「冬を楽しみたい! でも、スキー以外も楽しみたい!」岩手県の名峰・岩手山を望む「雫石(しずくいし)プリンスホテル」は、そんなワガママを叶えてくれる場所です。一歩外へ出れば、パウダースノーが輝く白銀の世界。しかし、一歩室内へ戻れば、地元の滋味が並ぶブッフェと、雪見露天風呂の温もりが待っています。アクティブに動いたあとは、雪を「眺め、味わい、癒やされる」。そんな、雫石での滞在スタイルをご紹介します。
世界が認めた絶景と癒しのスノーリゾート「雫石プリンスホテル」

画像提供:雫石プリンスホテル
岩手県の屋根、標高2,038mの「岩手山」の懐に抱かれた雫石プリンスホテル。世界トップレベルの雪と日本の原風景が融合した、東北を代表するマウンテンリゾートです。
1993年の「アルペンスキー世界選手権」は、アジアで唯一、ここ雫石で開催され、今も伝説として語り継がれています。2025年にスキー場は開業45周年、ホテルは開業35周年という大きな節目を迎えました。 長年培われた質の高いホスピタリティと、世界基準のコーススペックを兼ね備えた、格式あるリゾートとして今なお親しまれています。

CATで山頂に上り記念撮影
さらに、この後で詳しく紹介しますが、ゴルフ場を利用したスノーシュー体験、CAT(雪上車)に乗って山頂へ行く絶景ツアーなど、スキー板を履かなくても冬を存分に楽しめます。
冬以外も春は 近隣の「小岩井農場」の一本桜や、残雪と緑のコントラストが美しい季節。夏は、 標高の高さを活かした涼しい気候。ロープウェーで行く「空中散歩」や星空観察が人気。秋は 山全体が燃えるような赤と黄色に染まる紅葉。ロープウェーから見下ろす圧巻の紅葉と、一年を通じて豊かな自然を楽しめます。
東北新幹線「盛岡駅」から、宿泊者専用の無料送迎バス(予約制)で約50分と、アクセスの良さも国内外から観光客が訪れる理由のひとつです。
岩手の伝統とモダンが融合した高層階のプレミアム空間

滞在をより上質なものにするなら、改装された8階・9階のスーペリアフロアがおすすめ! お部屋に一歩足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは岩手の自然をモチーフにした柔らかなデザイン。足元のカーペットは、岩手県の県花である「キリ」と可憐な山野草をイメージして誂えられています。

細部にも「岩手の手仕事」が散りばめられています。
ミニバーには、岩手が世界に誇る「南部鉄器」の茶器とドリップポッド。落ち着いた藍色が美しい「岩手の藍染」のクッションが、くつろぎの時間を演出。 ロゴ入りのオリジナル部屋着に細やかなホスピタリティが感じられます。
滑る人も滑らない人も楽しめるスノーアクティビティ
ホテル隣接の雫石スキー場最大の魅力は、スキーヤー・スノーボーダーはもちろん、スノートレッキング派や絶景だけを楽しみたい派も主役になれる多彩な選択肢です。
滑る

多くのスキーヤーやスノーボーダーがパウダースノーを求めて訪れています。
初心者でも安心して練習できる緩やかなロングコースから、中上級者がパウダースノーを堪能できるエリアまで、バリエーション豊かなコースが揃っています。レベルを問わず、誰もが自分に合ったスタイルでスキーやスノーボードを満喫できます。
歩く

「スキーは難しそう」という方には、スノーシューがおすすめ。専用の道具を履いて一歩踏み出せば、普段は入れない深い森の中も自由自在に歩けます(ウエアや道具はレンタルあり)。
野生動物の足跡を見つけたり、足跡ひとつない雪原を進んだり。慣れない私は転んだり、雪の中に足が埋まったり…と大騒ぎ。でも、ガイドの人たちが優しくアシストしてくれたので、最後まで楽しく過ごせました。一度体験するとクセになりますよ!
登る

日が昇る前に出発します。
ノンスキーヤーでも楽しめるCAT(雪上車)ツアー。CATに揺られて一気に山頂付近へ。そこには、限られた人しか見ることができない圧倒的な白銀のパノラマが広がり、お天気が良ければ白い世界を紅く染める日の出を見ることもできます。

画像提供:雫石プリンスホテル
滑る人はそこからノートラックの雪面を楽しみ、滑らない人は絶景を堪能してそのまま下りてくる。そんな自由な楽しみ方が可能です。しかも、こちらのコースは普段滑ることができない「アルペンスキー世界選手権」で使用されたコース。多くの名プレイヤーと同じ場所を滑り降りることができる絶好の機会です!
ととのう

今シーズンから新たに登場したのが、雪原の中で楽しむ「テントサウナ」(要事前予約)。薪ストーブの熱気で体の芯までポカポカに温まったら、一歩外へ。

キーンと冷えた冬空の下、ととのい椅子で雪景色を眺めながらリラックスするのは至福のひとときです。さらに思い切って、ふかふかの雪の中へそのままダイブ! 雪国でしかできない、刺激的で贅沢な「ととのい」体験を楽しんじゃってください。
雪見露天と錦鯉に癒やされる「高倉温泉」

