メキシコのセントロ歴史地区というと、バレエやクラシックの殿堂・ベジャスアルテス宮殿やカテドラル(メトロポリタン大聖堂)を擁する、日本のガイドブックでもおなじみの定番観光地。
ですが近年、もう1つの顔でも注目されています。それが、「メキシコのアキバ」としてのセントロです。
アニメイベントもめじろ押し。メキシコのオタクたちが今アツい。
クールジャパンという単語もすっかり定着し、もはや日本好き外国人といえば伝統文化よりもポップカルチャー好きが思い浮かべられる感がなきにしもあらずな昨今。もちろんここメキシコでも日本のアニメやゲームの人気は過熱の一方です。
アニメイベントも定期的に開催され、近年では日本の声優やアニメーター、人気漫画家も招聘されるほどの盛り上がり。
コスプレイヤーの数も質もどんどん高まり、2015年名古屋で開催された「世界コスプレサミット」ではメキシコ人コスプレイヤーが優勝したほどなのです!
日本人アイドルのコピーグループが行うライブは、オタ芸集団が盛り上げてくれます。
国立大学内外国語センター主催の日本文化祭ではメイドさんたちも。
彼らの聖地、Friki Plaza
そんなメキシカンオタクたちの聖地が「メキシコのアキバ」ことセントロにあるFriki Plaza。
1階部分は携帯電話やタブレットのケースを扱う店が連なり、一見すると日本のアニメ好きが集まるような雰囲気を漂わせてはいないのですが、エスカレータを上がると……
目の前に広がるのは、日本のアニメやゲームの関連グッズを扱う店・店・店。週末ともなると、メキシカンオタクたちの熱気ですごいことになります。
スペイン語訳のマンガを販売する店も。
満を持してオープン。日本人料理人の手がける「アニ飯」屋
Friki Plazaは同じくセントロに第2店舗をオープンするほどの盛況ぶりなのですが、昨年末には、Friki Plaza 2のイートインコーナーに日本人料理人によるMaruhi Crepas y Animeshiが開店しました。
原宿クレープと遊びゴコロ満載のアニ飯を提供するお店です。こちらで腕を振るう吉井さんは、かつて日本でもシェフをし、メキシコシティでレストランを経営していた方。もちろん、味はお墨付き!
ピカチュウ人気はメキシコでも高し。
海賊王に、おれはなる!なチキンは、中に味付タマゴが仕込んである手の込んだ一品です。
イートインスペースではアニメDVDが流れているのですが、撮影時は「火垂るの墓」というチョイス。節子が飢える前でクレープを食べるという……。
Republica de Uruguay 17, Centro, 06000 Ciudad de Mexico