「世界一周」。
留学を必修化する大学が増えてきたり、LCCの参入により、学生にとって『海外旅行』、ひいては『世界一周』がより身近になりつつありますよね。旅をテーマに活動する学生団体や、ヒッチハイクをfacebookにアップする学生が増えています。
自分も、死ぬまでにいつかは世界一周してみたい!と感じています。
でも、実際に世界一周を考えるといろんな不安や疑問がよぎりませんか?
「お金って実際はいくらくらいかかるんだろう?」
「旅行中、お金のやりくりって実際にどうしてるんだろう?」
「ホテルの手配って、事前にしておくのか?」
そして、世界一周して感じたことは一体どんなことなのでしょうか。
そんな不安や疑問には、実際に世界一周を経験した方にお話を伺うのが1番。
今回は、そんな世界一周願望のある学生さん向けの海外フェス『世界一周した人が語る 地球の歩き方』主催の、株式会社DYMの品川さんにインタビューをさせていただきました。
世界一周経験者に「実際に会える」イベント
―今回のイベントでは、どんなことを行うのですか?
第1弾では海外インターンや海外ボランティア、
第2弾では世界一周、
第3弾では留学生交流、
第4弾では海外で働く、
と4つのテーマでイベントを企画しました。
―『世界一周した人が語る 地球の歩き方』は第2弾のイベントにあたるのですね。この最大の魅力を教えてください。
第2弾は、旅という同じ興味を持つ学生と交流出来ること、世界一周経験者と交流出来ることです。
また、イベントの形式が講演という形ではないということです。
―講演形式では無いというのはどういうことですか?
講演というと、どうしても一方的に話をしてしまうので、海外フェスでは避けたいと考えていました。
旅という共通の興味のテーマで集まって頂くので、交流会という形式を大事にしたいと思っています。
―今回はどんな世界一周経験者が参加するのでしょうか?
杉本篤彦さんと鈴木貴巳さんです。
another life 杉本篤彦さんの人生インタビュー
金無し大学生 世界一周の旅 鈴木貴巳さんブログ
『世界』をより身近に
―第1弾は盛況だったと伺いました。第2弾は世界一周経験者ということですが、なぜこのテーマにしたのですか?
世界一周は、海外に興味のある方なら、誰もが夢見ることではないかと思います。
しかし、実際には周囲に世界一周経験者なんて、なかなかいません。そこで、そういった方々をお呼びして交流する機会をつくれば、参加者にとって『世界』をより身近に感じられるのではと思い、テーマとして取り入れました。
―しかし、旅をする大学生が増えて、『就活ネタ作り旅行』と揶揄されたり、『就活生の旅エピソードは、中身が無いから辟易する』という人事の方も増えている中、どう感じますか?
旅のエピソードを語ること自体は、悪いことではないと思います。
大切なのは、世界一周が『目的』になっているか、何かを達成するための『手段』なのかでそのエピソードの評価が大きく変わってくると思います。
そういう意味で、今回のイベントでは、ただ世界一周した人をお招きするのではなく、その経験が糧となった方に来ていただくので、「そもそも旅ってなんだろう」という事を考えられるという点でもいい機会になるのではと思います。
海外勤務、そして出勤1日で玉砕
―品川さんは会社では渉外担当と伺っています。そもそも、なぜそんな品川さんが海外フェスを担当することになったのですか?
まず自分が、学生団体さんと一緒にお仕事をさせて頂いた時に、『イベント』って本当に人を感動させるものだなと体感して、自分も作ってみたいと思ったのがきっかけです。
―なるほど!最近イベント系学生団体も増えていますよね!海外の要素はなぜ、取り入れようと考えたのですか?
自分の留学経験の影響ですね。
―というと?
僕は、去年サンフランシスコのイベントアプリ開発を行っている企業にイベントプロモーター(※)として参加させて頂きました。
※イベントプロモーター
イベントの紹介や、販売戦略などを担当します。
―語学留学ではないのですね。なぜでしょうか?
英語を使った仕事をしたいと思ったので、英語×仕事という環境に身を置きたいと思いました。
しかし、最初のミーティングで、英語が飛び交う環境に圧倒され、日常会話レベルでは到底太刀打ち出来ないことを痛感しました。
出勤1日目で、自分のプライドが粉々に砕かれましたね(笑)
悔しかったですね・・・
でも、せっかくサンフランシスコまで来たので爪痕でも良いから何か残さなければと思ったんです。
―留学先で「自分の英語ってそこまで通じない」と思う経験は、誰もが通る道ですね(笑)それからどうしたんですか?そこが大事ですよね!
綺麗な英語を使うのをやめました!
当時の僕の英語力では、流暢な英語でバリバリ仕事をするのは無理だと思ったので、自分の意思を伝えることを優先しました。英語は拙いですが、確実に自分のアイディアや意見が伝わるようになってからは、周りの反応が変わりました。
―大きな変化ですね。
そうですね、信頼されるようになったのは大きな変化でしたね。
サンフランシスコまで来て、作業だけで終わらせたくなかったので!
―その経験から、海外というテーマを取り入れたかったというわけですね?
そうですね、自分が知らない世界の話を聞けたという体験を提供したいと思いました。
また、『海外』の敷居をもっと下げたいですね!
参加した方には、世界を経験する機会は意外と身近にあるんだ!ということを感じてもらえればと思っています。
―ちなみに、第3弾、第4弾はどんなことをやるのかを少しだけ教えてください!
第3弾は、「留学」をテーマに、異文化を受け入れるコツや、日本に来た留学生に日本で困っていることなどをお話しして頂きたいと考えています。
第4弾は、「海外で就職する」をテーマに、海外で働くために本当に必要なことや、海外で働くとはどういうことなのかなどをお話して頂きたいと考えています。
しごとの窓口とは
―品川さんの働いていらっしゃる『しごとの窓口』は普段どんなことを行っているのですか?
『しごとの窓口』では、主に就活生向けにES添削や面接対策、企業紹介といった就活サポートを無料で行っています。
また、企業様、学生団体様との共同イベントの開催や、ミーティングスペースやイベントスペースとしての店舗貸し出し等も行っております。
―品川さんは、『しごとの窓口』でどんなお仕事をされているのですか?
基本的には、お店を皆様に利用して頂く為の渉外活動をしています。具体的には、今回の海外フェスのように、外部学生との共同イベント企画から開催までを行うことも多くなりました。
世界一周経験者の秘密に迫りたい
自分が、初めて世界一周経験者に出会った時のこと。自分とそこまで年齢差が無いけれど、腹の据わり具合や人脈などが圧倒的という印象を受けました。それまでほとんど興味を抱いてこなかった『世界一周』に、自分がここまで興味を持つとは、思ってもみなかったことでした。
今回のイベントは、学生時代に世界一周を成功させた方がいらっしゃいます。また人生観が変わるのではないかと期待し、参加してみようと思います。
ぜひ、皆さんも参加してみてはいかがでしょうか?
第1弾
日時:2014年11月7日
第2弾
日時:2014年11月21日
第3弾
日時:2014年12月5日
第4弾
日時:2014年12月19日
時間:19時~21時30分
場所:東京都豊島区西池袋3-32-5 イマス立教ストリートスクエア1階 『しごとの窓口』
世界一周した人が語る地球の歩き方 イベントページ