photo by Emran Kassim
リヨンは、パリに次ぐフランス第二の都市です。
地下鉄、トラム、バスなど利便性が高い一方で、川や大きな公園など、自然もたくさんある美しい町で、パリから電車で2時間前後で訪れることができる『美食の街』と呼ばれています。
でも、パリと違って見所がよくわからないのが本音だと思います。
そこで今回はリヨンの魅力あふれる観光スポットをご紹介します。
ローヌ川、ソーヌ川
photo by Lukas Schlagenhauf
リヨンには町の中心部を挟むようにして双子の川が流れています。
それが新市街を流れるローヌ川と、旧市街を流れるソーヌ川です。
夕暮れ時のこの辺の景色はとってもきれいで、オレンジの光が川面と町並みにすごく映えるのでお勧めです。
テットドール公園
photo by Ana Rey
フランス最大の市民公園で、それはリヨンの地図を見れば一目瞭然です。
ちなみに、テットドールとは『金色の頭』という意味なんですよ。
テットドール公園ではピクニックはもちろん、サイクリングやランニングも楽しめるほか、無料の動物園・植物園・バラ園などの施設もあり、1日かけて充分楽しめる場所です。
ちなみにその動物園の近くには屋台が並んでいて、クレープやチュロス、綿菓子などの甘い匂いが立ち込めています。
また、湖の近くにはカフェもありますので、美しい景色を見ながら休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ヴューリヨン
photo by Connie Ma
ヴューとは『古い』という意味で、その名の通り、リヨンの古い情緒ある町並みが残ったエリアです。
それは、ユネスコ世界遺産に指定されているほどで、石畳の細い道が迷路のように入り組んでいます。
道の両サイドは雰囲気のある古くて味のある建物がそびえ立っていて、散歩するだけで楽しい気分になれるんですよ。
またこのあたりは、リヨンの伝統料理(リヨネーズ料理といいます)のレストランがたくさんあり、地元の人と観光客で連日いっぱいです。
リヨネーズ料理の代表は、肉厚ジューシーなソーセージに、お店特性の絶品ソースをかけたもので、本当においしいです。
ベルクール広場
photo by Gimli_36
リヨンは『星の王子様』の作者、サンテグジュペリの生まれ故郷。
このベルクール広場の片隅には、彼の銅像が立っているので有名です。
クリスマスには、この広場を中心に、町全体で大規模なクリスマスイルミネーションが繰り広げられます。
観覧車や教会などの建物に、美しいストーリー性のある幻想的なイルミネーションが映し出され、毎年フランス全土からもたくさんの人が集まります。
ノートルダム・ド・フルヴィエール大聖堂
photo by Daniel Jolivet
ベルクール広場に行くと自然と目にすることができる丘の上の荘厳な建物です。
リヨンで最も有名な観光名所の1つで、その高い丘からは展望台のようにしてリヨンの町を一望できます。
クリスマスイルミネーションを、その高い丘から望むのも楽しみ方の一つなんですよ。
ベルナシヨン
photo by ricardo
リヨンで1番…いえ、フランスで1番(いや、世界で1番?)おいしいと言われているチョコレート屋さんです。
せっかくリヨンに来たからには、ここは絶対はずしてはいけないお店です。
というのも、このチョコレート屋さんはパリにすら店舗を出しておらず、世界中でリヨンだけにしかないからです。
ケーキなどが楽しめるサロンも隣接しているので、絶対行ってみて下さい。
店舗情報
チョコレート「BERNACHON(ベルナシヨン)」
住所:42 Cours Franklin Roosevelt 69006 Lyon
ホームページ:http://www.bernachon.com/
カニュ博物館
photo by Maison des Canuts official facebook account
リヨンは別名、『絹の町』と言われるほど絹織産業で栄えていた町でした。
カニュ博物館は現在でも機能している珍しい工房でもあり、実際に職人さんが機械を使っているところを見学できます。
また、絹織物の歴史も説明してくれるので、服飾に興味のある方にはお勧めの場所です。
まとめ
フランス旅行といえばパリ、となりがちだと思いますが、首都を離れれば離れるだけ『フランス』というものが色濃く感じられるものです。
特にフランスは、地方によって独立した食事文化が栄えているので、グルメな方にはむしろリヨンは一番お勧めしたい街でもあるんです。
もし機会があれば、2~3日でもリヨンを訪れるプランを組み込んで、足を伸ばしてほしいと思います。