TRIP'S(トリップス)

【トリップス】全て現地取材
本物の旅人のための旅Tips

琵琶湖で女子が魅了されるなんて…「ミシガンクルーズ」には魅力がいっぱい詰まってた!

琵琶湖ミシガンクルーズ

突然ですが、「琵琶湖」と聞いてなにを連想しますか? 正直、私は訪れてみるまで“日本で一番大きな湖”という印象しかありませんでした……。しかし、琵琶湖の魅力は「うん、やっぱり日本一だけあって大きいなぁ。海みたいだなぁ。」と外から眺めるだけには留まりません。琵琶湖にはとても「◯◯◯◯」クルーズがあったのです! 今回は、その魅力を皆さんにもご紹介したいと思います!

琵琶湖ってどうやって行くの?

まずは行き方からおさらいしましょう。私がクルーズに乗船するために向かったのは大津港。電車の場合は、JR「大津駅」からバスで約5分(京阪バス、江若バス、近江鉄道バス)。車の場合は、名神高速道路「大津IC」から約10分、名神高速道路「京都東IC」から約15分で到着します。

アメリカを感じる“非日常”体験

琵琶湖ミシガンクルーズ

到着するとそこには大きな遊覧船が! こちらが今回乗船する「ミシガンクルーズ」です。「どうして滋賀県でこんなアメリカンな船なんだろう?」と思っていたら、アメリカ・ミシガン州と滋賀県は友好姉妹都市のようですね。国際親善を祈念して「ミシガン」と名付けられ、1982年に就航したそう。

ミシガン・クルーズを運行している「琵琶湖汽船」の当時の社長が、観光の原点である“非日常”をお客様に体験してもらう為に、当時はまだ珍しかった「外国」を琵琶湖に持ってくることを考えついたのだそう。私にとっては船に乗ること自体が非日常な体験ですが、日本にいることを忘れてしまうほどの仕上がりになっている「ミシガン」に興奮しきりです!

琵琶湖ミシガンクルーズ
もうどこをどう見てもアメリカ(実は後ろに日の丸もありますが)。

かつてアメリカ南部ミシシッピ川を就航していた外輪船を模して作られたこの「ミシガン」は、なんとなく見た目をコピーしただけの安っぽい船ではありません。なんと、推進装置はミシガンの特徴でもある赤いパドルのみと言うから驚き。動いていないように感じるのも納得です。

いざ乗船してみると、外装のみならず内装にも木が多く使われていました。他のお客様の関係で写真は撮れませんでしたが、1階はダイニング、2階はカフェ、3階はテイクアウト形式のバーになっています。シャンデリアに絨毯……まるで高級ホテルのような、とても凝った作りにうっとり。

琵琶湖ミシガンクルーズ

琵琶湖の南半分をゆくミシガンクルーズ。しばらくすると、湖のちょうど真ん中あたりに位置する「琵琶湖大橋」が見えてきました。その他にも、近江富士と呼ばれる三上山や比叡山、びわこ大津館(旧琵琶湖ホテル)など琵琶湖周辺の名所も船の上から優雅な気分で眺めることができます。

湖の船に乘るのは初めての体験でしたが、驚くほど静かで中にいると動いていることを忘れてしまうほど。ただただ浮かんでいるような感覚。海とは違うので、揺れが全く無いと言っても過言ではありません(天候にもよりますが)。「船酔いが心配だから……」という方にもオススメです。私が乗船した日はお天気が安定しなかったのですが、それでも、ゆっくりゆっくり、心地よい時間が流れていきます。

シェアするもよし、ひとり占めもよし。「◯◯◯◯」クルーズの答えは?

琵琶湖ミシガンクルーズ

そうしているうちに少し小腹が空いてきました。船内には、ミシガンカレー(1,500円)なるものや、ミシガンポートサンド(1,100円)といった、船にちなんだメニューも取り揃えられています。どれも気になったのですが、その中で私が選んだものは「パドルパンケーキ(12枚/1,600円)」。

なんとフォトジェニックなのでしょう!

