【チャンディダサ】日本人が知らないバリの穏やかなビーチリゾート
インドネシア

日本から簡単に訪れることができて身近な渡航先とも言えるバリ島。
すでに何度も行ったことがあるという方も多いかもしれません。
クタもサヌールもヌサドゥアも…日本人観光客にメジャーな場所は、何だか新鮮さが薄れて、面白みがなくなってきたなぁなんて思ったら、東部に足を運んでみてはいかがでしょう。
私のとっておきリゾート「次に行くならココ」という場所をご紹介したいと思います。
Bali flower

バリ島東部の海沿いの町『チャンディダサ』

名前を聞いてピンとくる人は、あまり多くないのでは?でも、実はダイバーさんの間ではかなりの知名度らしいのです。それほどまでに透明度の高い海があるチャンディダサは、素朴でのどかな漁村。少し北まで行くと素晴らしいホワイトサンドビーチもあります。
空港やクタの町からの所要は、車で1時間半ほどです。
ocean
▲素晴らしく透き通った海

私がこの町に行ったきっかけは
「ビーチに行きたい!」「のんびりしたい!」
「海外がいいけど、お金は節約したい!」
「でも、できれば外国の雰囲気を存分に味わえるような…日本人が少ない所」
なんていう贅沢な要望が始まりでした。それから条件に見合うところを探していったら、偶然見つけて興味を持ったという次第です。
hotel
ガイドブックや口コミが少なく、圧倒的な情報不足。
こういった場所は一か八かの結果になることも予想されます。
無謀にも子連れでの旅行を計画し、深く考えずに決行してしまいました。
行ってみた感想は、田舎好きな私にとっては「最高」と言い切ってしまえるくらい素敵な所で、もう一度行きたい旅先リストの上位に入るほどのお気に入りスポットになりました。

交通は不便で、日本語は通じない

利用した交通手段は、往路はクタからのPERAMAの長距離バス。復路は町で情報をもらい、ホテルから空港までタクシーをチャーター。
地元のバスやタクシーを使うのは、治安面での不安があるかもしれませんが、PERAMAはヨーロピアンなどの旅行者もよく利用しているらしく、異国情緒たっぷりで楽しかったです。
基本的には、日本人遭遇率は低く、バスの中もホテルでも、ほとんど見かけません。そのため、英語は必須だけど、海外旅行の醍醐味を味わえます。(ちなみに英語すら通じないこともあります)
途中、立ち寄った漁村「パダンバイ」もリラックスムード溢れ、思い出に残るバス旅になりました。ただし、その乗継や休憩のせいで4時間もかかってしまいますので、日程に余裕がない場合は、ご注意を。
Candi dasa

せかせか動くのは似合わない

チャンディダサには数十件のホテルがあります。私は比較的安価ながらビーチフロントの『Puri Bagus Candidasa』に宿泊しました。
07-deluxe-villas
photo by puri bagus candidasa

バリ風様式の独立した一戸建てコテージが特徴で、プールやガゼボといった設備も充実。敷地内がリゾート感満載。一杯傾けながら、ゆっくりとした時間の流れを楽しむという過ごし方に最適でした。

15-swimming-pool

photo by puri bagus candidasa

目の前の海の透明度は抜群です。スキューバにも心を惹かれたものの、もともとダイバーではないので、ホテルのオプショナルツアーを利用しシュノーケリングをしてみることにしました。味のある小型のボートに乗って、少し沖の小島の辺りのポイントへ行き…海に顔をつけてみると、驚くほどたくさんの魚が泳いでいるのがはっきり見えました。
Bali
▲こんなボートに乗って沖へ

チャンディダサは、町の中心部にラグーンがあり、その横を通るメインの道路沿いにホテルやお店が並んでいるというこじんまりした規模。あちらこちらへと続く舗装されていない小道は、緑の木々に覆われてノスタルジックです。
ところどころ、お土産屋さんをのぞいてみると、どこものんびりしたムードで、値段も良心的、意外と掘り出し物が見つかったりしますよ。
lagoon
▲ラグーンのすぐ向こうは海

お洒落で豪華な高級リゾートも良いのですが、時には一味違った、飾らないスタイルで現地の空気を味わってみるという旅も面白いのではないでしょうか。
garden

この記事を書いた人

birch

birch

愛知県出身、北海道の道北在住。長年旅行業の世界に身を置き、ツアコン時代には国内・海外へと忙しく飛び回っていた。刺激のあり過ぎる毎日を経て、その反動か今では超のつくほどの田舎暮らし。平和で穏やかな生活に感謝しつつ、家族旅行を楽しみの一つにしている。内に秘めた好奇心の旺盛さは、まだまだ消えていない。

    チャンネル

    チャンネルをもっと見る