photo by Michael Lawton
Welcome aboard! 皆様、こんにちは。本日はナリタニストの旅路 メルボルン タラマリン空港行きをご利用いただきありがとうございます。当機は、機長成田とチーフパーサー伊知が皆様のメルボルンへの旅をお手伝いさせていただきます。
メルボルンの街の象徴 トラムとは?
photo by Kristina D.C. Hoeppner
さて、タイトルでも少し触れましたが、皆様は「トラム」という言葉をお聞きになったことはございますか? 旅好きの皆様であればご存知かもしれませんが、今回は、初めてメルボルンを訪れる方のために、少しだけトラムをご紹介したいと思います。
トラムは、メルボルン市内を循環する無料路面電車です。トラムを利用すると市内にある観光スポットをほとんど巡ることができ、右周り左周りとも約10分間隔で運行しているのでツーリストにとっては非常に便利な移動手段です。乗り方もシンプルで、自分が乗りたいトラムが停留所に来たら手を挙げて運転手に合図し、目的地が近づいてきたら天井から伸びている紐を引くかブザーを鳴らします。
嬉しいことに2015年1月よりメルボルン中心部のトラムが全て無料になりました!トラムを利用すれば歩き疲れる心配も無く、観光からショッピング、そしてグルメスポットまでメルボルンの魅力を存分にお楽しみいただけます。ツーリストに優しいオーストラリア、メルボルン市内を旅行される時には是非ご利用ください。
魔女の宅急便の世界 フリンダース・ストリート
初めて街にやって来た、キキの気分を味わって
photo by Michael Lawton
1854年にオーストラリア国内で最初に建てられた駅と言われる「フリンダース・ストリート駅」。メルボルンの街の顔であるこの駅は、歴史的建造物に認定されており、優雅な外観からは、単なる駅とは思えない趣きを感じることができます。特に、鮮やかな黄金色の壁とモスク風の屋根が、多様な文化が混じり合うメルボルンの魅惑的な雰囲気を一層引き立てています。
このフリンダース・ストリート駅はジブリ映画「魔女の宅急便」のワンシーンに登場しているとも言われています。駅の時計台を背景にトラムが走るその風景は、ホウキに乗ったキキが新しい街コリコにやって来て驚きのあまり路面電車にひかれそうになったシーンを思い出させてくれます。
メルボルン旅行の始まりはフリンダース・ストリート駅から。初めて街に降り立ったキキと同じように、これから始まる未知の旅に心が弾むのではないでしょうか。
メルボルンの台所 クイーン・ビクトリア・マーケット
衣・食・住 丸ごとメルボルンライフを楽しもう
photo by Alpha
1878年創業の歴史ある「クイーン・ビクトリア・マーケット」。屋外市場としては南半球最大の規模を誇るこのマーケットは、とにかく広い!食材、洋服、雑貨、デリ、そしてキッチン用品など、「探して見つからない物は何もない」というのがこのマーケットの魅力です。
その中でもお勧めなのが、マーケットの真ん中程にあるアメリカンジャムドーナツのお店。ミニバスを改造した可愛らしいお店ではドーナツが次々と揚げられていき、その場で揚げたてを味わうことができます。広いマーケット内を巡って疲れたら、砂糖たっぷりの甘いドーナツで少し休憩しましょう。
日本ではなかなか出会うことができない様々なアイテムが、魔法の様に次から次へと現れるクイーン・ビクトリア・マーケット。
メルボルンならではのアイテムを、お土産として選んでみてはいかがでしょうか。
皆様、本日の空のコンシェルジュはいかがでしたか?さあ、当機はまもなく着陸体制に入ります。シートベルトをしっかりとおしめ下さい。これからの旅もどうぞお楽しみ下さい!
【アクセス】
◆メルボルン 無料トラムエリア(ビクトリア州交通局サイト参照)
http://ptv.vic.gov.au/assets/Images/maps/PTVH1203_FTZ_Web_tile.pdf
◆フリンダース・ストリート駅
Corner Flinders Street and Swanston Street, Melbourne, Victoria 3000
・トラム Flinders Street下車すぐ
http://ptv.vic.gov.au
◆クイーン・ビクトリア・マーケット
Corner of Victoria St and Elizabeth Street, Melbourne, Victoria, 3000
・トラム Queen Victoria Market下車すぐ
http://www.qvm.com.au
※メルボルンタラマリン空港からメルボルン市内まで
スカイバスというシャトルバスが運行しています。市内中心部のサザンクロス駅が終点となり、約20分で到着します。
森本伊知
和歌山県出身。大学卒業後、日系航空会社へ入社。客室乗務員として、約4年間国内線に乗務し、日本各地を飛び回る。現在は、得意の英語を生かし、IT企業で外国人社長のアシスタントを務めている。
〜成田空港の思い出〜
成田駅近くに位置する、各国のエアラインクルー御用達BAR「Jet Lug Club」。マニアックなエアライングッズが飾られた店内に、各国のキャプテンが集う様は、まるでコックピット。元サベナ・ベルギー航空のクルーがオーナーということもあり、ベルギービールの種類が豊富です。旅に出る前に余裕がある方や帰国後にJet Lug(時差ボケ)で眠れない方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
〜第3ターミナルを利用する方へのメッセージ〜
大空へ飛び立つ飛行機、長く伸びる滑走路、そしてスーツケース片手に賑わう人々。空港って、「予想もできない何かが起こりそう!」という高揚した気持ちを抱かせてくれますよね!
成田空港は、世界中のエアラインが集結する日本が誇る巨大ハブ空港です。日本と世界を繋ぐこの力強い玄関口は、旅立たれる皆様を暖かく見守ってくれます。
旅はいつも成田空港から。素敵な旅をお楽しみください。