【フランス流カフェマナー】パリのカフェでパリジェンヌ!
フランス

photo by Moyan Brenn
季節も暖かくなってくると、フランス人はテラス席でコーヒー片手に話に花を咲かせます。
石畳の道路、アンティーク調の可愛い町並みにオシャレなカフェ…そんなシチュエーション憧れますよね。
どうせだったら気分良くパリジェンヌの気分を味わいたいものです。
今回は知っておくと役立つ、カフェでのマナーをご紹介します。

挨拶

フランス人は、フランス語で挨拶をしてくれる人にとても友好的です。
挨拶はお店に入ったときに1番始めに店員さんと交わす言葉ですから、現地の言葉を使いましょう。
フランス語といえば、こんにちはは「ボンジュール」ですが、ネイティブの発音だと「ボンジョー」というふうな感じになります。
お会計を済まして帰るときは、「Au revoire」(オ ヴォワァ)と言います。
これは、カフェでなくスーパーや銀行、どこでも誰に対しても使える言葉で、「またね」という意味になり、フランス人は日常的に多用するので、ぜひ覚えておきたいですね。

時間はゆったり、アピールは積極的に

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パリのカフェでは、日本と違って黙って待っているとずっと放置されることもあります。
席に案内してくれるカフェもありますが、そういう様子が見られなければ、空いている好きな席に座ってしまって構いません。
その後、メニューが出てこないことも稀にありますので、そういうときも積極的に声をかけましょう。
「La carte si’l vous plaît (ラ カートゥ スィルヴプレ)」で通じます。

そして席に座ったら、ゆっくりと周りを見回して下さい。

フランスのカフェやレストランでは、ギャルソンと呼ばれるウェイターたちがそれぞれの担当ごとにテーブルにサーブします。
自分のテーブル担当が誰なのかがわかれば、何か注文したいときなどはその人に頼めば大丈夫。
逆に担当以外の人に声をかけても応対してくれないことの方が多いでしょう。
パリのカフェのいいところは、コーヒー1杯で何時間滞在しても急かされないところです。
『時間はゆったり』とはそういうことです。
日々時間に追われることの多い現代人ですが、せっかくのパリのカフェタイムですから、「コーヒー1杯で長居は申し訳ない」などと遠慮せず、気の行くまま楽しんでくださいね。

チップとお会計

カフェ利用でのチップは基本的に不要です。
担当のギャルソンのサービスが非常によく、気持ち置いていきたいと思うときは、テーブルの上に少し多めの現金を置いておくといいでしょう。
パリでは1ユーロでもカードを使う人が非常に多いです。
お会計のときはギャルソンにカードを見せながら「スィルヴプレ」と言えば察してくれます。
ちなみに友人同士で行ったとき、カードでの別々の支払いでも嫌な顔をされません。
カードを切る前に「〇〇ユーロ」と伝えれば、その金額で切ってくれます。

携帯やタブレット

こちらはマナーというより、1つ知識としてお伝えしたいことなのですが、パリではスリやひったくりなどが非常に多く、治安は決していいとは言えません。
例えば、携帯などをテーブルの上に出しっぱなしにしてガイドブックや地図を広げたりすると、それらの影に隠れた携帯などが知らない間に盗まれることもあるのです。
おしゃべりに夢中になってる間にコートのポケットから盗られる、カバンがなくなるなども有り得ます。
荷物の管理は自己責任として、しっかりしていきましょう。

まとめ

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photo by Moyan Brenn
いかがでしたか?パリの街は5歩も歩けば次のカフェが見つかるといっていいほど、たくさんのカフェが並んでいます。
日常の憩いの場として、多くの人たちがそこで時間を過ごしているんですね。
1点筆者からのアドバイスですが、カフェに入ったら行きたくなくてもトイレへ行っておくといいと思います。
パリの公衆トイレは有料のところもありますし、ファーストフード店などでもトイレのドアにセキュリティがあったりなどして、お客さんで注文した人以外使えないところが多くあります。
ぜひ参考にして、楽しいパリをお過ごしください。

この記事を書いた人

Ellie

Ellie通訳/ 翻訳/ライター

イギリス生活を経て、現在はフランス人の夫とフランスで暮らしています。執筆のメインジャンルは、国内外の旅スポットと恋愛心理学。自他共に認めるハプニング体質であり、そんな体験を含めながら丁寧に記事を書くことを心がけています。夫のことも大好きですが、ツンデレのセキセイインコをこよなく愛してます。

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