イタリア人のサッカー愛が止まらない!「サッカーミュージアム」ってどんなところ?
イタリア

もうすぐ春休みの卒業旅行シーズンです。この時期になると、学生さんから、サッカーミュージアムってどこにあるんですか?と聞かれます。そう、イタリアはサッカーの国。もっともポピュラーなスポーツです。
長い歴史と熱狂がわかるサッカーミュージアムっていったいどんなところでしょう? 郊外にあるので、行き方、そしてどんなところかを詳しく紹介します。

行き方を詳しく再現しました!

イタリア サッカーミュージアム
フィレンツェ中央駅(FIRENZE STAZIONE CENTRALE)から、オレンジ色の市内バス アタフ(ATAF)に17番に乗って移動。
バスは乗換えなしの直通で、コベルチャーノ地区(COVERCIANO)という住宅やサッカー場のある郊外にあります。
曜日や時間にもよりますが、大体10分毎にはバスが来ます。中央駅から6キロ離れており、所要時間は約30分かかります。

バスに乗る前に、買っておくのが1.2ユーロのバスチケット!
雑誌スタンドキオスクやタバッキと呼ばれるタバコ屋(TABACCHI)、立ち飲みコーヒー屋(BAR)などで、販売しています。サッカーミュージアム近辺にはお店がないので、必ず往復分2枚買っておきましょう。
バスに乗ったら、必ずチケットを刻印して下さい。刻印した時点から90分乗ることができます。地元の人は、あまり刻印していないように見えますが、彼らは定期券を持っていたり、バスを乗り換えてきている人もいます。突然、職員が乗り込んで来て、チケットのチェックが始まることもあります。罰金を取られますので必ず刻印して下さい。

注意しておきたいのは、フィレンツェ中央駅は17番のバスの始発ではありません。同じ17番でも反対方向に行くバスもあります。必ず運転手さんに、コベルチャーノ方面行きか聞きましょう。
駅周辺は近年工事などをしている場合があり、バス停が移動している場合がありますので、必ず地元の人に聞いてみて下さい。

アタフの発行している地図を見てみると、画面右端中央が17番の折り返しバス停だということがわかります。17番のルートは、フィオレンティーナの本拠地、アルテミオ・フランキスタジアムの近所を大きく巡回している事がわかります。
17番はサッカー試合の際、駅からスタジアムに行く為のバスでもあります。バス停はパラッツェスキ通りの(Palazzeschi)のベルガトレ (Verga3)という停留所で降ります。通常、サッカーミュージアムの門が閉まっているかもしれませんが、開館時間だと鍵は開いていますので中に入って下さい。

イタリアサッカー、アッズーリの歴史を辿る

アッズーロとは、イタリア語でブルーの事。イタリアチームの国際試合での公式ユニフォームのカラーがブルーであることに由来しています。国際試合の際の選手たちのことをアッズーロの複数形でアッズーリと呼びます。

このミュージアム、外観はちょっとした一軒家の様に見えますね。館内は、地上2階建てで、地下もあります。部屋は全部で6室。地下は会議室です。順番にイタリアサッカーの歴史を辿ることができます。
イタリア サッカーミュージアム
第1室:初期のイタリアサッカー勝利の歴史。
1934年、1938年のワールドカップでの勝利、1936年ベルリンオリンピックなど、ユニフォームや新聞記事、関連の記念品などが展示されています。 
1935年に、対オーストリア戦の際、フォワードのシルヴィオ・ピオラ選手の母親が、息子の為に刺繍を施したユニフォームが展示されています。(上記写真右端)イタリアマンマの力は伝統的にも強かった事がわかりますね!
1938年に対フランス戦で着用した黒いユニフォームも見ることができます。長い歴史の中で唯一の黒いユニフォームだそうです。

第2室にはマラドーナやペレ、ディ・ステファノなどのユニフォームがあります。

第3室には「スペルガの悲劇」に捧げるコーナーがあります。
去年(2016年)にブラジルのサッカーチーム、シャコペンセの飛行機事故が記憶に新しいですが、イタリアでも1949年トリノの選手たちを乗せた飛行機が墜落し全員死亡した痛ましい事故がありました。当時の新聞記事などが展示されています。
イタリア サッカーミュージアム
イタリア サッカーミュージアム
第4室は1968年のヨーロッパカップでの勝利と1982年ワールドカップの勝利。
イタリア サッカーミュージアム
第5室は1970年メキシコでのワールドカップから2000年のヨーロッパカップまで。
日本でもよく知られている、ロベルト・バッジョ選手のユニフォームもあります。
イタリア サッカーミュージアム
イタリア サッカーミュージアム
イタリア サッカーミュージアム
第6室は、記憶に新しい2006年のワールドカップの勝利。
イタリアのスター選手たちが勢揃いですね。

イタリア人のサッカー愛が止まらない

とにかく、イタリア人のサッカーに対する熱狂的な愛が伝わるミュージアムとなっています。
展示してあるのは、選手たちのユニフォームだけでなく、ボールやシューズ、記念カップ、メダル、グッズ、入場チケット、新聞記事など盛りだくさんです。その多くが、選手やその家族、個人からの寄贈された品々です。サッカーが好きな人にはたまらないお宝がザクザク!
イタリア サッカーミュージアム
イタリア人親子も、お宝を食いいるように親子で見てます!
量が多すぎて、棚に入りきれないカップが無造作に置かれています!
イタリア サッカーミュージアム
棚の下には懐かしの1990年イタリアワールドカップのキャラクターも! イタリアンカラーのキャラクターでした。
出口を出ると、左側の離れにあるショップものぞいてみて下さい。小さな場所ながら、イタリアサッカーのグッズや関連商品などが販売されています。小物もあり、値段もあまり高くないので、サッカー好きな人へのお土産にもピッタリですよ。

インフォメーション

入場料:7ユーロ
開館時間は、月曜〜金曜まで午前9:00~13:00、午後15:00~19:00。お昼休みがありますので注意して下さい。土曜日は午前9:00~13:00のみ。日曜日は休館日。団体は要予約。閉館時間の1時間前には入館が望ましいと書かれています。8月は休館しています。
詳しくは、公式サイトで確認して下さい。

MUSEO CALCIO

わかるひとにはわかる。サッカーファンならきっと!

サッカーファンなら、イタリアサッカー好きなら是非行く価値があります。無造作に置かれている為、びっくりするかもしれません。
でも、もしカップルや友人とフィレンツェに来られて、お連れ様がサッカーに興味なければ、微妙な雰囲気になってしまうかも。ユニフォームや歴史ある関連グッズたちも、興味のない人から見れば退屈な世界……。

でも、それはイタリア人カップルでも同じ! 1962年人気ポップス歌手リタ・パヴォーネも、「サッカーボール」という曲の中で、「何故?何故、貴方は毎週日曜日に私を一人にするの?サッカーを見に行くためね?」という有名な歌があるほど! そんなお相手と喧嘩することなく、ちゃんとお連れ様のフォローもしつつイタリア旅行を楽しんで下さいね!

この記事を書いた人

ゆきとさな

ゆきとさなフィレンツェ県公認ガイド

旅行業界で20年以上働いています。旅行の度にコロコロシステムが変わるイタリアですが、できるだけ最新の情報を心掛けます。歴史と魅力が沢山の国イタリアに来て下さいね!

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