(この記事はマカオ旅ソムリエより転載したものです。)
「マカオ基礎知識編 前編」でもご紹介した通り、マカオは今やラスベガスを超える世界一のカジノシティー。
しかし、何もない砂漠から創られたラスベガスと違うのはそう、「歴史」です。
1999年に中国に返還されるまで、ポルトガルによって統治されてきたマカオは、独自の文化を形成してきました。
約400年前からポルトガル人が居留していたため西洋風の歴史的な建造物も多く、その多くが今も姿を残し、そのカラフルでノスタルジックな街並みは世界文化遺産に指定されています。
そしてその世界遺産の多くが、巨大スケールのカジノシティーマカオの目と鼻の先に位置しており、エンタテインメントと歴史のまさに”ハイブリッドシティー”なのです。今回はそんな歴史地区を楽しむためのオススメスポットをいくつかご紹介していきます。
マカオ半島の歴史市街地区
どのホテル群が位置するマカオ半島中心エリアからもほど近い世界遺産にも指定された歴史地区には、17世紀初頭、イタリア人宣教師によって設計されたとされる、「マカオ歴史市街地区」の一番のランドマーク「聖ポール天主堂跡」や、モザイクのタイルが敷き詰められたマカオを象徴する「セナド広場」があります。
それらの名所たちを巡る街並みには思わずカメラのシャッターを押したくなるたくさんの色とりどりのポルトガル風の建物が点在し、まるでヨーロッパの観光名所のよう。
上記ふたつの名所の他にもマカオ三大古堂のひとつ「聖ローレンス教会」や現在もオーケストラなどのコンサートで使用される「ドン・ペドロ5世劇場」など、数多くの歴史ある名所が点在しており、天気のよい日には観光客で賑わいます。
ゆっくり歩いて巡って2〜3時間ほどでほぼ全て名所を巡ることができます。
「コロアン」緑が溢れ、海風の気持ちいいリゾートスポット
マカオの最南端にあるコロアンは、かつては島でしたが、現在は陸続きでマカオ中心部からもすぐにアクセス可能な、静かでローカルな雰囲気あふれるスポット。
半島側の歴史地区と比べ、日中でもそこまでたくさんの人で溢れるわけでもないので、喧騒から離れてゆっくり過ごすにはピッタリのスポットです。
マカオ名物であるエッグタルトの元祖で、日本にも支店がある「ロード・ストウズ・ベーカリー」の本店がここにあり、焼きたてのエッグタルトはまさに絶品!訪れた際は必ず寄っておきたいところです。
また聖フランシスコ・ザビエル教会など、歴史あるポルトガル風の建物が点在し、写真を撮るのにもオススメの場所です。
この他にもマカオ半島の南に位置し、コタイ地区の北側に位置する「タイパ」のポルトガル風の街並みや、半島側の中心部から少し北側に位置し、南欧の街並みのようなクリームイエローの建物と波模様の石畳が特徴のラザロ地区も散策コースとしてはオススメのスポットです。
どちらも夜の散策コースとして1〜2時間かけて歩いてみましたが、とてもここが世界一のカジノシティーだとは信じられない!
そんな幻想的な異国情緒ただよう、本物の歴史ある光景を楽しむことができました。
いかがでしたか?
マカオはカジノだけではない!ということがお分かり頂けたでしょうか。
西洋と東洋が交差するマカオにしかない魅力を、是非体感してみてくださいね!
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