世界各地の空港ラウンジでワンランク上の時間を過ごすことのできるプライオリティ・パスは、頻繁に飛行機で移動する旅人の間では必須のカード。最近では空港ラウンジの利用だけではなく、レストランとも提携していて充実した食体験の提供も。今回は2024年7月からプライオリティ・パスで利用できるようになった伊丹空港の「大阪エアポートワイナリー」をレポートします。
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスは、世界中にある1500以上の空港ラウンジを利用できる有料の会員サービスのこと。通常、スタンダード、スタンダードプラス、プレステージのランクによって異なる会費が必要です。ただ、日本では一部のクレジットカードの特典として付与されていて、旅慣れた人たちはプライオリティ・パスが発行されるクレジットカードを所有してその恩恵にあずかっているのが一般的に思えます。
とってもお得なプライオリティ・パスですが、残念ながら日本でプライオリティ・パスが使える空港や施設はまだまだ少なく、東京や大阪、中部などの一部大都市の空港に限られているのが現状です。
最近では羽田や成田が充実してきましたが、大阪では関空の「ぼてじゅう」くらいしか魅力的な施設がなく(制限エリアのANAラウンジは利用できない時間あり)、ちょっと残念な状態にありました。
大阪エアポートワイナリーで利用開始
ところが2024年7月に伊丹空港の「大阪エアポートワイナリー」でプライオリティ・パスが利用できるようになり、ようやく伊丹空港も薄っすらインターナショナル空港感が出てきました(笑)
大阪エアポートワイナリーは、伊丹空港リニューアルオープン時から、空港内ワイン醸造所として注目を集めていた店舗。
日本全国の契約農家様から選りすぐりの葡萄を運び、それぞれの特色を生かしたワインを造っています。
大阪エアポートワイナリー利用時の注意点
大阪エアポートワイナリーでは、プライオリティ・パス用のセットメニューが予め決められているので、ぼてじゅうのように3400円以内ならなんでもOKというスタイルではありません。
それは良しとして、一番気になるのが座席数。大きな店舗ではないので、曜日や時間帯によってはお店の外に列ができるようです。空港利用がお昼時や夕方になるようなら、時間に余裕を持ってスケジューリングしておきましょう。
プライオリティ・パス用セットメニュー
早速セットメニューの内容を見てみましょう。セットメニューはお肉かお魚かを選択できます。プラス、飲み放題の自家醸造ワイン(60分)、またはソフトドリンク1杯という内容。
今回は20時過ぎのチェックインということもあって、お魚は売り切れ。その代わり店内は混雑していなかったのでスムーズに着席することができました。
この日はソフトドリンクのセットにしました。ナッツをつまみながらセットメニューの到着を待ちます。
セットにはメインと、パン又はライス、デザートが付いています。お肉は赤ワインに合いそうな赤身肉。国産牛とのことですが、肉質はしっかり。
この時点で21時過ぎだったのですが、隣のお客さんが「閉店が近いから、いつもよりお肉が厚い!」と喜んでおられました。真偽のほどはわかりません(笑)
●大阪エアポートワイナリー(プライオリティ・パス)
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/japan/osaka-itami-i-intl/itm2d-osaka-airport-winery