゃん」。
その土地にいけばその土地の名産を食べたくなる。それは旅の醍醐味。
その味と、どこか懐かしい雰囲気は、きっとあなたを虜にする。

島内外の人々から愛される郷土料理屋

元町港からわずか1分、岡田港から車で15分、大島空港から車で10分。
海に面した道に、目を引く外観があった。
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「かあちゃん」。伊豆諸島大島の郷土料理屋に入ると、最初に目に惹くのは、店に入ってすぐにある生け簀。
大量の伊勢海老が活き活きと泳いでいる。
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さらに入口を入って右側の壁には、著名人のサインがずらりと並ぶ。大人気の芸能人や、実はいつもみていたテレビ番組などがこぞってこちらのお店を訪ねているのが、一目瞭然だ。
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▲島とかあちゃんの雰囲気に早くも慣れて、すっかり店内でくつろぐ二人。
島の人のみでなく、外にもその名を轟かせている「かあちゃん」。早速その人気の味を試してみた。

都会では味わえないこのクオリティ「磯ラーメン」

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人気メニューの一つ。「磯ラーメン」。伊豆大島だからこそできるクオリティがここにある。
サザエ・エビ・タコ…海の幸がたっぷりと入ったこのラーメンは、スープは新鮮な魚介がたっぷりと染み込んだ味噌味で、たっぷりとお腹を満たしてくれる。
こんなにもボリューミーで、新鮮な海鮮がたっぷり入っているのに、お値段はお手頃な840円。

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このクオリティ・このボリュームをこの値段で味わうのは、都会ではかなり難しい。
ここ、伊豆大島にきたからこそ味わえるものだった。

伊豆諸島の郷土料理といえば「べっこう寿司」

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伊豆諸島の郷土料理といえばこの、「べっこう寿司」。
唐辛子のピリっとした辛みが魚にたっぷりと染み込んでおり、その独特な味は長い間、島の人々に愛され続けている、伊豆諸島の名物・べっこう寿司もこちらでは用意している。
べっこう寿司とは、魚の切り身に唐辛子醤油をつけ、それを握り寿司にしたもの。
その完成形がつややかなべっこう色になるため、”べっこう”と名をつけられたという。
家庭やお店によりその味は違い、それぞれの味の歴史を持つ。
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▲二人もおいしい!と大満足してくれた
「かあちゃん」ではブダイという魚のべっこう寿司を作っているが、他にもメダイなど白身魚を使用してべっこうは作られる。

海に囲まれているからこそできる「かあちゃん」のクオリティ

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「かあちゃん」では他にも定食や伊勢エビのお味噌汁など、海に囲まれているからこそのメニューがずらりと並ぶ。
10:30~15:00と営業時間は短いので、是非お腹を空かせてお昼時に来て頂きたい。
伊豆大島の母の味を、存分に楽しんで頂けるであろう。

「かあちゃん」
住所:大島町元町1-17-9
電話番号:04992-2-1127
営業時間:10:30-15:00
定休日:火曜日

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この記事を書いた人

Fujico

Fujicoフリーライター/地域観光プロモーター

2015年に独立。主にフリーライターとして活動している。専門としては、トラベルや観光地域プロモーション。そして英日の翻訳・通訳も行っている。独立前は畑違いの販売業で、店舗マネージャーを務め、大阪で日々汗を流していた。 広く色々な場所にいくよりも、一つの場所を開拓するのが好きな性分で、今は月1以上のペースで東京の離島・伊豆諸島に通っている。趣味は「観光客がいない素晴らしい場所を見つけ出し、それを紹介して喜んでもらうこと。そしてその後どや顔する」ことである。音楽と英語をこよなく愛す、目指せボーダーレス女子。

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