ベトナム・サパ「少数民族の村」。つい130年前に地図に記された秘境とは?
ベトナム

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ベトナムというと、たくさんのバイクが走っているエネルギッシュなイメージがありますよね。
しかし、ベトナムにも雄大な自然やエキゾチックな魅力を持つ街があります。

東南アジアの旅行に食傷気味の方に特にオススメの、ハノイから約6時間、中国とベトナムの国境付近に位置する秘境サパを紹介致します。

雲の上の街

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サパは標高1,600mに位置する街です。そのため雲は頭上ではなく、足下に見えるんです。

サパが認識されベトナムの地図に表記されるようになったのは今から約130年前といわれていますが、確かに雲の上に本当に街があるなんて、想像できないですよね。

早朝は特に雲が濃いので、少し早起きして外にでると雲海の絶景をみることができます。

カラフルな人が街中に

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サパにはたくさんの少数民族が暮らしています。この写真は、花モン族の方達です。

花モン族の民族衣装はカラフルで可愛いですよね。この模様はすべて刺繍で作られています!

他にも、白モン族、黒モン族、赤ザオ族などが暮らしています。着ている民族衣装の色合いで、何族の人なのかわかるのが面白いところです。(白モン族は白、黒モン族は黒、赤ザオ族は赤)

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市場に行くと様々な民族の人がお買い物をしています。これはバックハー市場。

バックハー市場はバイクで行くには少し遠いですが、サパからのツアーを利用すると簡単に行くことができます。

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ちなみに、男性は普通の服を着ていました。一生懸命見ているのは、なぜか文鳥。

世界の最も美しい棚田11選

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ふと崖の下をみると、数百段の棚田が一面にあります。この棚田は「世界の最も美しい棚田11選」に選ばれています。

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私は4月に訪れたので、田んぼに水を入れている時期でした。棚田によって、急な斜面でも稲作ができるようになっただけではなく、山の洪水や地滑りにも役立っているとか。

少し歩けば大自然

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山の方では、水牛が普通に歩いています。農業のために飼われている水牛もいますが、これはおそらく野生の水牛。ゆっくりした動きで、おとなしいので安心して見ていることができます。

サパのグルメはお茶

サパでは、都心部と同じようなベトナム料理を食べることができます。唯一違うのは、お茶でした。

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このシナモンティーは、お茶の中にシナモンステッィクが直接入っています。こんな風に、スパイスが直接入っているお茶をサパでは飲むことができます。色々なスパイスを調合したお茶もあり、お店によってメニューも味も違います。サパは時期によっては、結構寒いので冷えたときはお茶を飲みにいくと良いかもしれません。

サパへの行き方

ハノイからのバスを利用すると便利です。ハノイ市街のいたるところにバスチケットを取り扱っているお店があるので、何店舗かまわって相場をつかむことができたら簡単に買えます。

バスの申込みをするとホテルの近くまで迎えにきてくれるので楽ちんです。

 

ベトナムを訪れる機会のある方は、ぜひサパまで足を伸ばしてみて下さい。都心部で知ることのできないベトナムの新しい魅力を見つけることができますよ!

ベトナム サパ

この記事を書いた人

RIRI

RIRI

1992年新潟県生まれ。 人文地理学を専攻してました。 今は社会人。最近の旅行は離島がマイブーム。 旅先で海や川を全力で楽しむためにも、 今年こそ泳げるようになるぞ!って毎年思ってます。

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