しかしこちらのパンケーキ、ただ写真映えするだけのパンケーキではありません。滋賀県産の特A近江米「みずかがみ」の米粉にイチゴやラズベリーを混ぜて焼き上げているので、正真正銘の「近江スイーツ」。そして、同船の赤いパドルをイメージした見た目に、枚数もパドルと同じ12枚まで好きな枚数を注文することができるこだわりよう。ベリーやカスタードのアングレーズソースが更に可愛らしく、「一体この人はいつパンケーキを食べるのだろう?」と思われてしまいそうなほど、たくさん写真を撮ってしまいました。

琵琶湖ミシガンクルーズ

「さすがにこんなに食べきれないよ〜」と思ったそこのあなた。安心してください、1枚からでも注文できますよ(500円/追加1枚につき+100円)。と言っても、見かけによらず甘さ控えめで食べやすい。米粉を使用すると固くなってしまいがちなのに、食感はふわふわもっちり。見た目はもちろん、口に含んでからもシェフのこだわりがしっかりと感じられました。1枚1枚丁寧に手焼きしているところに美味しさの秘密が隠されているのかもしれません。かわいいだけでは終わらない、実力派スイーツです。

「◯◯◯◯」の答えはもうおわかりですね! そう、ミシガンクルーズは、とても「美味しい」クルーズ。皆さんも一度足を運んで、日本一だけじゃない琵琶湖の魅力を味わってみてください。

大津港<琵琶湖汽船本社>
■乗船できるクルーズ
ミシガンクルーズ、ぐるっとびわ湖島めぐり、湖南航路高速船クルーズ

■電車
京阪「浜大津駅」下車徒歩約3分
JR「大津駅」からバスで約5分(京阪バス、江若バス、近江鉄道バス)
■車
名神高速道路「大津IC」から約10分
名神高速道路「京都東IC」から約15分

琵琶湖 ミシガンクルーズ
■MICHIGAN80(80分コース)
料金:大人2,780円/学生2,260円/小人1,390円
時間:10時〜/11時40分〜/13時30分〜/15時10分〜
■MICHIGAN60(60分コース)
料金:大人2,260円/学生1,850円/小人1,130円
時間:16時45分〜

■MICHIGAN NIGHT(150分コース)
料金:大人2,980円/学生2,470円/小人1,490円
時間:18時30分〜

大津港以外の時刻表・冬季時刻表はこちら
公式HPはこちら

豆知識:「急がば回れ」の語源

最後にちょこっと豆知識。ことわざ「急がば回れ」の語源となったのが琵琶湖ということはご存知でしょうか?

江戸時代初期につくれらた笑話集「醒睡笑(せいすいしょう)」に書かれていたのが始まりだそう(ふむふむ)。江戸から東海道を通って大津に行く場合、船で湖の直線距離を横断してしまう方法が一番早いのですが、当時は船が遅れたり、山から吹く突風で転覆したりといった危険があり、“湖畔を歩いた方が安全だ”と考えたんだとか(ひえ〜)。そこから「急がば回れ」という言葉が生まれたのですね。紐解いていくとおもしろい! 果たして江戸の人はどれだけの距離を歩いたのか……琵琶湖の大きさを考えると恐ろしくなります。「ミシガン」に乗って優雅に対岸まで渡れる今の時代に生まれてよかった〜とホッとした私は、ドラマであるような江戸時代にタイムスリップ!なんてことになったら、すぐに力つきることでしょう。よかった、パンケーキにうっとりできる時代で。

この記事を書いた人

伊志嶺麻彩

伊志嶺麻彩フリー編集者・ライター

日本大学芸術学部で写真学科を専攻後「旅写真」に魅了され、フリーランスに。気ままに海外を旅しながら、撮ったり書いたりしています。好きなことを通して、世の中とゆるやかに心地よく共存していきたいです。