アクティビティで心地よく疲れた体を待っているのは、自家源泉の「高倉温泉」です。ここの露天風呂は、一度入れば忘れられない唯一無二のロケーション。しかも、温泉は植物由来の有機物を多く含む、世界でも希少な「モール泉」。とろりとした肌触りが特徴で、美肌の湯としても知られています。
こちらの最大の特徴は、内湯(湯船)がなく、開放感あふれる露天風呂のみという造り(洗い場は屋内に完備)。もちろん、しっかりとした屋根があるので雪の日でも安心です。 目の前に広がるのは、真っ白な雪に囲まれた大きな池。その中を色鮮やかな錦鯉たちが優雅に泳ぐ姿は、まさに日本情緒あふれる光景。湯船に浸かりながら、ふと鯉と目が合う……そんな不思議で贅沢な体験ができるのも、ここ雫石プリンスホテルならではです。

夜になると池周辺がライトアップされ、景色はさらに幻想的に。池にリフレクションする雪景色は息をのむほど美しく、忘れられない思い出となることでしょう。
岩手の豊かな大地を食す「美食体験」

今シーズンからアプレスキー(フランス語でスキーの後)を楽しむ施設がスタート
雫石プリンスホテルでのディナーは、その日の気分やスタイルに合わせて選べる多彩なラインナップが魅力です。
選べる2つのメインレストラン

画像提供:雫石プリンスホテル 前沢牛と岩手短角牛の食べ比べコース
落ち着いた雰囲気で食事を楽しみたい人は、フランス料理「こぶし」がおすすめ。「いわて牛」や「いわて短角牛」といった岩手を代表するブランド牛をメインに、洗練されたコース料理が堪能できます。一方、三陸の海の幸や地元の旬の野菜など、”岩手のおいしさ”を一度に心ゆくまで味わいたいなら、活気あふれるブッフェレストラン「プリンスルーム」が最適でしょう。

今回、私は「プリンスルーム」で朝食ブッフェをいただきました。目の前でスタッフが一つひとつ丁寧に握ってくれるおにぎりに感動! 炊きたての岩手県産米を、お好みの具材で握ってもらう贅沢。海外のお客さんも喜んでいました。 他にも、郷土料理の「せんべい汁」や、近隣にある「小岩井農場」の濃厚な牛乳、大谷翔平選手が「世界一おいしい」と絶賛した「岩泉ヨーグルト」など、岩手の恵みが勢揃い。窓の外に広がる雪景色を眺めながらいただく岩手の味は、忘れられない旅の1ページになりました。
幻想的な「かまくら食堂」でしゃぶしゃぶを

冬の特別なお楽しみとして、今シーズンから「かまくら食堂」がスタート。夕食はこちらでいただきました。

真っ白なかまくらの中でいただく温かいしゃぶしゃぶは格別です! 熱々のいわて牛や杜仲茶ポークを、地元が誇る「ベアレンビール」と一緒に。冷たいビールと温かいお肉の対比は、冬の雫石でしか味わえない至福のペアリング!
歴史が薫るナイトバー「オーストリアハウス」

夜が深まったら、今年からナイトバーとして営業を開始した「オーストリアハウス」へ。ここは1993年のアルペンスキー世界選手権でオーストリアチームが実際に使用した、歴史あるログハウスです。
メニューには、小岩井農場の乳製品や、「にっぽんの宝物グランプリ世界大会」で金賞に輝いた「岩手短角和牛セシーナ(熟成生ハム)」など、岩手の至宝とも言える逸品が揃います。ホットワインやアップルワインを片手に、大人な冬の夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
気軽に楽しめる「グルメストリート」

「今日は遊び疲れたから、お部屋でゆっくりしたい」という人は、キッチンカーが並ぶ「グルメストリート」へ。ローストビーフの握り寿司や特製のお弁当などが購入できます。

「岩手短角和牛やわらか煮弁当」
誰にも邪魔されず、プライベートな空間で地元の味を楽しめるのが嬉しいですね。
「何もしない」という贅沢さえ叶う、冬の特等席
スキーをしなくても、これほどまでに冬を深く、贅沢に味わえる。それが雫石プリンスホテルの「大人な雪遊び」です。
アクティブに雪原を駆け抜けるもよし、伝説のコースで日の出を仰ぐもよし。あるいは、温かい部屋で南部鉄器の茶器を愛でながら、刻一刻と表情を変える岩手山をただ眺める。そんな過ごし方さえ、ここでは最高の旅のコンテンツになります。
温泉で錦鯉と出会い、かまくらで美食に舌鼓を打ち、歴史あるログハウスで夜更けまで語らう。次の冬は、ただ「滑る」だけではない、あなただけの新しい雪国の物語を見つけに、岩手・雫石へ出かけてみませんか。
取材協力:雫石プリンスホテル
※2026年1月の情報です。
●雫石プリンスホテル
岩手県岩手郡雫石町高倉温泉
電話:019-693-1111




