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    今年も開催!三溪園で味わう園芸文化の粋「菊花展」
    日本

    三渓園 菊花展

    旅の達人ロゴ
    三渓園には様々なイベントが存在します。
    中でも特筆すべきは、「菊花展」。

    chrysanthemum
    chrysanthemum / naitokz

    chrysanthemum
    chrysanthemum / naitokz

    2014年は10月26日(日)~11月23日(日)に開催されます。
    横浜 三溪園 – Yokohama Sankeien Garden – | 催物のご案内

    そんな菊花展について、三渓園スタッフよりご寄稿いただいています。

    三溪園で味わう園芸文化の粋

    羽田さん ■今回の旅の達人
    羽田 雄一郎氏
    山梨県出身。世界遺産に登録された富士山の麓で育つ。
    明治大学農学部卒業後、三溪園に勤務し15年目になる。現在は鎌倉市に在住。

    四季折々の花とイベントが魅力の三溪園。
    今回は数あるイベントの中でも特に歴史が深いものをご紹介します。
    東京オリンピックが開催された昭和39年から毎年開催されている菊花展です。
    菊といえば少し古いイメージがあるかもしれませんが、
    その歴史や技術を知れば魅力を感じることができるのではないでしょうか。

    例えば、懸崖作り(けんがいづくり)。
    小さな花を同時に無数に咲かせるもっとも豪壮な仕立て方。
    縦2m×横1mにもなる大きな花の集合体は、たった1本の苗から作られているのです。
    作成におよそ13ヶ月を要し、花が一面に咲き揃うよう、光の当たり方まで計算しつくされています。
    三渓園
    懸崖作り(けんがいづくり):菊花展ではもっとも大きな作品。
    菊花展でもっともポピュラーな大菊。厚物(あつもの)、管物(くだもの)、一文字(いちもんじ)など、様々な色や形が楽しめる。
    菊花展
    菊花展の中で、玄人好みの花は江戸菊と古典三菊。
    江戸菊は元禄時代に始まり主に江戸を中心とした地域で発展しました。
    開花が進むにつれて花がねじれるように変化するのが特徴で、
    明治時代から大正時代には、その変化する様から狂菊、芸菊などと呼ばれました。
    古典三菊は、伊勢の松阪地方で発達した伊勢菊、京都の嵯峨地方で栽培が続けられてきた嵯峨菊、
    肥後熊本藩主が栽培を奨励した肥後菊を総称したものです。
    これらの花が江戸時代から脈々と受け継がれてきたことを想うと、園芸文化の奥深さを感じることができるのです。
    江戸菊
    江戸菊(えどぎく):この花びらがやがてねじれるように変化していく。
    肥後菊
    肥後菊(ひごぎく):肥後熊本藩8代藩主細川重賢公が、藩士の徳性向上の一助として栽培を奨励した。
    そして、毎年多くの来園者が驚きとともに、その繊細なつくりに感動するのが小菊盆栽です。
    岩に根を下ろし樹齢を重ねた老松や、武蔵野の面影を残す雑木林など、いずれもまさに盆栽そのもの。
    「これが菊か」と感嘆の声をあげる方も少なくありません。
    何十年もかけて自然が創りだす景色をたった1年間で作り上げる技術と菊の表現の豊かさが伝わります。

    横浜に住む菊の愛好家たちが1年間たゆまず栽培を続け、約500点に及ぶ菊花を園内に展示する三溪園菊花展。
    100年の歴史を刻む日本庭園で園芸文化の歴史と芸術に触れてみてはいかがでしょうか。
    小菊盆栽

    ※このコンテンツは、tripro「旅の達人」を再編集したものです。

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