大阪はここ数年スパイスカレーが大人気。カレー好きが高じてスパイスカレーのお店をオープンしたオーナーさんも多く、梅田や難波といったテナント料の高いエリア以外に店を構えているのも特徴。
そんな中、梅田駅(大阪駅)直結のルクアで本格的なスパイスカレーを提供する「旧ヤム鐵道」とそのカスタマイズ方法を実食で体験してきましたのでご紹介します。
大阪駅にある便利な「旧ヤム鐵道」
大阪市中央区の空堀商店街に店を構える「旧ヤム邸」。この3店舗目としてオープンしたのが「旧ヤム鐵道」。
1店舗目、2店舗目が主要駅から離れていて旅行者には利用し辛かったのですが、今回ご紹介する「旧ヤム鐵道」は大阪駅の商業施設「ルクア」の地下。旅行者も気軽に利用できる場所ですので、是非大阪人が愛するカレーのお味をお確かめください!
店内は列車の食堂車のようなイメージ。今では見かけることのなくなったレトロな備品が店内に飾られていますので鉄道ファンは必見ですよ。
月替わりカレーができるまで
「旧ヤム鐵道」のカレーは月替わりで毎月4種類登場します。どうやって決まるかというと、スタッフのコンペ形式。スタッフでコンテストをして「今月のカレー」が決まるんです。
カレーの種類の数で選ぶ
オーダーの仕方はまず、「あいがけ(2種類)」「トリプルカレー(3種類)」「オールがけカレー(4種類)」からチョイス。辛さが違いますので「あいがけ」を選ぶ方を多く見かけます。
「オール」を選ぶと甘いのから辛いのまで全部入りますので、辛いの2種類とか甘いの2種類とか、真ん中2種類とかのように、自分の好みにカスタマイズしやすい「あいがけ」が最も選ばれているのです。
写真は「トリプルカレー(3種類)」。「旧ヤム鐵道」のカレーにはカレーとは別にスープカレー的な「ルゥポット(写真:お皿の奥)」がついてきます。これに関しては次で説明しましょう。
スープカレーの種類とライスを選ぶ
カレーを選んだら、次は「ルゥポット」の選択。基本は「ヤムカレー」なのですが平日は「タイカレー」もチョイスできます。
店員さんに聞くとこの「ルゥポットのヤムカレーは薬膳カレー」と言われますが、そんなに癖はなく筆者は好きです。まぁ、お好みでチョイス。
ライスはターメリックライスか玄米のどちらかを選んでください。
細かくカスタマイズ
例えばこちら。「あいがけ」「ヤムカレー」「玄米」「ライス少な目」「ピクルス大」です。あ、ピクルスが手前に置かれてありますので余計「大」に見えますが、ここまで大きくありません(笑)。
正直このオーダーを隣で聞いていた観光客の方は「難しくてオーダーできない……」と不安そうに同行者につぶやいていました。でも大丈夫。
メニューを見て1つ1つこなし、店員さんの問いかけに答えるだけである程度は出来上がります。あと、ライス少な目とかピクルス大とかは気になった方はオーダーしてみましょう。
食べ方
小さい頃に「カレーを混ぜるのはお行儀が悪い」と言われた方もいるかもしれませんが、「旧ヤム鐵道」のカレーはまぜまぜ。
2種のカレーをまぜまぜしてもいいし、ポットのスープカレーを加えてまぜまぜしてもよし。混ぜることによって味に奥行きが生まれ、違った味も生まれるので一石二鳥!
店内には猫が大阪弁で「食べ方」を説明するの黒板もありますのでご参考に。
細かいですが、スプーンはテーブルに2種類用意されています。真ん丸なのと、楕円形のもの。女性は真ん丸スプーンは食べにくいと思いますので、自分のテーブルに真ん丸スプーンしかない場合は、店員さんにお願いしたら楕円形のスプーンを持ってきてくれますよ。